HOME 国内

2025.01.19

リオ五輪5000mファイナリスト・上原美幸が最後の駅伝に出場 3月の鹿児島マラソンが引退レース
リオ五輪5000mファイナリスト・上原美幸が最後の駅伝に出場 3月の鹿児島マラソンが引退レース

19年MGCの会見であいさつする上原美幸

1月19日に行われた選抜女子駅伝北九州に、上原美幸(鹿児島銀行)が所属チームで出場する最後の駅伝として2区に出場した。

上原は1995年生まれの29歳。鹿児島・ 皇徳寺中から陸上を始め、鹿児島女高では1年目からインターハイ3000mで9位に入るなど有望選手として注目を集めた。翌年には世界ジュニア選手権3000mで8位入賞をはたしたほか、インターハイでは2種目入賞、都道府県対抗女子駅伝は1区区間賞と世代トップの選手へと成長する。

高校卒業後は第一生命グループに入社。15年のホクレンディスタンス5000mで15分21秒40とリオ五輪の参加標準記録を突破すると、翌年の日本選手権で6位に入り、日本代表の座をつかんだ。

広告の下にコンテンツが続きます

リオ五輪本番では予選で大逃げを打つと15分23秒71の7着に入り、日本勢でただ1人決勝に進出。決勝でも序盤で先頭を引っ張るなど15位ながら見せ場を作った。

翌年のロンドン世界選手権では10000mに出場。18年にマラソンに挑戦し、東京五輪の選考会だった19年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にも出場している。

その後は体調不良などにも苦しみレースから遠ざかると、21年6月末に第一生命グループを退社。夏からは地元の鹿児島銀行で競技を続行し、プリンセス駅伝などに出場した。

昨年のプリンセス駅伝終了後に自身のSNSで引退を表明し、年末には入籍も発表していた。最後の駅伝は、3.8kmの2区で12分45秒の区間8位という成績だった。引退レースは3月2日の鹿児島マラソンを予定している。

1月19日に行われた選抜女子駅伝北九州に、上原美幸(鹿児島銀行)が所属チームで出場する最後の駅伝として2区に出場した。 上原は1995年生まれの29歳。鹿児島・ 皇徳寺中から陸上を始め、鹿児島女高では1年目からインターハイ3000mで9位に入るなど有望選手として注目を集めた。翌年には世界ジュニア選手権3000mで8位入賞をはたしたほか、インターハイでは2種目入賞、都道府県対抗女子駅伝は1区区間賞と世代トップの選手へと成長する。 高校卒業後は第一生命グループに入社。15年のホクレンディスタンス5000mで15分21秒40とリオ五輪の参加標準記録を突破すると、翌年の日本選手権で6位に入り、日本代表の座をつかんだ。 リオ五輪本番では予選で大逃げを打つと15分23秒71の7着に入り、日本勢でただ1人決勝に進出。決勝でも序盤で先頭を引っ張るなど15位ながら見せ場を作った。 翌年のロンドン世界選手権では10000mに出場。18年にマラソンに挑戦し、東京五輪の選考会だった19年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にも出場している。 その後は体調不良などにも苦しみレースから遠ざかると、21年6月末に第一生命グループを退社。夏からは地元の鹿児島銀行で競技を続行し、プリンセス駅伝などに出場した。 昨年のプリンセス駅伝終了後に自身のSNSで引退を表明し、年末には入籍も発表していた。最後の駅伝は、3.8kmの2区で12分45秒の区間8位という成績だった。引退レースは3月2日の鹿児島マラソンを予定している。

【動画】16年リオ五輪5000m決勝で先頭を引っ張った上原

【画像】入籍を発表した上原美幸

次ページ:

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top