HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.10.19

立教大・髙林監督「結果が出て納得感はあります」 通過校指揮官コメント/箱根駅伝予選会
立教大・髙林監督「結果が出て納得感はあります」 通過校指揮官コメント/箱根駅伝予選会

第101回箱根駅伝予選会でトップ通過を果たした立教大の髙林祐介駅伝監督

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が初のトップ通過を果たした。2位・専大と8位・東京国際大が2大会ぶりに本戦に返り咲き、11位の東農大は1秒差の次点で涙を飲み、上位候補だった東海大が14位に沈む波乱もあった。

以下、レース後の予選通過10校の指揮官のコメントを紹介する。

広告の下にコンテンツが続きます

1位 立教大 髙林祐介駅伝監督
「本戦の切符を取れたのが一番。初めてですしホッとしました。トップ通過についてはよく頑張ってくれた。シード権を目指すと学生たちが言っていて、そのためには予選会で上位で戦わないといけないと言っていたので、ようやくスタートラインに立てました。自分にとっても、選手にとっても結果が出て納得感はあります」

2位 専大 長谷川淳監督
「前回は落ちていて、また長い期間を空けると戻ってくるのが大変になるので、今年に懸ける思いは強かったです。ただ、去年は大敗したので、戦前は選手たちのメンタルが心配でした。今回は全体がスローだったので、うまく流れに乗れて走ることができました。手応えを持っていた後半はもとから上げていく作戦でした」

3位 山梨学大 大崎悟史駅伝監督
「みんなが頑張ったと思います。終盤良く踏ん張ってくれましたし、チームの2番目に1年生が入ってくれました。ホッとしましたね。選手たちが本当に頑張ってくれていて、その子たちを伸ばそうという一心でやっています。本戦はどう戦うかは白紙で、今日のところだけ喜んで、明日からまた頑張りたいです」

4位 日体大 玉城良二駅伝監督
「4位通過は良かったと思っています。もう少し通過はギリギリになると終盤は見ていました。集団走が割とばらけてしまい、後半崩れるのが例年よりも早かった。暑さにやられているのかと心配していました。チームの8、9番目を走っていた石川龍芽(4年)が17km過ぎで転倒しながらも、急に回復したかのようにラストスパートをしてくれました」

5位 中央学大 川崎勇二監督
「(吉田礼志は)留学生と行くと言っていたのですが、自分の判断で引いたので、結果的に良かったと思います。全体的にうちのペースが遅かったので、少し心配でした。ここ数年は後半にどんどん落ちていくパターンだったので、今年は15km以降を頑張るように指示をしていました。そのとおりやってくれて、後半である程度カバーができました」

6位 中大 藤原正和駅伝監督
「10位までに入れば全然OKだと話していました。選手は満足していないと思いますが、厳しい条件の中で走り抜いてくれただけで十分です。本来走らなければいけなかった選手が戻ってくると、戦力に厚みが出るので、全日本大学駅伝は3位以内、箱根本戦は総合3位以内、あるいは総合優勝への布石を打てるような戦いを残りの期間でやっていきたいです」

7位 日大 新雅弘駅伝監督
「ホッとしました。9~12番という感じで思っていたので、よく7番に入ってくれました。全員が総合力で頑張ってくれました。暑さに関してはもう我慢比べ。去年と比べたら力は弱いですが、選手が箱根に出たい気持ちが強かったです。本戦に向けては普段通りに練習して、シード争いをしたいと思っています」

8位 東京国際大 中村勇太ヘッドコーチ
「(リチャード・エティーリは)暑さは苦手にしていませんが、限界まで追い込むようなことはやってきていません。今年は痛みをこらえつつも、最後まで必死に走ってくれました。予選会をしっかり突破することに全力を注いできました。厳しい条件でしたが、学生たちの底力をしっかりと見れたので、本戦でもシード権を獲得したいと思います」

9位 神奈川大 中野剛駅伝監督
「よくもちこたえてくれました。みんな頑張ってくれたのですが、酒井健成(3年)が一番の殊勲で、ペースをコントロールしてくれました。チーム内10番でゴールした中野蒼心(3年)も3回吐いて大ピンチでしたが、結果が出たときは感想も何もない感じでした。良く耐えたなとしかありません」

10位 順大 長門俊介駅伝監督
「正直、ホッとしています。スタートから思うようにいかないレース展開で、走ってほしい主力も前半から乗れず、後ろの方も苦しんでいる感じでモヤモヤしたレースになりました。ただ、選手たちにはとにかく1秒が大事だということを言い続けてきました。その結果、最後はみんなが頑張ってくれました」

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が初のトップ通過を果たした。2位・専大と8位・東京国際大が2大会ぶりに本戦に返り咲き、11位の東農大は1秒差の次点で涙を飲み、上位候補だった東海大が14位に沈む波乱もあった。 以下、レース後の予選通過10校の指揮官のコメントを紹介する。 1位 立教大 髙林祐介駅伝監督 「本戦の切符を取れたのが一番。初めてですしホッとしました。トップ通過についてはよく頑張ってくれた。シード権を目指すと学生たちが言っていて、そのためには予選会で上位で戦わないといけないと言っていたので、ようやくスタートラインに立てました。自分にとっても、選手にとっても結果が出て納得感はあります」 2位 専大 長谷川淳監督 「前回は落ちていて、また長い期間を空けると戻ってくるのが大変になるので、今年に懸ける思いは強かったです。ただ、去年は大敗したので、戦前は選手たちのメンタルが心配でした。今回は全体がスローだったので、うまく流れに乗れて走ることができました。手応えを持っていた後半はもとから上げていく作戦でした」 3位 山梨学大 大崎悟史駅伝監督 「みんなが頑張ったと思います。終盤良く踏ん張ってくれましたし、チームの2番目に1年生が入ってくれました。ホッとしましたね。選手たちが本当に頑張ってくれていて、その子たちを伸ばそうという一心でやっています。本戦はどう戦うかは白紙で、今日のところだけ喜んで、明日からまた頑張りたいです」 4位 日体大 玉城良二駅伝監督 「4位通過は良かったと思っています。もう少し通過はギリギリになると終盤は見ていました。集団走が割とばらけてしまい、後半崩れるのが例年よりも早かった。暑さにやられているのかと心配していました。チームの8、9番目を走っていた石川龍芽(4年)が17km過ぎで転倒しながらも、急に回復したかのようにラストスパートをしてくれました」 5位 中央学大 川崎勇二監督 「(吉田礼志は)留学生と行くと言っていたのですが、自分の判断で引いたので、結果的に良かったと思います。全体的にうちのペースが遅かったので、少し心配でした。ここ数年は後半にどんどん落ちていくパターンだったので、今年は15km以降を頑張るように指示をしていました。そのとおりやってくれて、後半である程度カバーができました」 6位 中大 藤原正和駅伝監督 「10位までに入れば全然OKだと話していました。選手は満足していないと思いますが、厳しい条件の中で走り抜いてくれただけで十分です。本来走らなければいけなかった選手が戻ってくると、戦力に厚みが出るので、全日本大学駅伝は3位以内、箱根本戦は総合3位以内、あるいは総合優勝への布石を打てるような戦いを残りの期間でやっていきたいです」 7位 日大 新雅弘駅伝監督 「ホッとしました。9~12番という感じで思っていたので、よく7番に入ってくれました。全員が総合力で頑張ってくれました。暑さに関してはもう我慢比べ。去年と比べたら力は弱いですが、選手が箱根に出たい気持ちが強かったです。本戦に向けては普段通りに練習して、シード争いをしたいと思っています」 8位 東京国際大 中村勇太ヘッドコーチ 「(リチャード・エティーリは)暑さは苦手にしていませんが、限界まで追い込むようなことはやってきていません。今年は痛みをこらえつつも、最後まで必死に走ってくれました。予選会をしっかり突破することに全力を注いできました。厳しい条件でしたが、学生たちの底力をしっかりと見れたので、本戦でもシード権を獲得したいと思います」 9位 神奈川大 中野剛駅伝監督 「よくもちこたえてくれました。みんな頑張ってくれたのですが、酒井健成(3年)が一番の殊勲で、ペースをコントロールしてくれました。チーム内10番でゴールした中野蒼心(3年)も3回吐いて大ピンチでしたが、結果が出たときは感想も何もない感じでした。良く耐えたなとしかありません」 10位 順大 長門俊介駅伝監督 「正直、ホッとしています。スタートから思うようにいかないレース展開で、走ってほしい主力も前半から乗れず、後ろの方も苦しんでいる感じでモヤモヤしたレースになりました。ただ、選手たちにはとにかく1秒が大事だということを言い続けてきました。その結果、最後はみんなが頑張ってくれました」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top