2024.09.13
◇ダイヤモンドリーグ最終戦/ブリュッセル(ベルギー)
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルとなるAllianz Memoria lvan Damme(ベルギー・ブリュッセル)の前日に男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)が競技場で調整を行った。
泉谷や昨年に続いてDLファイナルに出場。今季はDLを中心に試合に出場し、4月はDL厦門、蘇州と中国で2連戦して3位、2位。7月のDLパリでも3位に入るなどし、年間シリーズで6位となり堂々のファイナル出場を決めた。
この日、現地に着いたという泉谷。状態を確認し、「あまり悪い感じではない」と言う。パリ五輪では準決勝敗退に終わり、今でもレースを見られないほど悔しさを味わった。DLファイナルへの出場も悩んだというが「逃げずに頑張ろう」と前を向いた。スタジアムで練習し、「競技場に来るとスイッチ入って頑張ろうと思える」と気持ちも高めている。
DLは年間のポイントの合計点数によってファイナル出場が決まる、五輪や世界選手権のように1ヵ国3人とは違うため、まさに選ばれし世界最高峰の選手だけが立てる舞台だ。そこになんと5人が進んでいる。
泉谷は「僕の競技生活をガラッと変えた試合。またターニングポイントとなる試合にしたい」と意気込み、「コンディションとかもあるので(タイムより)3番くらいに入りたいです」と意気込みを語った。
この日は女子5000mに出場する田中希実(New Balance)もトラックで練習。また、北口榛花(JAL)らも現地入り。「オリンピックの後に疲れも出ましたが、自分の投てきをしたいです」と北口。出待ちするファンのサイン攻めにも笑顔で応えていた。
DLファイナルは2日間に分けて実施。13日(日本時間深夜)は3時17分の男子100mにサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、3時28分の男子110mハードルに泉谷、14日は、1時52分の女子やり投に北口、3時22分の男子やり投にディーン元気(ミズノ)、4時18分の女子5000mに田中が出場する。
優勝者には賞金3万ドル(約425万円)とダイヤモンドを模ったトロフィーが贈られる。
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