◇第20回U20世界選手権(8月27~31日/ペルー・リマ)4日目
第20回U20世界選手権の4日目が行われ、男子800mに出場した落合晃(滋賀学園高3)は1分47秒03で銅メダルに輝いた。日本勢の今大会メダル「第1号」で、同種目としても日本勢初メダルの快挙を成し遂げた。
800mにおける世界陸連主催の世界大会メダル獲得は男子では初。女子では日本人女性初の五輪メダリストとなった人見絹枝(1928年アムステルダル五輪800m銀メダル)がおり、実に96年ぶりだ。
ファイナル進出自体も日本人初だった落合は、世界の厳しい流れを見事に戦い抜いた。
バックストレートからアフリカ勢がハイペースの流れを作り、全島の後ろにつけようとした落合は、200mを過ぎて中段に追いやられる。1周目はトップが51秒69で通過し、落合は5番手でラスト1周の勝負に臨んだ。
そこからは上位争いがさらに激しさを増し、落合はなかなかポジションを上げられない。5番手争いで最後の直線へ。
ポジションを内から外に変え、視界が開けると、落合は最後の力を振り絞った。残り50mから一気にポジションを上げ、メダル争いに加わる。残り10mで3位に浮上。フィニッシュ手前でさらに追い上げ、1分46秒86で優勝したゲネラル・ベルハル・アヤンサ(エチオピア)、1分46秒95で2位のペイトン・クレイグ(豪州)にわずかに届かなかったが、3位でフィニッシュした。
6月の日本選手権を制し、7月末の福岡インターハイでは1分44秒80の日本新記録を樹立。高2でインターハイを制してから目標に掲げたパリ五輪の出場は果たせなかったが、その取り組みが、名実ともに日本トップランナーになるまでの急成長を促した。
そして、初の世界の舞台でも堂々たる走りを見せた落合。来年の東京世界選手権、さらには4年後のロサンゼルス五輪へ、確かな一歩を刻んだ。
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