2026.05.10
◇木南記念(5月10日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本グランプリシリーズの木南記念が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒05(-0.2)で優勝した。
これぞ世界トップハードラー。今季初戦で圧巻のパフォーマンスを見せた。本来は5月8日のダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会を予定していたが、海外情勢によって6月19日に延期に。「ある程度は調整していた」ため、同じ週にあった木南記念に急遽スライドした。
1歩目から一気に身体が前に出ると、その後は独壇場。「まだフィジカルで走っていて、積み上げてきた技術に頼れなかった」と走りには納得できていない。
それでも13秒05は、昨年出した日本初の13秒切りとなる12秒92、そしてその前の日本記録である13秒04に次ぐ、自己3番目の好記録。「冷静になると13秒0台かぁ……という感じなので、自分の求めるレベルが上がっているのかな」と振り返った。
冬季はこれまでとは違い、「ハードリングにフォーカス」した。特に課題となる抜き脚の軌道などを磨いた。今季は「13秒0台をアベレージに」と定めていただけに、「70点くらい」と及第点を与えた。
昨年の東京世界選手権は、パリ五輪に続いてファイナルに進んだがメダルに届かなかった。「メダル、メダルと言っていましたが、金メダル以外は負け。やっぱり勝ちにいかないといけない」と改めて“勝ち”への執念が強くなり、「今年はダイヤモンドリーグを一つ以上勝つ。アジア大会も優勝したい」とタイトルにこだわり、記録も「アジア記録を」と偉大なる劉翔(中国)の持つ当時世界記録の12秒88のアジア記録更新を狙っていく。
セイコーゴールデングランプリは中国でのDL2連戦に向かうため欠場。そのぶん、木南記念で存分に世界の走りを披露し、世界へとステージを移す。
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