HOME 国内、日本代表、五輪
男子主将・飯塚翔太 200mで復活の準決勝ならず 4大会連続の五輪「結果を残したい気持ち上がっている」/パリ五輪
男子主将・飯塚翔太 200mで復活の準決勝ならず 4大会連続の五輪「結果を残したい気持ち上がっている」/パリ五輪

パリ五輪男子200mに出場した飯塚翔太(ミズノ)

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目

パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、男子200m敗者復活戦1組に出場した飯塚翔太(ミズノ)は20秒72(+1.0)の4着となり、準決勝進出を逃した。今大会で初めて設けられた敗者復活戦は、各組1着と2着以下の上位2選手が準決勝への権利を得る。

陸上チーム男子主将の、4大会連続五輪。初の準決勝を目指した力走は、届かなかった。「プラン通り走れたんですけど、走力不足をを痛感しました」。飯塚はそう語り、肩を落とした。

広告の下にコンテンツが続きます

前日の予選は20秒67(+0.2)で4組5着。「自分のベストを尽くそう」と、“復活”を懸けたスタートラインに立った。だが、序盤からスピードに乗り切れず、予選のタイムを下回り、2着との差は0.19秒。決して小さくない差に「現状のプラン通りに走れてこれだけ離された。みんな速かった」。

今季は20秒4台を安定してマーク。日本選手権こそ4位にとどままったが、その力に陰りは見られない。世界選手権も4大会連続5度出場中。4度目の五輪でも、得られたものがたくさんある。

「今回、結果残せなかったけど、スタートラインに立った時のありがたさと、結果を残したい気持ちがどんどん上がっています」

33歳のスプリンターは、「本当に良い経験ができました」と前を見つめていた。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目 パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、男子200m敗者復活戦1組に出場した飯塚翔太(ミズノ)は20秒72(+1.0)の4着となり、準決勝進出を逃した。今大会で初めて設けられた敗者復活戦は、各組1着と2着以下の上位2選手が準決勝への権利を得る。 陸上チーム男子主将の、4大会連続五輪。初の準決勝を目指した力走は、届かなかった。「プラン通り走れたんですけど、走力不足をを痛感しました」。飯塚はそう語り、肩を落とした。 前日の予選は20秒67(+0.2)で4組5着。「自分のベストを尽くそう」と、“復活”を懸けたスタートラインに立った。だが、序盤からスピードに乗り切れず、予選のタイムを下回り、2着との差は0.19秒。決して小さくない差に「現状のプラン通りに走れてこれだけ離された。みんな速かった」。 今季は20秒4台を安定してマーク。日本選手権こそ4位にとどままったが、その力に陰りは見られない。世界選手権も4大会連続5度出場中。4度目の五輪でも、得られたものがたくさんある。 「今回、結果残せなかったけど、スタートラインに立った時のありがたさと、結果を残したい気持ちがどんどん上がっています」 33歳のスプリンターは、「本当に良い経験ができました」と前を見つめていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top