HOME 国内、日本代表、五輪
110mH・高山峻野は0.005秒差で“復活”ならず 敗者復活戦で敗退「良くないレースだった」/パリ五輪
110mH・高山峻野は0.005秒差で“復活”ならず 敗者復活戦で敗退「良くないレースだった」/パリ五輪

パリ五輪110mH敗者復活戦に参戦した高山峻野

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目

パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、男子110mハードルの敗者復活戦3組に出場した高山峻野(ゼンリン)は13秒45(-1.1)で3着だった。

準決勝に進出できるのは2着まで。その2着を占めた地元フランスのウィルヘルム・ベロシアンも13秒45。同タイムだったが、1000分の1秒単位での判定はベロシアン「13秒445」、高山「13秒450」で、その差1000分の5秒だった。

広告の下にコンテンツが続きます

2日前の予選は13秒46(+0.7)で4着となり、敗者復活戦に向けては「予選のタイムを更新して、準決勝に通過できるように頑張りたい」と話していた。タイムは0.01秒短縮したが、着順で届かずここで敗退となった。

予選で脚をぶつけた1台目で、「若干浮いてしまった」と言う。「気持ち、もうちょっと突っ込めた」と高山。序盤はトップを快走したが、中盤からの伸びを欠き、他の選手の追い込みを受けた。最終ハードルに接触し、スプリント勝負でも及ばず。「良くないレースだった」と首をひねった。

背中の痛みなどで万全の状態を作れなかった東京五輪は予選敗退。その後、トップフォームを崩した時期もあったが、昨年のブダペスト世界選手権でもセミファイナルに進むなど、29歳は進化を続けてきた。

「前回よりも観客が入ったことで、楽しい五輪でした」と高山。東京ではなかった“2本目”を経験。それを、今後に生かしていくはずだ。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目 パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、男子110mハードルの敗者復活戦3組に出場した高山峻野(ゼンリン)は13秒45(-1.1)で3着だった。 準決勝に進出できるのは2着まで。その2着を占めた地元フランスのウィルヘルム・ベロシアンも13秒45。同タイムだったが、1000分の1秒単位での判定はベロシアン「13秒445」、高山「13秒450」で、その差1000分の5秒だった。 2日前の予選は13秒46(+0.7)で4着となり、敗者復活戦に向けては「予選のタイムを更新して、準決勝に通過できるように頑張りたい」と話していた。タイムは0.01秒短縮したが、着順で届かずここで敗退となった。 予選で脚をぶつけた1台目で、「若干浮いてしまった」と言う。「気持ち、もうちょっと突っ込めた」と高山。序盤はトップを快走したが、中盤からの伸びを欠き、他の選手の追い込みを受けた。最終ハードルに接触し、スプリント勝負でも及ばず。「良くないレースだった」と首をひねった。 背中の痛みなどで万全の状態を作れなかった東京五輪は予選敗退。その後、トップフォームを崩した時期もあったが、昨年のブダペスト世界選手権でもセミファイナルに進むなど、29歳は進化を続けてきた。 「前回よりも観客が入ったことで、楽しい五輪でした」と高山。東京ではなかった“2本目”を経験。それを、今後に生かしていくはずだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.18

甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

12月7日に熊本県甲佐町役場前をスタート・フィニッシュとする第50回熊本甲佐10マイルロードレースのエントリー選手が11月18日、発表された。 招待選手は既に発表されていたが、9月の東京世界選手権マラソンで11位に入った […]

NEWS 国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
PR

2025.11.18

国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る

スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]

NEWS 中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

2025.11.18

中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]

NEWS クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top