HOME 高校

2024.06.15

男子走幅跳・奥澤真が7m53で激戦制す「全国でも優勝したい」 110mH橋爪蓮翔は向かい風の中14秒28/IH東海
男子走幅跳・奥澤真が7m53で激戦制す「全国でも優勝したい」 110mH橋爪蓮翔は向かい風の中14秒28/IH東海

24年インターハイ東海地区大会男子走幅跳を7m53で制した奥澤真

インターハイ東海大会優勝者一覧をチェック!

●男子
400m   大石亮太(浜松開誠館3静岡) 47秒20
1500m   田中智稀(名経大高蔵3愛知) 3分54秒45
110mH   橋爪蓮翔(皇學館3三重)   14秒28(-2.5)
走幅跳  奥澤真(浜松西3静岡)    7m53(+2.0)
ハンマー投 白木康介(修文学院3愛知)  59m60


●女子
400m   今峰紗希(済美2岐阜)     55秒54
1500m   児玉彩花(光ヶ丘女2愛知)   4分31秒82
100mH   三好澄果(豊川2愛知)     13秒92(-1.5)
棒高跳  草野咲蕾(中京大中京3愛知)  3m40
走幅跳  水野文由里(中京大中京3愛知) 6m12(+1.5)
砲丸投  世古櫻紗(松阪商3三重)    13m87
ハンマー投 鈴木菜摘(浜松湖北3静岡)   49m89

◇インターハイ東海地区大会(6月14~16日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目 福岡インターハイを懸けた東海地区大会の1日目が行われ、男子走幅跳の奥澤真(浜松西3静岡)が2回目にセカンドベストの7m53(+2.0)を跳んで優勝を飾った。10位までが7mオーバーというハイレベルな争いになったが、昨年のU18大会6位の実力を発揮した。 4月に7m59を跳んでいる奥澤は、「1本目で全国行きを決められる記録を出して、2本目以降で攻めていく」というプランを描いていた。その言葉通り、1本目で7m31(+1.9)とトップに立つと、2本目でさらに記録を伸ばした。 昨年は東海大会を2位で通過し、インターハイも決勝に残ったが、入賞まで2cm差の9位に終わり、「悔しい思いをした」と振り返る。ただ、それがその後の成長につながる原動力になった。 「冬季に走り込みをして走力がアップしましたし、新たにウエイトトレーニングを始めて筋肉がつき、身体つきが変わったと感じています。助走スピードが上がったので、今年から距離を短くして、ピッチを速くすることを意識するようにしたらうまくいっています」 もともと「助走のスピードを殺さずに踏み切れる」という点に自信を持っていた奥澤。走力が磨かれたことで、一段階レベルアップできた手応えを感じている。 静岡県大会でも優勝争いを演じ、5回目の7m51(+3.3)で2位に食い込んだ成川倭士(東海大翔洋3静岡)の存在も大きかった。 「小学校からのライバルで、ずっと勝ったり負けたり。高校では負けることが多かったですが、今年は県大会、東海と勝てたので、このまま全国でも(成川に)勝って優勝したいです」 3本目から5本目をパスしたのは、「2週間後にU20日本選手権があって、なるべく疲労を残さないようにしたかった」から。奥澤にとって東海大会は通過点にすぎない。勝っても喜びを爆発させるようなことはなく、気持ちは次の戦いへと向いていた。 女子走幅跳も好記録の応酬となり、水野文由里(中京大中京3愛知)が自己新の6m12(+1.5)で優勝。橋本詩音(静岡雙葉3静岡)が1cm差の6m11(+1.1)で続き、宮﨑藍果(鈴鹿3三重)も6m00(+1.2)と大台に乗せて3位に食い込んだ位。 向かい風が吹いた男子110mハードルは、橋爪蓮翔(皇學館3三重)が14秒28(-2.5)で2位以下を引き離してV。400mは大石亮太(浜松開誠館3静岡)が47秒20をマークして快勝している。 女子砲丸投では昨年の国体A優勝の世古櫻紗(松阪商3三重)が13m87で貫禄勝ち。400m今峰紗希(済美2岐阜)、1500m児玉彩花(光ヶ丘女2愛知)、100mハードル三好澄果(豊川2愛知)とトラック種目はいずれも2年生が優勝を飾っている。また、棒高跳では草野咲蕾、曽我和花(ともに中京大中京3愛知)がそれぞれ3m40、3m30で1位、2位を占めた。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/小野哲史

インターハイ東海大会優勝者一覧をチェック!

●男子 400m   大石亮太(浜松開誠館3静岡) 47秒20 1500m   田中智稀(名経大高蔵3愛知) 3分54秒45 110mH   橋爪蓮翔(皇學館3三重)   14秒28(-2.5) 走幅跳  奥澤真(浜松西3静岡)    7m53(+2.0) ハンマー投 白木康介(修文学院3愛知)  59m60 [adinserter block="4"] ●女子 400m   今峰紗希(済美2岐阜)     55秒54 1500m   児玉彩花(光ヶ丘女2愛知)   4分31秒82 100mH   三好澄果(豊川2愛知)     13秒92(-1.5) 棒高跳  草野咲蕾(中京大中京3愛知)  3m40 走幅跳  水野文由里(中京大中京3愛知) 6m12(+1.5) 砲丸投  世古櫻紗(松阪商3三重)    13m87 ハンマー投 鈴木菜摘(浜松湖北3静岡)   49m89

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

古賀ジェレミーが110mH13秒58で自らの高校記録を0.01秒更新! 14時05分から決勝へ/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル準決勝1組で […]

NEWS 800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北

2025.06.16

800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北

インターハイ東北地区大会の優勝者一覧をチェック! ●男子 100m 小針星砂(日大東北3福島)10秒45(+0.8) 400m 長谷川桜介(日大東北3福島) 47秒61 800m 菊池晴太(盛岡四3岩手) 1分50秒03 […]

NEWS 200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

2025.06.16

200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東

インターハイ南関東大会の優勝者一覧をチェック! ●男子 100m 片山瑛太(市船橋2千葉) 10秒62(-1.7) 200m 東島権治(市船橋3千葉) 21秒06(+0.1) 400m 小澤耀平(城西3東京) 46秒60 […]

NEWS 東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

2025.06.16

東大阪大敬愛が女子総合V2 広島IHへ、久保凛「笑顔で締めくくりたい」 男子は洛南が10連覇 /IH近畿

インターハイ近畿大会優勝者一覧をチェック! ●男子 100m 安川飛翔(洛南3京都) 10秒40(+1.0) 200m 奥村晃大(西京2京都) 21秒45(±0) 400m 久保拓己(滝川二3兵庫) 46秒96 800m […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top