HOME 国内、世界陸上

2024.03.26

東京世界陸上マラソン代表はパリ五輪メダル+標準突破で内定 参加標準記録は男女とも大幅上昇
東京世界陸上マラソン代表はパリ五輪メダル+標準突破で内定 参加標準記録は男女とも大幅上昇

23年ブダベスト世界選手権マラソンのスタート

日本陸連の理事会が3月26日に開かれ、2025年東京世界選手権のマラソン日本代表選考要項が承認された。

選考基準の最上位は、今夏のパリ五輪で3位以内のうち日本人最上位1名となる。選考基準の2番目はすでに発表されているとおり、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのシリーズⅣのチャンピオン(第108回日本選手権者)が対象となる。いずれも有効資格期間内に参加標準記録を突破すれば代表に内定する。また、ワールドランキングなどで出場資格を得た段階で内定する。

広告の下にコンテンツが続きます

なお、参加標準記録がこれまでの国際大会から大幅に上昇し、男子は2時間6分30秒、女子は2時間23分30秒。パリ五輪2時間8分10秒、女子2時間26分50秒、昨年のブダペスト世界選手権は男子2時間9分40秒、女子2時間28分00秒であることからも、その記録基準の高さがわかる。

有効期間は23年11月5日から25年5月4日まで。現時点で対象者は五輪代表では女子の前田穂南(天満屋)のみ。代表を除いても、男子は平林清澄(國學院大)、女子は松田瑞生(ダイハツ)、安藤友香(ワコール)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、加世田梨花(ダイハツ)の4人となる。

なお、JMCシリーズのシリーズⅣは2023年4月から2025年3月の大会が対象。また、選考競技会についてはJMCシリーズ第4期(2024年3月31日~2025年3月)の加盟大会のうち、グレード1の最終戦までとなった。

また、選考基準の3番目についてはWAエリートプラチナラベルレース(国内競技会を除く)において、日本新記録を出した競技者も対象になった。ただし、該当の日本録保持者に参加意思がない場合は選考は行わないとした。男女とも1名ずつ補欠競技者を選考する。

広告の下にコンテンツが続きます
日本陸連の理事会が3月26日に開かれ、2025年東京世界選手権のマラソン日本代表選考要項が承認された。 選考基準の最上位は、今夏のパリ五輪で3位以内のうち日本人最上位1名となる。選考基準の2番目はすでに発表されているとおり、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのシリーズⅣのチャンピオン(第108回日本選手権者)が対象となる。いずれも有効資格期間内に参加標準記録を突破すれば代表に内定する。また、ワールドランキングなどで出場資格を得た段階で内定する。 なお、参加標準記録がこれまでの国際大会から大幅に上昇し、男子は2時間6分30秒、女子は2時間23分30秒。パリ五輪2時間8分10秒、女子2時間26分50秒、昨年のブダペスト世界選手権は男子2時間9分40秒、女子2時間28分00秒であることからも、その記録基準の高さがわかる。 有効期間は23年11月5日から25年5月4日まで。現時点で対象者は五輪代表では女子の前田穂南(天満屋)のみ。代表を除いても、男子は平林清澄(國學院大)、女子は松田瑞生(ダイハツ)、安藤友香(ワコール)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、加世田梨花(ダイハツ)の4人となる。 なお、JMCシリーズのシリーズⅣは2023年4月から2025年3月の大会が対象。また、選考競技会についてはJMCシリーズ第4期(2024年3月31日~2025年3月)の加盟大会のうち、グレード1の最終戦までとなった。 また、選考基準の3番目についてはWAエリートプラチナラベルレース(国内競技会を除く)において、日本新記録を出した競技者も対象になった。ただし、該当の日本録保持者に参加意思がない場合は選考は行わないとした。男女とも1名ずつ補欠競技者を選考する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.07

【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m

静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムを舞台に開催された第108回日本選手権10000m。男子は葛西潤(旭化成)が27分17秒46、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31と、ともに日本歴代6位の好タイムで初優勝を飾 […]

NEWS 【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

2024.05.06

【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー

バハマ・ナッソーで開催された2024世界リレー(5月4日、5日/日本時間5日、6日)で男子の4×100mと4×400mがパリ五輪出場権を獲得した。初日の予選で、4×100mは38秒10で1着通過して五輪切符を決めると、決 […]

NEWS ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!

2024.05.06

ダイヤモンドリーグ・ドーハに三浦龍司、田中希実、ディーン元気がエントリー!

5月10日に行われるダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会のエントリーリストが発表された。 男子3000m障害に日本記録保持者の三浦龍司(SUBARU)が登録。世界記録保持者のラメチャ・ギルマ(エチオピア)、ブダペスト世界 […]

NEWS 男子は銭海峰が1時間19分05秒でトップ 女子はベテラン・劉虹が快勝/WA競歩ツアー

2024.05.06

男子は銭海峰が1時間19分05秒でトップ 女子はベテラン・劉虹が快勝/WA競歩ツアー

5月5日、世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのコルゼニフスキ・ワルシャワ競歩カップがポーランドで開催され、男子20km競歩では銭海峰(中国)が1時間19分05秒で、女子20km競歩はリオ五輪金メダリストの劉虹(中国)が […]

NEWS 米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー

2024.05.06

米国が4種目を制覇! 男子4×400mはボツワナが2分59秒11で初優勝/世界リレー

5月4日、5日の両日、バハマ・ナッソーで世界リレーが開催され、米国が5種目中4種目で優勝を飾る圧倒的な強さを見せた。 男子4×100mではアンカーに世界選手権100m王者のN.ライルズを起用。1走から3走も全員が100m […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top