2024.01.31
中大陸上競技部は1月30日、新しい学生幹部の発表を行い、箱根駅伝のシード奪還を目指す長距離ブロックの主将には佐野拓実(3年)が就任した。
佐野は京都・洛南高出身で、同期の若林宏樹(現・青学大)や1学年下の佐藤圭汰(現・駒大)、溜池一太(現・中大)らと強豪校を牽引。3年時の全国高校駅伝では6区を区間9位で駆け抜け、当時の高校最高記録(2時間2分07秒)樹立(3位)に貢献した。
中大ではいまだ学生三大駅伝出走はないものの、昨年12月には10000mで29分17秒39と自己記録を更新し、新年度に向けて勢いづいている。
そのほか、長距離ブロックでは山平怜生(3年)が副主将に就任。SNSを通じて新しいスローガン『新紅の挑戦』を発表し、「これまでの真紅から新しい中大駅伝部を築いていき、チャレンジャーとして貪欲な気持ちをもって挑戦するという意味が込められています。新チームの応援よろしくお願いいたします」と新年度の抱負を明かしている。
また、短距離主将には400mブロックの稲川慧亮(3年)が就任。愛知・中京大中京高3年時の2020年に全国高校大会2位になった実力者で、昨年は関東インカレ1部で3位入賞するなどロングスプリントを牽引してきた。
副主将は100mで10秒41のベストを持つ藤井和寿(3年)、純短ブロック長は同10秒21の藤原寛人(3年)、跳躍ブロック長は常泉光佑(2年)が務める。
中大陸上競技部は1920年に創部し、翌年の箱根駅伝第2回大会に出場。以降、歴代最長の6連覇、同最多の総合優勝14回を誇る駅伝名門校へと成長し、村社講平や横溝三郎、岩下察男らオリンピアンや、セビリア世界選手権男子マラソン銀メダリストの佐藤信之、世界選手権3度代表の藤原正和(現・駅伝監督)らを輩出している。短距離ブロックでも110mハードル元日本記録保持者の谷川聡や、リオ五輪4×100mリレー銀メダリストの飯塚翔太(現・ミズノ)ら多くの名選手を送り出している。
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