HOME 国内、日本代表

2023.09.30

400m佐藤拳太郎が銀メダルも「勝ちきれないのが弱いところ」/アジア大会
400m佐藤拳太郎が銀メダルも「勝ちきれないのが弱いところ」/アジア大会

後半の追い込みで2位に食い込んだ佐藤拳太郎

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の2日目の午後セッションに男子400m決勝が行われ、日本記録(44秒77)保持者の佐藤拳太郎(富士通)が銀メダルを獲得した。

前半からアジア記録保持者のユーセフ・マスラヒ(サウジアラビア)が猛烈に先行するなか、「前半来るというのはわかっていたので冷静に対処できました」と佐藤。今季の特長でもある200mから300mでグッと前に出ると、金メダルを獲得したアジア選手権(タイ・バンコク)のようにラストで追い込んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

それでもわずかに届かず。45秒57で2位にフィニッシュし、金メダルのマスラヒまであと0.02秒だった。

「あそこで勝ちきれないのがまだまだ弱いところ。差しきるところまでいかないと、来年は到底通用しない。また一から出直しですね」

それでも主将としてしっかり役割を果たした佐藤。日本記録を塗り替え、初めて個人で世界選手権の舞台にも立った。「自分の走り、動きはできるようになってきたので、これをさらに高いスピードで、高いレベルでできるように準備していきたいです」と来季を見据えていた。

44秒88のベストを持つアジア選手権銀メダリストの佐藤風雅(ミズノ)は45秒70の4位。「前半が遅すぎました。ペースメーカーと

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の2日目の午後セッションに男子400m決勝が行われ、日本記録(44秒77)保持者の佐藤拳太郎(富士通)が銀メダルを獲得した。 前半からアジア記録保持者のユーセフ・マスラヒ(サウジアラビア)が猛烈に先行するなか、「前半来るというのはわかっていたので冷静に対処できました」と佐藤。今季の特長でもある200mから300mでグッと前に出ると、金メダルを獲得したアジア選手権(タイ・バンコク)のようにラストで追い込んだ。 それでもわずかに届かず。45秒57で2位にフィニッシュし、金メダルのマスラヒまであと0.02秒だった。 「あそこで勝ちきれないのがまだまだ弱いところ。差しきるところまでいかないと、来年は到底通用しない。また一から出直しですね」 それでも主将としてしっかり役割を果たした佐藤。日本記録を塗り替え、初めて個人で世界選手権の舞台にも立った。「自分の走り、動きはできるようになってきたので、これをさらに高いスピードで、高いレベルでできるように準備していきたいです」と来季を見据えていた。 44秒88のベストを持つアジア選手権銀メダリストの佐藤風雅(ミズノ)は45秒70の4位。「前半が遅すぎました。ペースメーカーと

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

NEWS 木瀬が中盤から圧倒的なタスキリレー 「勝ちたいという気持ちが強かった」 群馬県勢10年ぶりの中学駅伝日本一/全中駅伝

2025.12.15

木瀬が中盤から圧倒的なタスキリレー 「勝ちたいという気持ちが強かった」 群馬県勢10年ぶりの中学駅伝日本一/全中駅伝

◇第33回全国中学校駅伝・男子(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園:男子6区間18km) 第33回全国中学校駅伝が12月14日、滋賀県野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で行われ、男子は初出場の木瀬(群馬)が57分 […]

NEWS 重圧に打ち勝った京山が女子3連覇 逆転の下田千紗都「苦しい時期を乗り越えられた」/全中駅伝

2025.12.15

重圧に打ち勝った京山が女子3連覇 逆転の下田千紗都「苦しい時期を乗り越えられた」/全中駅伝

◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園:女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝の女子が行われ、京山(岡山)が42分07秒で優勝を飾った。第5~7回の御殿場(静岡)、第22~26回に5連覇を達成した桂 […]

NEWS 中学チャンピオンが実力発揮! 女子・是枝愛香、男子・出田隆之助がそろって区間賞 「都道府県対抗駅伝でも区間賞を取りたい」/全中駅伝

2025.12.14

中学チャンピオンが実力発揮! 女子・是枝愛香、男子・出田隆之助がそろって区間賞 「都道府県対抗駅伝でも区間賞を取りたい」/全中駅伝

◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝が行われ、男子は木瀬(群馬)が初出場で初優勝、女子は京山(岡山)が史上3校目の3連覇を飾った。 今大 […]

NEWS 5000m競歩・馬場康成が高校歴代6位の19分47秒71!インターハイ14位も秋に躍進

2025.12.14

5000m競歩・馬場康成が高校歴代6位の19分47秒71!インターハイ14位も秋に躍進

長崎陸協競歩が12月14日に行われ、男子高校5000m競歩で馬場康成(鳥栖工高3佐賀)が高校歴代6位となる19分47秒71をマークした。 馬場は三日月中時代は800m、1500m、3000mや駅伝に取り組んでいた。高3か […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top