HOME 国内

2023.09.23

やり投・﨑山雄太が78m59で制す 世界陸上記録なしも「どう挽回しようかと腐らず」気持ち切り替え/全日本実業団
やり投・﨑山雄太が78m59で制す 世界陸上記録なしも「どう挽回しようかと腐らず」気持ち切り替え/全日本実業団

23年全日本実業団男子やり投で優勝した崎山雄太

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)

全日本実業団対抗の男子やり投が行われ、﨑山雄太(愛媛陸協)が78m59で優勝を飾った。

ブダペスト世界選手権代表の﨑山。3回目に78m02を投げてトップに立つと、4回目に優勝記録をスロー。同じくブダペスト世界選手権代表の小椋健司(エイジェックスポーツ/77m38)との投げ合いを制した。

広告の下にコンテンツが続きます

「世界陸上があんな結果(記録なし)だったので、1週間くらいはへこんで何もできなかった」と﨑山。しかし、陸協の強化選手として登録していることもあり、「国体で結果を出す」と気持ちを切り替えた。「そこで腐らず、どう挽回しようか考えて練習してきました」。

技術面では「無理矢理(やりを)持っていってしまった。いつもなら、もう少しやりを後ろに残したり、脚を使ったりしている」と言うが、「この結果は真摯に受け止めて、新潟(アスレチックチャレンジ)、国体と2試合で自分のやりたいことをしていきたい」と語った。

ディーン元気(ミズノ)は74m83で4位。「満身創痍です」と言うように、ブダペスト以降は海外転戦もありコンディションも上がらず。それでもアジア大会で「納得いく投げをしてシーズンを終えたい」と、今季最後の大一番に向けて気持ちを切り替えていた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川) 全日本実業団対抗の男子やり投が行われ、﨑山雄太(愛媛陸協)が78m59で優勝を飾った。 ブダペスト世界選手権代表の﨑山。3回目に78m02を投げてトップに立つと、4回目に優勝記録をスロー。同じくブダペスト世界選手権代表の小椋健司(エイジェックスポーツ/77m38)との投げ合いを制した。 「世界陸上があんな結果(記録なし)だったので、1週間くらいはへこんで何もできなかった」と﨑山。しかし、陸協の強化選手として登録していることもあり、「国体で結果を出す」と気持ちを切り替えた。「そこで腐らず、どう挽回しようか考えて練習してきました」。 技術面では「無理矢理(やりを)持っていってしまった。いつもなら、もう少しやりを後ろに残したり、脚を使ったりしている」と言うが、「この結果は真摯に受け止めて、新潟(アスレチックチャレンジ)、国体と2試合で自分のやりたいことをしていきたい」と語った。 ディーン元気(ミズノ)は74m83で4位。「満身創痍です」と言うように、ブダペスト以降は海外転戦もありコンディションも上がらず。それでもアジア大会で「納得いく投げをしてシーズンを終えたい」と、今季最後の大一番に向けて気持ちを切り替えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.19

日本勢34年ぶり400m決勝の中島佑気ジョセフは3連続44秒台で6位 田中希実5000m4大会連続予選突破/世界陸上Day6

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400mで日本勢34年ぶりに決勝に残った中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位入賞を果たした。1991年 […]

NEWS 女子400mマクローリン・レヴロンが世界歴代2位47秒78「ひたすら努力」パウリノと史上初47秒台決戦/世界陸上Day6

2025.09.19

女子400mマクローリン・レヴロンが世界歴代2位47秒78「ひたすら努力」パウリノと史上初47秒台決戦/世界陸上Day6

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目が行われ、女子400m決勝ではシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位となる47秒78の大会新記録で優勝を飾った。 大粒の雨が降りし […]

NEWS 中島佑気ジョセフ歴史塗り替える400m6位!喜び以上に「もう少し勝負したかった」メダルへ大きな一歩/東京世界陸上

2025.09.19

中島佑気ジョセフ歴史塗り替える400m6位!喜び以上に「もう少し勝負したかった」メダルへ大きな一歩/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62をマークして6位入賞の快挙を成し遂げた。 34年前、東京 […]

NEWS 800m久保凛「何もかもうまくいかなかった」世界で通用する選手目指して「イチから磨き直す」/東京世界陸上

2025.09.19

800m久保凛「何もかもうまくいかなかった」世界で通用する選手目指して「イチから磨き直す」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子800m予選3組の久保凛(東大阪大敬愛高)は2分02秒84で7着に終わり、この種目日本人初となる準決勝には進め […]

NEWS 200m鵜澤飛羽 3度目セミファイナルも壁「19秒台がないと無理」海外修行視野に成長誓う/東京世界陸上

2025.09.19

200m鵜澤飛羽 3度目セミファイナルも壁「19秒台がないと無理」海外修行視野に成長誓う/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子200m準決勝に出場した鵜澤飛羽(JAL)は20秒23(-0.1)の組6着となり、決勝進出はならなかった。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top