2023.09.19
19日、富士通は男子競歩の松永大介が現役引退することを発表した。9月23日に行われる全日本実業団選手権10000m競歩が引退レースとなる。
松永は1995年3月生まれの28歳。中学校から陸上を始め、在学中は長距離を専門としていた。神奈川・横浜高校から競歩に取り組み、2年の山口国体で優勝を飾り世代のトップに立つと、翌年はインターハイ、国体の2冠を達成している。
東洋大入学後も順調に距離を延ばして、14年に米国・ユージンで行われた世界ジュニア選手権では10000m競歩で世界一に輝いたほか、翌年のユニバーシアードでは20km競歩で銅メダルを獲得した。
16年にはリオ五輪の20km競歩に出場し、日本勢初入賞となる7位入賞の快挙も達成。17年ロンドン世界選手権にも出場を果たす。その後はケガもあり、満足のいく結果を残せていなかったが、昨年3月の全日本競歩能美大会(20km)を1時間19分53秒で制すると、4月の日本選手権35km競歩でも2位となり、不振を脱却。夏のオレゴン世界選手権では35km競歩に出場し、前半は先頭を引っ張るなど積極的なレースを見せた。
今年は2月の日本選手権20km競歩で10位、4月の日本選手権35km競歩では途中棄権に終わり、2大会連続の出場はならず。20代での競技引退となったが、日本競歩界を大きく躍進させるなど、大きな足跡を残した。
今後は富士通で社業に専念するという。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.24
女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン
2025.11.24
七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福
2025.11.24
バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー
-
2025.11.24
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.24
女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン
11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、女子(6km)はD.レムンゴル(アラバマ大/ケニア)が18分25秒4で連覇を飾った。 レムンゴルはケニア出身の23歳。23年秋にアラバマ大に […]
2025.11.24
七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福
女子七種競技東京世界選手権金メダリストのA.ホール(米国)が婚約を自身のSNSで発表した。お相手はNFL選手でニューヨーク・ジャイアンツ所属のダリアス・スレイトンさん。「初めて出会った場所で、永遠を誓う」というテキストと […]
2025.11.24
バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー
11月23日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第6戦のアタプエルカ国際クロスがスペイン・アタプエルカで行われ、女子(6.821km)はパリ五輪・東京世界選手権10000m銀メダリストのN.バットクレッティ […]
2025.11.24
円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93
聴覚障害者のスポーツ国際大会、デフリンピックの陸上競技が行われ、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が金メダルを獲得した。 64m48の日本記録を持ち、今年の東京世界選手権にも出場した湯上。「理想の展開としては1回目にし […]
2025.11.24
3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝
◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、「日本代表」 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025