◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)
ブダペスト世界陸上5日目のアフタヌーンセッションを前に日本陸連の山崎一彦強化委員長が前半戦について取材に応じて総括した。
「メダルはありませんが、概ね順調。ワールドランキング上位の選手がしっかり入賞をしてくれている。実力通りに実力を出すことは難しい」と山崎強化委員長。4日目(22日)までの入賞は、男子が100m6位のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、110mハードル5位の泉谷駿介(順大)、3000m障害6位の三浦龍司(順大)、走高跳8位の赤松諒一(アワーズ)、女子では10000m7位の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の5人となる。泉谷と三浦については「メダルも見える」、サニブラウンと廣中については不調から仕上げてきたことについて「今までにいなかったタイプ。今季で言えば期待以上」とそれぞれ評価した。
また、佐藤拳太郎(富士通)が44秒77の日本新を樹立した男子400mも、佐藤風雅(ミズノ)と2人が44秒台を連発、中島佑気ジョセフ(東洋大)も自己新を叩き出し、「マイルリレーでメダルが期待したい」と語った。
メダルが期待されながら入賞ゼロとなった男子20km競歩については「今村(文男)ディレクターから、他国の状況がなかったことと、準備不足だったと報告を受けている」とし、「複数年にわたってメダルを取ることを重視している」とパリ五輪や東京世界選手権までを含めて評価対象としていく。
「世界と戦うためには参加標準記録やワールドランキングで12位以内が必要」と山崎強化委員長。前半戦で活躍した選手たちは、まさにそこに位置する選手たちと言える。「後半戦は女子やり投、両リレーとメダルが期待できる種目が残っています。その期待をワクワクしてくれていると思います」と、5日目以降への期待を寄せた。
ブダペスト世界選手権は8月27日まで行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.18
編集部コラム「濃い2ヵ月間」
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.18
編集部コラム「濃い2ヵ月間」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、ど […]
2025.10.18
サニブラウンがトークイベントで来場! 未来の日本代表「楽しむことを忘れずに」とメッセージ/U18・U16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 10月18日、三重県伊勢市で開催中のU18・U16大会の会場に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ […]
2025.10.18
髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が […]
2025.10.18
北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導
女子やり投の北口榛花(JAL)が初めて自己プロデュースしたやり投に特化した陸上教室の「はるかなる教室 Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ、川崎とどろきパーク株式会社)が18日、神奈川県の等々力 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望