HOME 駅伝

2023.08.08

日本人エース区間は2区に!ニューイヤー駅伝の区間割が変更「日本最速駅伝の醍醐味」をより前面に
日本人エース区間は2区に!ニューイヤー駅伝の区間割が変更「日本最速駅伝の醍醐味」をより前面に

23年元日のニューイヤー駅伝の様子

日本実業団連合は8月7日、来年1月1日に開催予定のニューイヤー駅伝の区間割とコースの一部見直しを行うことを発表した。

1区は変わらないが、従来の2区(8.3km)と3区(13.6km)を合算して21.9kmの新2区を設け、「日本人エース区間」とする。

また、22.4kmだった従来の4区を分割して新しい中継所が設置され、約15kmの新3区、約8kmの新4区に。これまで2区だった外国人選手を起用できるインターナショナル区間は新4区となる。

同連合は、「ニューイヤー駅伝の改革を継続的に検討」してきたという。その中で、今回の区間割見直しは「日本最速駅伝としての大会の醍醐味や、真剣に競技に取り組む選手の姿をより一層表出化させる」ことを目指してのものだ。

エース区間を序盤にすることで、4区だと差がついた状況になりやすかったエースたちの対決が、より近い位置に集まりやすく、さらに白熱したものとなる。その流れから、優勝争いもより激戦になることが予想される。

また、従来の4区のコースに位置する東武伊勢崎線(境町駅~剛志駅間)第469号踏切道について、安全上の理由から、同踏切道を通らないコースへの変更の要請があり、それを了承。近隣の高架道を通るコースに変更するが、それによって約500m増加することとなるため、6区のコースを短縮することで全体の総距離を100kmのままに保つという。

新しく生まれ変わるニューイヤー駅伝。来年の正月はどんな熱戦が繰り広げられるのか。

日本実業団連合は8月7日、来年1月1日に開催予定のニューイヤー駅伝の区間割とコースの一部見直しを行うことを発表した。 1区は変わらないが、従来の2区(8.3km)と3区(13.6km)を合算して21.9kmの新2区を設け、「日本人エース区間」とする。 また、22.4kmだった従来の4区を分割して新しい中継所が設置され、約15kmの新3区、約8kmの新4区に。これまで2区だった外国人選手を起用できるインターナショナル区間は新4区となる。 同連合は、「ニューイヤー駅伝の改革を継続的に検討」してきたという。その中で、今回の区間割見直しは「日本最速駅伝としての大会の醍醐味や、真剣に競技に取り組む選手の姿をより一層表出化させる」ことを目指してのものだ。 エース区間を序盤にすることで、4区だと差がついた状況になりやすかったエースたちの対決が、より近い位置に集まりやすく、さらに白熱したものとなる。その流れから、優勝争いもより激戦になることが予想される。 また、従来の4区のコースに位置する東武伊勢崎線(境町駅~剛志駅間)第469号踏切道について、安全上の理由から、同踏切道を通らないコースへの変更の要請があり、それを了承。近隣の高架道を通るコースに変更するが、それによって約500m増加することとなるため、6区のコースを短縮することで全体の総距離を100kmのままに保つという。 新しく生まれ変わるニューイヤー駅伝。来年の正月はどんな熱戦が繰り広げられるのか。

ニューイヤー駅伝の新旧区間距離

   現 行   見直し後 1区  12.3km → 12.3km 2区※ 8.3km → 21.9km 3区  13.6km → 約15km 4区  22.4km → 約8km 5区  15.8km → 約15.8km 6区  11.9km → 約11.5km 7区  15.7km → 約15.5km 合計 100km   100km ※外国人選手が出場可能な区間

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]

NEWS 女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top