◇第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ 陸上競技(8月1日~6日)5日目
ワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都)の陸上競技5日目が行われ、日本勢は競歩の団体戦を含む9種目でメダル4、入賞8という好成績を収めた。
男子110mハードルでは豊田兼(慶大)が13秒40(-0.2)で金メダルを獲得。今大会日本勢初の金メダルとなっただけでなく、同種目において日本人初の世界大会優勝を成し遂げた。
予選で13秒29(+1.1)の自己新を出していた豊田は、決勝でも力強い走りを見せ、途中で脚をハードルにぶつけながらもトップでフィニッシュ。今年の中国選手権の優勝者で、7月のアジア選手権8位の実績を持つ寧瀟函(中国)を抑えて、学生世界一の称号を手にした。また、同種目では宮﨑匠(中大)が13秒83で8位入賞を果たしている。
午前中に行われた男女の20km競歩では出場した4人全員が入賞。男子の萬壽春輝(順大)が1時間25分32秒で3位に食い込むと、立岩和大(順大院)が1時間26分40秒で5位、吉川絢斗(東学大)が1時間29分06秒で8位と続いた。上位3人の合計タイムで争われる団体の部では中国に次ぐ2位を占め、銀メダルに輝いている。女子の柳井綾音(立命大)は1時間38分51秒で6位と健闘した。
女子5000mでは、大会初日の10000mで5位に入っている山﨑りさ(日体大)が銅メダル。3000mまではスローとなり、残り1000mから急激にペースが上がったがレースの流れにしっかりと食らいついた。フィニッシュ前では後続からの追い上げをうけたものの、なんとか粘りきり4位と0.04秒差の16分08秒86でフィニッシュした。
このほかフィールド種目で入賞が相次ぎ、男子棒高跳では柄澤智哉(日体大)が5m35で4位。女子ハンマー投の村上来花(九州共立大)が62m02で6位。同三段跳の船田茜理(武庫川女大院)と同円盤投の齋藤真希(東海大院)はいずれも8位に入った。
最終日の6日には、ハーフマラソンや4×100mリレーなど14種目で決勝が行われる。
【画像】金メダルを手に笑顔を見せる豊田兼
【#WUG成都】
豊田くんおめでとう😭!!!#TEAMJAPAN#青春に駆けろ pic.twitter.com/3UDuXEEvLy — 日本学生陸上競技連合 (@iuauj) August 5, 2023
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.10.08
-
2024.10.07
2024.10.05
大東大が接戦制して2年連続5度目のV 帝京科学大が初の全国出場決める/関東大学女子駅伝
-
2024.10.05
-
2024.10.07
2024.09.17
2024全国高校駅伝代表校一覧
2024.09.19
アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!
-
2024.10.05
-
2024.09.28
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.10.09
國學院大は初Vへ平林清澄と山本歩夢が順当にエントリー!! 青木瑠郁、高山豪起ら3年生6人登録/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。國學院大はともに4年生で、エースの平林清澄、前回2区を担った山本歩夢が順当にエントリーされた。 4年生は平 […]
2024.10.09
青学大は太田蒼生、黒田朝日、鶴川正也の強力布陣! 主将・田中悠登、1年生4人もエントリー/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。青学大はエースの太田蒼生(4年)や日本選手権5000m4位の鶴川正也(同)、10000m27分台の黒田朝日 […]
2024.10.09
V5狙う駒大は篠原倖太朗、佐藤圭汰がエントリー! 伊藤蒼唯、山川拓馬、桑田駿介も順当に登録/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。5連覇が懸かる駒大は主将の篠原倖太朗(4年)と佐藤圭汰(3年)の2人が順当に登録された。 長くレースから離 […]
2024.10.08
【男子走高跳】畝地雄大(鹿児島南2)2m15=高2歴代8位タイ
10月4日~6日に行われた九州高校新人(大分・レゾナックドーム大分)の最終日、男子走高跳で畝地雄大(鹿児島南2)が高2歴代8位タイ、大会新、鹿児島県高校新の2m15をクリアして優勝した。 畝地のこれまでの自己ベストは9月 […]
Latest Issue 最新号
2024年10月号 (9月13日発売)
●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦