HOME 国内、日本代表

2023.07.23

男子4×100mRで日本が37秒80の今季世界最高タイ! 世界陸上に向けて大きく前進/DLロンドン
男子4×100mRで日本が37秒80の今季世界最高タイ! 世界陸上に向けて大きく前進/DLロンドン

日本選手権男子100mは坂井隆一郎(中央)が優勝。栁田大輝(左)が前回から順位を上げ2位。実績豊富な小池祐貴が3位に入った

23日、英国・ロンドンでダイヤモンドリーグ(DL)の第10戦が行われ、男子4×100mリレーで日本代表が今季世界最高タイの37秒80をマークし、1位に入った。

日本は同種目において北京五輪・リオ五輪で銀メダルを獲得しているが、東京五輪は途中棄権、昨年のオレゴン世界選手権でも失格に終わっている。

広告の下にコンテンツが続きます

来月開催されるブダペスト世界選手権でのリレー種目の出場枠は16ヵ国と決められており、昨年のオレゴンで入賞したカナダ、米国、英国、ジャマイカ、ガーナ、南アフリカ、ブラジル、フランスの8ヵ国が出場権をすでに獲得済み。残る8枠については有効期限内のランキング上位に入った国に与えられることになっている。

日本は7月中旬のアジア選手権では4×100mリレーにエントリーせず、よりレベルの高いDLでの好記録を目指して6月から準備。今年の日本選手権100mで1位から3位に入った坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)を1走から並べ、アジア選手権200m銅メダリストの上山紘輝(住友電工)をアンカーに置くメンバーで挑んだ。

レースでは1走の坂井から2走の栁田へよどみなくバトンをつなぎ、トップで3走へ。小池はアウトレーンの選手を追い抜いていくと、アンカーの上山は英国の追い上げを振り切ってトップでフィニッシュした。

この結果により日本は23日時点での対象国のランキングでも1位となり、ブダペスト世界選手権出場へ大きく近づいた。

広告の下にコンテンツが続きます
23日、英国・ロンドンでダイヤモンドリーグ(DL)の第10戦が行われ、男子4×100mリレーで日本代表が今季世界最高タイの37秒80をマークし、1位に入った。 日本は同種目において北京五輪・リオ五輪で銀メダルを獲得しているが、東京五輪は途中棄権、昨年のオレゴン世界選手権でも失格に終わっている。 来月開催されるブダペスト世界選手権でのリレー種目の出場枠は16ヵ国と決められており、昨年のオレゴンで入賞したカナダ、米国、英国、ジャマイカ、ガーナ、南アフリカ、ブラジル、フランスの8ヵ国が出場権をすでに獲得済み。残る8枠については有効期限内のランキング上位に入った国に与えられることになっている。 日本は7月中旬のアジア選手権では4×100mリレーにエントリーせず、よりレベルの高いDLでの好記録を目指して6月から準備。今年の日本選手権100mで1位から3位に入った坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)を1走から並べ、アジア選手権200m銅メダリストの上山紘輝(住友電工)をアンカーに置くメンバーで挑んだ。 レースでは1走の坂井から2走の栁田へよどみなくバトンをつなぎ、トップで3走へ。小池はアウトレーンの選手を追い抜いていくと、アンカーの上山は英国の追い上げを振り切ってトップでフィニッシュした。 この結果により日本は23日時点での対象国のランキングでも1位となり、ブダペスト世界選手権出場へ大きく近づいた。

男子4×100mR 日本歴代10傑

37.43 世界選手権代表(ドーハ)    2019.10. 5  (多田,白石,桐生,サニブラウン)  37.60 五輪代表(リオデジャネイロ)  2016. 8.19  (山縣,飯塚,桐生,ケンブリッジ)  37.78 日本選抜(DLロンドン)    2019. 7.21  (多田,小池,桐生,白石)  37.78 世界選手権代表(ドーハ)    2019.10. 4  (小池,白石,桐生,サニブラウン)  37.80 日本選抜(DLロンドン)    2023. 7.23  (坂井,栁田,小池,上山)  38.00 日本代表(GGP大阪)     2019. 5.19  (多田,山縣,小池,桐生)  38.03 世界選手権代表(大阪)     2007. 9. 1  (塚原,末續,高平,朝原)  38.04 世界選手権代表(ロンドン)   2017. 8.12  (多田,飯塚,桐生,藤光)  38.09 日本選抜(DLロンドン)    2018. 7.22  (小池,飯塚,桐生,ケンブリッジ) 

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.04.29

織田記念 男子100mに多田修平や山縣亮太が参戦 110mH村竹ラシッドと高山峻野が激突 女子100mHが激戦か

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/広島広域公園陸上競技場) 日本グランプリシリーズグレード1の第58回織田幹雄記念国際大会は4月29日、広島市の広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で行われる。1928 […]

NEWS 七種競技のヘンプヒル恵は5688点で13位 十種の丸山優真は5位につけるも途中棄権/マルチスターズ

2024.04.29

七種競技のヘンプヒル恵は5688点で13位 十種の丸山優真は5位につけるも途中棄権/マルチスターズ

世界陸連混成ツアー・ゴールドのマルチスターズが4月27日、28日の2日間、イタリア・ブレシアで行われ、女子七種競技に出場したヘンプヒル恵(アトレ)は5688点で13位だった。また、男子十種競技に出場していた丸山優真(住友 […]

NEWS 日本勢は金メダル8個獲得 中長距離で5種目制覇 記録では渕上翔太400mH49秒97、中谷魁聖が走高跳2m19をマーク/U20アジア選手権

2024.04.28

日本勢は金メダル8個獲得 中長距離で5種目制覇 記録では渕上翔太400mH49秒97、中谷魁聖が走高跳2m19をマーク/U20アジア選手権

◇第21回U20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ) 4日間の大会が終了し、男女合わせて29名が出場した日本勢は金メダル8個を含む21のメダルを獲得。昨年6月に韓国で行われた前回大会(金14個、メダル総数で […]

NEWS バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州

2024.04.28

バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州

中国・蘇州で4月27日、ダイヤモンドリーグ(DL)第2戦が開催され、男子5000mでは東京五輪10000m金メダルのS.バレガ(エチオピア)が12分55秒68の大会新で優勝した。 バレガは現在24歳。18年にこの種目で1 […]

NEWS 織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ

2024.04.28

織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ

第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日/広島広域公園陸上競技場)のスタートリストが4月28日、発表された。 GP(グランプリ)男子100m予選1組は、4レーンに多田修平(住友電工)。2組には4レーンにデーデー・ブルーノ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top