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2023.06.19

3000m障害予選で高校記録樹立の永原颯磨は8分42秒58で連覇 全国は「高校記録更新を狙いたい」/IH北信越
3000m障害予選で高校記録樹立の永原颯磨は8分42秒58で連覇 全国は「高校記録更新を狙いたい」/IH北信越

北信越地区大会男子3000m障害で連覇を飾った永原颯磨

◇インターハイ北信越地区大会(6月15日~18日/富山県富山市総合運動公園競技場)4日目

夏の北海道インターハイへの出場権を懸けた北信越大会の4日目が行われ、男子3000m障害は前日の予選で8分36秒06の高校記録を樹立した永原颯磨(佐久長聖3長野)が、決勝でサードベストとなる8分42秒58をマークして2連覇を達成した。

「タイムを狙うには気持ちも身体もリフレッシュした状態で臨みたかったため、予選がベストだと思いました」と予選から記録を狙った理由を説明。これまでの高校記録を保持し、現在は日本記録保持者となった三浦龍司(順大)の存在について、「あこがれであり、目標でもあります」と話し、「その偉大な方の記録を更新できたことは素直に嬉しいです」と前日の快挙を晴れやかな表情で語った。

予選は気温30度超えの過酷な条件ながらもスタートから果敢に攻め、1000mごとのラップは2分49秒、2分51秒、2分56秒。決勝は同条件のなかでのレースでも内容は対照的だった。「タイムは狙わず、全国を確実に決めにいきました」と振り返るように、序盤はチームメイトの遠藤大成(3年)の背後につき、1000mを2分59秒で通過し、1500m付近から先頭へ。その後のラップは2分55秒、2分47秒とビルドアップして、優勝を手にした。

連日、2分50秒を切る大人顔負けのラップタイムを刻んだ永原。「“サンショー”はスピードが必須だと思います。そのスピードは確実についてきていると実感しますが、ラスト1000mからの切り替えがまだ甘いので、そこをもっと磨きをかけていきたいです」とどん欲さを見せた。

昨年のインターハイは0.36秒の僅差で破れて2位。「とても悔しい思いをしたので、今年はそれを晴らしたいです。再び、高校記録の更新を狙い、いい景色を眺めながらトップでゴールしたいです」と高校最後の夏へ、会心のレースを思い描いている。

また、遠藤が8分55秒10で2位。佐々木哲(佐久長聖2)が3位(9分01秒90=自己新)に入り、県大会と同様に佐久長聖勢が上位を独占した。

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学校対抗は男子が開志国際(新潟)が90点、女子は星稜(石川)が61.5点で優勝を飾っている。

全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

文/写真 永田真樹

◇インターハイ北信越地区大会(6月15日~18日/富山県富山市総合運動公園競技場)4日目 夏の北海道インターハイへの出場権を懸けた北信越大会の4日目が行われ、男子3000m障害は前日の予選で8分36秒06の高校記録を樹立した永原颯磨(佐久長聖3長野)が、決勝でサードベストとなる8分42秒58をマークして2連覇を達成した。 「タイムを狙うには気持ちも身体もリフレッシュした状態で臨みたかったため、予選がベストだと思いました」と予選から記録を狙った理由を説明。これまでの高校記録を保持し、現在は日本記録保持者となった三浦龍司(順大)の存在について、「あこがれであり、目標でもあります」と話し、「その偉大な方の記録を更新できたことは素直に嬉しいです」と前日の快挙を晴れやかな表情で語った。 予選は気温30度超えの過酷な条件ながらもスタートから果敢に攻め、1000mごとのラップは2分49秒、2分51秒、2分56秒。決勝は同条件のなかでのレースでも内容は対照的だった。「タイムは狙わず、全国を確実に決めにいきました」と振り返るように、序盤はチームメイトの遠藤大成(3年)の背後につき、1000mを2分59秒で通過し、1500m付近から先頭へ。その後のラップは2分55秒、2分47秒とビルドアップして、優勝を手にした。 連日、2分50秒を切る大人顔負けのラップタイムを刻んだ永原。「“サンショー”はスピードが必須だと思います。そのスピードは確実についてきていると実感しますが、ラスト1000mからの切り替えがまだ甘いので、そこをもっと磨きをかけていきたいです」とどん欲さを見せた。 昨年のインターハイは0.36秒の僅差で破れて2位。「とても悔しい思いをしたので、今年はそれを晴らしたいです。再び、高校記録の更新を狙い、いい景色を眺めながらトップでゴールしたいです」と高校最後の夏へ、会心のレースを思い描いている。 また、遠藤が8分55秒10で2位。佐々木哲(佐久長聖2)が3位(9分01秒90=自己新)に入り、県大会と同様に佐久長聖勢が上位を独占した。 学校対抗は男子が開志国際(新潟)が90点、女子は星稜(石川)が61.5点で優勝を飾っている。 全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/写真 永田真樹

インターハイ北信越地区大会の優勝者一覧をチェック

●男子 100m    鶴巻陽太(三条3新潟)     10秒42(+2.9) 200m    渡邉 慧(新潟明訓3新潟)   21秒31(+0.5) 400m    古俣由人(東京学館新潟3新潟) 47秒64 800m    小林 漣(敦賀気比1福井)   1分54秒48 1500m    濵口大和(佐久長聖2長野)   3分50秒59 5000m    濵口大和(佐久長聖2長野)   14分02秒31 110mH    大久保然(長岡大手3新潟)   14秒31(-0.8) 400mH    角本駿介(十日町3新潟)    51秒89 3000m障害  永原颯磨(佐久長聖3長野)   8分42秒58 予選8分36秒06=日本高校新 5000m競歩  豊島 楓也(鵬学園3石川)    22分11秒24 4×100mR  新潟明訓(新潟)        40秒53=大会新 4×100mR  東京学館新潟(新潟)      3分12秒90=大会新 走高跳   井開琉未那(中越3新潟)    2m00 棒高跳   山内裕太(開志国際3新潟)   4m70 走幅跳   荒井陽呂実(飯山3長野)    7m19(+0.9) 三段跳   宮越健士郎(富山商3富山)   14m35(+1.7) 砲丸投   深澤恒頼(長野吉田3長野)   15m16 円盤投   上村佳廣(開志国際3新潟)   41m85 ハンマー投 岡村聡真(穂高商2長野)    52m74 やり投   篠原暖日(高田3新潟)     59m97 八種競技  降幡諒成(佐久長聖3長野)   5532点 ●女子 100m    吉尾 彩(星稜3石川)     11秒90(+2.5) 200m    吉尾 彩(星稜3石川)     24秒57(+1.5) 400m    八木音々(新潟明訓3新潟)   56秒92 800m    藏元真莉奈(敦賀3福井)    2分11秒38 1500m    M.アロット・エカラレ(開志国際2新潟)4分20秒17=大会新 3000m    P.ワンジク(帝京長岡1新潟)  9分25秒83 100mH    小寺彩貴(北陸学院3石川)   13秒88(+0.5) 400mH    中嶋雪音(星稜3石川)     61秒36 5000m競歩  後小路葉月(野沢北2長野)   25分02秒36 4×100mR  富山北部(富山)        46秒91 4×400mR  新潟明訓(新潟)        3分49秒50 走高跳   坂口心月(鵬学園2石川)    1m61 棒高跳   岡田莉歩(佐久長聖3長野)   3m90 走幅跳   吉尾 彩(星稜3石川)     5m79(-0.2) 三段跳   齊藤真子(北陸3福井)     11m98(+1.2) 砲丸投   水藻毬乃(新潟明訓3新潟)   12m87 円盤投   山本 絆(開志国際2新潟)   37m31 ハンマー投 松尾菜那(敦賀3福井)     49m59 やり投   万徳倖帆(開志国際3新潟)   46m59 七種競技  大森玲花(佐久長聖1長野)   4586点

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