HOME 国内

2023.06.10

前回Vの奥田啓祐は左脛疲労骨折の影響で欠場 ギリギリまで調整も「しっかり治す」と判断/日本選手権混成
前回Vの奥田啓祐は左脛疲労骨折の影響で欠場 ギリギリまで調整も「しっかり治す」と判断/日本選手権混成

奥田啓祐

◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場)

第107回日本選手権・混成競技の男子十種競技で、前回優勝の奥田啓祐(第一学院高教)が欠場となり、会場内で報道陣の取材に応えた。

広告の下にコンテンツが続きます

奥田は前回初優勝し、10月に日本歴代3位、史上3人目となる8008点をマーク。今年のアジア室内選手権(七種競技)でも銀メダルを獲得している。

欠場理由について「ケガが完治していない」と明かす。8008点を出した試合で左脛を疲労骨折。どの段階でケガをしたかは不明としつつ「棒高跳の前に痛みが出た」と言う。アジア室内選手権は「8割くらいの状態でリスクをとって」出場。その代償として悪化してしまった。

現在もアジア室内選手権と同じくらいに回復し、無理をすれば出られる状況だが、「これからの先のことを考えた時に、しっかり治そうと判断しました」と説明した。

日頃からともに練習し、『師匠』の1人でもある中村明彦(スズキ)が今季限りで引退。それだけに「見届けたかった」と言うも、「違う形で、明彦さんから『良かった』と言ってもらって送り出せるように。自分が引っ張っていきたいという思いがより強くなりました」と決意を新たにしていた。

広告の下にコンテンツが続きます

今後については未定だが、夏の試合に向けて調整していくとしている。

◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場) 第107回日本選手権・混成競技の男子十種競技で、前回優勝の奥田啓祐(第一学院高教)が欠場となり、会場内で報道陣の取材に応えた。 奥田は前回初優勝し、10月に日本歴代3位、史上3人目となる8008点をマーク。今年のアジア室内選手権(七種競技)でも銀メダルを獲得している。 欠場理由について「ケガが完治していない」と明かす。8008点を出した試合で左脛を疲労骨折。どの段階でケガをしたかは不明としつつ「棒高跳の前に痛みが出た」と言う。アジア室内選手権は「8割くらいの状態でリスクをとって」出場。その代償として悪化してしまった。 現在もアジア室内選手権と同じくらいに回復し、無理をすれば出られる状況だが、「これからの先のことを考えた時に、しっかり治そうと判断しました」と説明した。 日頃からともに練習し、『師匠』の1人でもある中村明彦(スズキ)が今季限りで引退。それだけに「見届けたかった」と言うも、「違う形で、明彦さんから『良かった』と言ってもらって送り出せるように。自分が引っ張っていきたいという思いがより強くなりました」と決意を新たにしていた。 今後については未定だが、夏の試合に向けて調整していくとしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

NEWS 大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

2025.12.23

大晦日の赤坂で東京世界陸上の熱狂再び!TBSオールスター体育祭に国内外メダリスト、入賞者ら17名が大集結 OB・OG含め多数参戦

TBSは12月31日に放送予定の「大晦日オールスター体育祭」の番組詳細を発表した。東京世界選手権出場者や、現役選手、元日本代表など陸上から多数登場する。 東京世界選手権出場者は17名が参戦。日本代表では男子35km競歩銅 […]

NEWS 佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top