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2023.05.07

三段跳・森本麻里子がV日本記録は「日本選手権に取っておく」2位・髙島真織子が日本歴代4位の13m75/木南記念
三段跳・森本麻里子がV日本記録は「日本選手権に取っておく」2位・髙島真織子が日本歴代4位の13m75/木南記念

木南記念女子三段跳で歴代上位のパフォーマンスを見せた森本麻里子(左)と髙島真織子

女子三段跳の日本歴代10傑をチェック!

14.04 1.1 花岡 麻帆(三英社)     1999.10. 1
13.84 1.3 森本麻里子(内田建設AC)  2022.10.16
13.81 -0.2 船田 茜理(武庫川女大4)  2022. 8. 7
13.75 -0.5 髙島真織子(九電工)     2023. 5. 6
13.65 0.3 河合 栞奈(大阪成蹊大4)  2019. 9.15
13.52 0.7 宮坂  楓(ニッパツ)    2016.10.15
13.50 0.4 吉田 文代(中大4)     2003. 6. 6
13.42 1.8 剱持 早紀(長谷川体育施設) 2019. 4.21
13.40 1.3 西内 誠子(上分中教)    1998. 4.29
13.39 -0.8 佐藤 友香(七十七銀行)   2004.10.27

◇第10回木南記念(5月6、7日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本グランプリシリーズG1の木南記念が行われ、女子三段跳は森本麻里子(内田建設AC)が13m80(-0.2)で優勝した。 昨年から国内負けなしのトリプルジャンパーが、織田記念に続いてグランプリを制して無敗を伸ばした。1回目に13m76(+1.4)を跳ぶと、4回目に13m80(-0.2)と自己記録にあと4cmに迫る。 「織田記念(13m68)が良い形で終わっていたので、自分のリズムで行こうと思いました」。その織田記念では5、6回目がファウルながら14mを超えていたこともあり、「14mの感覚はあります」。この日も3cmほどのファウルで14mオーバーを見せた。 順調にトレーニングしてきた成果で「基礎体力もついてきました」。その結果、助走スピードも増し、「上に弾まずガッと前に進めるようになりました」と言う。日本記録(14m04)更新に向けては「最後の踏み切りに向かって駆け上がるところを修正して、条件が合えば」と視界に入る。 地元・大阪出身ということもあり、「地元で出したい」。6月の日本選手権も同じヤンマースタジアム長居が舞台で「日本記録は日本選手権にとっておくということで。最大限、力を発揮して優勝して、世界選手権に出場したいです」と力強く語った。 2位の髙島真織子(九電工)は13m75(-0.5)の自己新。日本歴代4位の大ジャンプを見せた。それでも、常に上に森本がおり、「またシルバーコレクター」と悔しがる。自己ベストの跳躍も「ステップでつぶれてしまってつながらなかった」と反省する。 「まだ改善できるイメージは持てていません」と正直に打ち明けるが、それは伸びしろがたっぷりあるということ。「まずは13m80を安定して跳びたい」と、自らのジャンプを極めていく。

女子三段跳の日本歴代10傑をチェック!

14.04 1.1 花岡 麻帆(三英社)     1999.10. 1 13.84 1.3 森本麻里子(内田建設AC)  2022.10.16 13.81 -0.2 船田 茜理(武庫川女大4)  2022. 8. 7 13.75 -0.5 髙島真織子(九電工)     2023. 5. 6 13.65 0.3 河合 栞奈(大阪成蹊大4)  2019. 9.15 13.52 0.7 宮坂  楓(ニッパツ)    2016.10.15 13.50 0.4 吉田 文代(中大4)     2003. 6. 6 13.42 1.8 剱持 早紀(長谷川体育施設) 2019. 4.21 13.40 1.3 西内 誠子(上分中教)    1998. 4.29 13.39 -0.8 佐藤 友香(七十七銀行)   2004.10.27

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