HOME 海外

2022.10.26

ロンドン五輪女子400mH金・アンチェフの記録と順位が抹消 ディーマスらがメダル繰り上がりへ
ロンドン五輪女子400mH金・アンチェフの記録と順位が抹消 ディーマスらがメダル繰り上がりへ


世界陸連の独立不正監査機関であるAIU(アスリート・インテグリティー・ユニット)は10月24日、12年ロンドン五輪女子400mハードルで優勝したN.アンチェフ(ロシア)に対し、ドーピング違反により2012年7月15日から2013年6月19日の成績を無効とする処分を科すことを発表した。アンチェフは昨年4月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)によって4年間の資格停止処分を受けており、2013年6月30日から2015年12月31日までの成績はすでに無効となっている。

今回の処分が確定し、IOCで承認された場合には、12年8月に行われたロンドン五輪でのメダルが繰り上がる可能性がある。その場合はL.ディーマス(米国)が金メダル、Z.ヘイノヴァ(チェコ)が銀メダル、K.スペンサー(ジャマイカ)が銅メダルを得ることになる。

AIUは同じく24日、女子三段跳のF.マイタ(ベネズエラ)に対しても禁止物質(オスタリン)の存在または使用により22年9月21日から3年間の暫定資格停止処分を科すことを発表した。マイタは2003年生まれの19歳。22年U20世界選手権4位の成績が取り消されるとともに、2022年8月6日以降の結果についても無効となる。

世界陸連の独立不正監査機関であるAIU(アスリート・インテグリティー・ユニット)は10月24日、12年ロンドン五輪女子400mハードルで優勝したN.アンチェフ(ロシア)に対し、ドーピング違反により2012年7月15日から2013年6月19日の成績を無効とする処分を科すことを発表した。アンチェフは昨年4月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)によって4年間の資格停止処分を受けており、2013年6月30日から2015年12月31日までの成績はすでに無効となっている。 今回の処分が確定し、IOCで承認された場合には、12年8月に行われたロンドン五輪でのメダルが繰り上がる可能性がある。その場合はL.ディーマス(米国)が金メダル、Z.ヘイノヴァ(チェコ)が銀メダル、K.スペンサー(ジャマイカ)が銅メダルを得ることになる。 AIUは同じく24日、女子三段跳のF.マイタ(ベネズエラ)に対しても禁止物質(オスタリン)の存在または使用により22年9月21日から3年間の暫定資格停止処分を科すことを発表した。マイタは2003年生まれの19歳。22年U20世界選手権4位の成績が取り消されるとともに、2022年8月6日以降の結果についても無効となる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.19

来年2月の延岡西日本マラソンがMGCシリーズ男子G3に加盟 ロス五輪へつながる大会に

日本陸連は8月19日、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの初年となるMGCシリーズ2025-26男子グレード3(G3)に、第64回延岡西日本マラソン(来年2月8日/宮崎・延岡市役所前発着)が加盟したと発 […]

NEWS 3日目は18時から競技開始 最終日の20日は9時からトラック種目予選を実施/沖縄全中

2025.08.19

3日目は18時から競技開始 最終日の20日は9時からトラック種目予選を実施/沖縄全中

◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)3日目 沖縄全中実行委員会は8月19日、開催中の第52回全日本中学校選手権(全中)の3日目となる競技について、開始時間を大幅に変更すると発表した。熱帯低 […]

NEWS 青学大・飯田翔大が「脱毛症」病気公表「自分が受けた恩を、別の人や次の世代へとつないでいく」

2025.08.19

青学大・飯田翔大が「脱毛症」病気公表「自分が受けた恩を、別の人や次の世代へとつないでいく」

箱根駅伝王者の青学大男子長距離ブロックに在籍している飯田翔大が自身のSNSを更新し、「急速進行型脱毛症」を患っていることを公表した。 「急速進行型脱毛症」とは円形脱毛症の一種。短期間で広範囲に脱毛が進行する病気で、1~2 […]

NEWS 円盤投・湯上剛輝が62m84で優勝 世界陸上出場へ挑戦続く/WAコンチネンタルツアー

2025.08.19

円盤投・湯上剛輝が62m84で優勝 世界陸上出場へ挑戦続く/WAコンチネンタルツアー

男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が米国・オクラホマで8月17日に行われたオクラホマ・スロー・シリーズに出場し、62m84を放って優勝した。 湯上は1投目ファウルのあと、2投目に59m54、3投目にこの日最高スローを見 […]

NEWS 100m10秒00の高校2年生・清水空跳がインターハイ後初の公開練習 国内外のメディアが集結

2025.08.19

100m10秒00の高校2年生・清水空跳がインターハイ後初の公開練習 国内外のメディアが集結

7月下旬の広島インターハイ男子100mで10秒00(+1.7)の超特大高校新記録を打ち立て、200m(20秒39/+2.7)と合わせて2冠に輝いた清水空跳(星稜2石川)が8月19日、報道陣に練習を公開した。 10秒00は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top