HOME 国内

2022.10.08

北口榛花65m68のビッグスロー!「1cmでも日本記録超えたかった」/栃木国体
北口榛花65m68のビッグスロー!「1cmでも日本記録超えたかった」/栃木国体

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)3日目

3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会3日目に行われた成年女子やり投で北口榛花(北海道・JAL)が65m68の大投てきを見せて優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

これがシーズン最終戦。オレゴン世界選手権銅メダリストでダイヤモンドリーグ・ファイナル3位の存在感を大いに発揮した。1回目に自身の大会記録61m07を更新する61m23を投げると、2回目62m71。

徐々に修正を加えた3回目に、会場が大きくどよめいた。日本記録のライン付近に刺さる。自らの日本記録66m00に迫る65m68。自己2番目、パフォーマンス歴代2位のビッグアーチだった。

「大会記録は越したいという気持ちがありましたが、予想以上にいってくれました」と言いつつ、「惜しかったので欲を言えば1cmでも日本記録を更新したかったです」と笑い飛ばした。

広告の下にコンテンツが続きます

さすがにシーズン終盤で「ガス欠気味」というものの、「最後なので頑張りました」と北口。これで国体は高1(13位)から出場しているが、2年時から14、15、17、18、そして今回と出場した大会は5連勝で、「国体に強いんです」と笑顔を見せた。

若い選手たちと行動をともにし、「投てきの選手たちや若い子たちの励みになれればいいなと思います」。前日のミーティングではプレッシャーへの考え方などアドバイスを送ったという。

激動のシーズンを振り返り「海外の選手にブレークスルーと言ってもらえた。60mを安定して投げられて自信になりました」と北口。ブダペスト世界選手権は「今年よりいい色を取るために、もう一段階、体力面をアップしたいです」と意気込みを語った。

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)3日目 3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会3日目に行われた成年女子やり投で北口榛花(北海道・JAL)が65m68の大投てきを見せて優勝した。 これがシーズン最終戦。オレゴン世界選手権銅メダリストでダイヤモンドリーグ・ファイナル3位の存在感を大いに発揮した。1回目に自身の大会記録61m07を更新する61m23を投げると、2回目62m71。 徐々に修正を加えた3回目に、会場が大きくどよめいた。日本記録のライン付近に刺さる。自らの日本記録66m00に迫る65m68。自己2番目、パフォーマンス歴代2位のビッグアーチだった。 「大会記録は越したいという気持ちがありましたが、予想以上にいってくれました」と言いつつ、「惜しかったので欲を言えば1cmでも日本記録を更新したかったです」と笑い飛ばした。 さすがにシーズン終盤で「ガス欠気味」というものの、「最後なので頑張りました」と北口。これで国体は高1(13位)から出場しているが、2年時から14、15、17、18、そして今回と出場した大会は5連勝で、「国体に強いんです」と笑顔を見せた。 若い選手たちと行動をともにし、「投てきの選手たちや若い子たちの励みになれればいいなと思います」。前日のミーティングではプレッシャーへの考え方などアドバイスを送ったという。 激動のシーズンを振り返り「海外の選手にブレークスルーと言ってもらえた。60mを安定して投げられて自信になりました」と北口。ブダペスト世界選手権は「今年よりいい色を取るために、もう一段階、体力面をアップしたいです」と意気込みを語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.09

10000m代表の葛西潤「最大限のパフォーマンス発揮できるように」ケガを乗り越え再び世界に挑戦/東京世界陸上

男子10000mで東京世界選手権代表に内定した葛西潤(旭化成)。昨年のパリ五輪に続いて日の丸を背負って走ることとなった。パートナーシップ契約を結ぶアディダスの協力のもと、単独インタビューに応えた。 今年4月の日本選手権1 […]

NEWS 2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に

2025.09.09

2027年全中 陸上はリレー廃止で個人種目のみ 駅伝は男子6区間→5区間に

日本中体連陸上競技部は、9月9日までに2027年以降の全中の陸上大会と駅伝大会(全国中学校駅伝)について実施内容の方針を固めた。 陸上大会は、日本陸連の競技者育成指針に沿って、27年から男子400mと男子3000mを廃止 […]

NEWS 世界陸連セバスチャン・コー会長 「あと2年でさらに成長を加速させる」

2025.09.09

世界陸連セバスチャン・コー会長 「あと2年でさらに成長を加速させる」

9月8日、9日の両日、東京で世界陸連のカウンシル会議が行われ、世界陸連の今後の活動方針などが話し合われた。 世界陸連会長のセバスチャン・コー氏は、3期目の任期が満了する2027年で退任することが決まっており、会議冒頭で「 […]

NEWS 東京世界陸上トップ8で来年5月の世界リレー出場権 世界リレーは秋のアルティメット選手権と27年北京世界陸上の選考大会

2025.09.09

東京世界陸上トップ8で来年5月の世界リレー出場権 世界リレーは秋のアルティメット選手権と27年北京世界陸上の選考大会

世界陸連は9月9日、来年実施される国際大会の参加基準と選考について発表した。 世界リレー大会は5月2日、3日の日程でボツワナの首都・ハボローネで、U20世界選手権は8月5日~9日で、米国・オレゴンのユージンで、それぞれ開 […]

NEWS 男女混合4×100mリレーの走順を固定へ 28年ロサンゼルス五輪まで採用決定

2025.09.09

男女混合4×100mリレーの走順を固定へ 28年ロサンゼルス五輪まで採用決定

世界陸連(WA)は9月9日に理事会を開き、男女混合4×100mリレーの走順の固定について決定した。 WA主催大会で今年の広州世界リレーで初採用された男女混合4×100mリレーについて、来年のボツワナ世界リレーから「男子・ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top