HOME 国内、大学

2022.09.07

DLファイナルいよいよ開幕!やり投・北口榛花&3000m障害・三浦龍司が世界に挑む
DLファイナルいよいよ開幕!やり投・北口榛花&3000m障害・三浦龍司が世界に挑む

ダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルが、日本時間の今日、明日の深夜(8、9日)に、スイス・チューリッヒでいよいよ行われる。選ばれた者しか立てないファイナルの舞台に、なんと今年は日本人が2人も出場。これまで以上に大きな注目が集まっている。

その舞台に挑むのは、女子やり投でオレゴン世界選手権銅メダリストの北口榛花(JAL)と、男子3000m障害で東京五輪7位の三浦龍司(順大)だ。ダイヤモンドリーグのファイナルに日本人が進むのは男子走高跳の戸邉直人(JAL)以来。北口は女子種目初、三浦は中長距離種目で初となる。

北口は6月のパリ大会で日本史上初の優勝。オレゴン後のシレジア大会では連勝を飾った。さらにモナコ大会2位、ブリュッセル大会2位と4大会連続で表彰台に上り、満を持してファイナルへ。今季は自身の持つ日本記録(66m00)こそ更新していないものの、65m10を筆頭にハイアベレージを誇る。堂々、優勝候補の一人として臨む。ライバルになるのはオレゴン世界選手権金メダルのK.L.バーバー(豪州)は同銀メダルのK.ウィンガー(米国)か。

三浦は3000m障害の日本記録(8分09秒92)を持つ。今季は1500mで3分36秒59をマークするなどスピードに磨きをかけた。3000m障害は実戦が少なかったこともあり納得のいくレースが少なかったようで、日本選手権を優勝したもののオレゴン世界選手権では予選敗退。しかし、その後のDLローザンヌ大会でシーズンベストの8分13秒06をマークして4位に入ってファイナルを決めた。東京五輪&世界選手権金メダルのS.エル・バッカリ(モロッコ)らがいるハイレベルな中でどんなレースを仕掛けるか、そして自己ベスト更新なるか。

2人はともに2日目となる9日に登場。日本時間で深夜3時20分からやり投がスタートし、3000m障害は3時31分に行われる。同時間帯に競演しそうだ。

広告の下にコンテンツが続きます

棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)らを筆頭に、世界のトップアスリートたちが集結。日本人の活躍とともに、白熱のパフォーマンスが見られそうだ。

◇ダイヤモンドリーグとは?賞金30,000ドル、世界選手権出場権も

ダイヤモンドリーグは世界最高峰のリーグ戦。男女計32種目で、欧米やアジア各都市で開催される各大会の上位選手に入るとポイントを獲得し、その上位選手のみがファイナルに進出できる。ファイナルに進めるのは100m~800mが上位8人、1500m以上は上位10人、フィールド種目は6人。一発勝負のファイナルを制した選手が年間チャンピオンとなる。

年間王者にはダイヤモンドトロフィーと、賞金30,000ドルが贈られ、来年のブダペスト世界選手権の出場権(ワイルドカード)も与えられる。なお賞金は2位が12,000ドル、3位は7,000ドル。

同大会は2009年まで行われていたIAAFゴールデンリーグとスーパーグランプリが統合されて2010年に創設。今年は5月の第1戦ドーハを皮切りに、今回のファイナルまで14戦で構成されていた(※中国開催2大会は中止)。

ダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルが、日本時間の今日、明日の深夜(8、9日)に、スイス・チューリッヒでいよいよ行われる。選ばれた者しか立てないファイナルの舞台に、なんと今年は日本人が2人も出場。これまで以上に大きな注目が集まっている。 その舞台に挑むのは、女子やり投でオレゴン世界選手権銅メダリストの北口榛花(JAL)と、男子3000m障害で東京五輪7位の三浦龍司(順大)だ。ダイヤモンドリーグのファイナルに日本人が進むのは男子走高跳の戸邉直人(JAL)以来。北口は女子種目初、三浦は中長距離種目で初となる。 北口は6月のパリ大会で日本史上初の優勝。オレゴン後のシレジア大会では連勝を飾った。さらにモナコ大会2位、ブリュッセル大会2位と4大会連続で表彰台に上り、満を持してファイナルへ。今季は自身の持つ日本記録(66m00)こそ更新していないものの、65m10を筆頭にハイアベレージを誇る。堂々、優勝候補の一人として臨む。ライバルになるのはオレゴン世界選手権金メダルのK.L.バーバー(豪州)は同銀メダルのK.ウィンガー(米国)か。 三浦は3000m障害の日本記録(8分09秒92)を持つ。今季は1500mで3分36秒59をマークするなどスピードに磨きをかけた。3000m障害は実戦が少なかったこともあり納得のいくレースが少なかったようで、日本選手権を優勝したもののオレゴン世界選手権では予選敗退。しかし、その後のDLローザンヌ大会でシーズンベストの8分13秒06をマークして4位に入ってファイナルを決めた。東京五輪&世界選手権金メダルのS.エル・バッカリ(モロッコ)らがいるハイレベルな中でどんなレースを仕掛けるか、そして自己ベスト更新なるか。 2人はともに2日目となる9日に登場。日本時間で深夜3時20分からやり投がスタートし、3000m障害は3時31分に行われる。同時間帯に競演しそうだ。 棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)らを筆頭に、世界のトップアスリートたちが集結。日本人の活躍とともに、白熱のパフォーマンスが見られそうだ。 ◇ダイヤモンドリーグとは?賞金30,000ドル、世界選手権出場権も ダイヤモンドリーグは世界最高峰のリーグ戦。男女計32種目で、欧米やアジア各都市で開催される各大会の上位選手に入るとポイントを獲得し、その上位選手のみがファイナルに進出できる。ファイナルに進めるのは100m~800mが上位8人、1500m以上は上位10人、フィールド種目は6人。一発勝負のファイナルを制した選手が年間チャンピオンとなる。 年間王者にはダイヤモンドトロフィーと、賞金30,000ドルが贈られ、来年のブダペスト世界選手権の出場権(ワイルドカード)も与えられる。なお賞金は2位が12,000ドル、3位は7,000ドル。 同大会は2009年まで行われていたIAAFゴールデンリーグとスーパーグランプリが統合されて2010年に創設。今年は5月の第1戦ドーハを皮切りに、今回のファイナルまで14戦で構成されていた(※中国開催2大会は中止)。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.05.01

KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム

KIPRUNは4月上旬、フランス・パリで発表会を行い、新たなブランドロゴを発表するとともに、今後日本国内でも発売を予定している新モデルシューズを発表した。 競歩世界チャンピオンも愛用したシューズ 2021年にブランド初の […]

NEWS セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

2025.05.01

セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら

日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]

NEWS 坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

2025.05.01

坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP

5月1日、日本陸連はセイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場)の欠場者を発表した。 日本人選手で欠場するのは、男子100mの坂井隆一郎(大阪ガス)、同200mの水久保漱至(宮崎県スポ協)、同400mの中 […]

NEWS アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

2025.05.01

アジア選手権男子400m中島佑気ジョセフが故障のため辞退 44秒台の佐藤風雅が代表入り

日本陸連は5月1日、韓国・クミで開催されるアジア選手権の代表選手の入れ替えを発表した。 男子400mで選出されていた中島佑気ジョセフ(富士通)が辞退。右ハムストリングスのケガのためとしている。中島は昨年のパリ五輪代表。4 […]

NEWS 東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top