HOME ニュース、国内

2022.06.25

女子三段跳は日本選手権王者の森本麻里子が貫禄勝ち秋に向け「スピードとパワーつけたい」/布勢スプリント
女子三段跳は日本選手権王者の森本麻里子が貫禄勝ち秋に向け「スピードとパワーつけたい」/布勢スプリント


日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。

女子三段跳は森本麻里子(内田建設AC)が13m42(+3.1)をマークして優勝した。

風向きが変わったため、トップ8に入ってからピットの向きを変更。森本は序盤こそ「助走悪かった」というが、4回目に優勝記録を跳んで逆転でトップに。5回目には「あー、良かったのに!」と跳躍後に言葉が漏れるほどファウルながら大きなジャンプ。わずかのファウルで13m70ほど跳んでいたようだった。

日本歴代3位の13m58のベストを持ち、日本選手権4連覇をするなど、近年の女子三段跳をリードしてきた森本。だが、今季は高島真織子(九電工)や船田茜理(武庫川女大)が成長して競り合うようになった。「ドキドキしますけど、うれしいです。競り合いながら壁になっている14mを目指していけます」と、ハイレベルな争いを歓迎している。

記録が安定してきた反面、「まだスピードとパワーが足りない」。夏場に「もう一度助走スピードと一連の流れをやっていく」とし、「こっそり走幅跳に取り組んでみたい。6m中盤くらいを跳ばないと」と見据えている。

秋は全日本実業団と田島記念がターゲット。「自分の課題、やりたいことに挑戦できることが楽しい」。森本らしく楽しみながら、花岡麻帆が日本記録14m04を作って以来、日本人2人目の14m突入を目指していく。

広告の下にコンテンツが続きます

男子三段跳は池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が16m30(+2.2)をマークして優勝。昨年は肉離れなどでバランスを崩したことで、今年の春先には右アキレス腱を痛めた。ケガに苦しんできたが、池畠らしいバネのある跳躍が戻ってきた。2位には日本選手権覇者の伊藤陸(近大高専)が16m22(+3.0)で続いた。

日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。 女子三段跳は森本麻里子(内田建設AC)が13m42(+3.1)をマークして優勝した。 風向きが変わったため、トップ8に入ってからピットの向きを変更。森本は序盤こそ「助走悪かった」というが、4回目に優勝記録を跳んで逆転でトップに。5回目には「あー、良かったのに!」と跳躍後に言葉が漏れるほどファウルながら大きなジャンプ。わずかのファウルで13m70ほど跳んでいたようだった。 日本歴代3位の13m58のベストを持ち、日本選手権4連覇をするなど、近年の女子三段跳をリードしてきた森本。だが、今季は高島真織子(九電工)や船田茜理(武庫川女大)が成長して競り合うようになった。「ドキドキしますけど、うれしいです。競り合いながら壁になっている14mを目指していけます」と、ハイレベルな争いを歓迎している。 記録が安定してきた反面、「まだスピードとパワーが足りない」。夏場に「もう一度助走スピードと一連の流れをやっていく」とし、「こっそり走幅跳に取り組んでみたい。6m中盤くらいを跳ばないと」と見据えている。 秋は全日本実業団と田島記念がターゲット。「自分の課題、やりたいことに挑戦できることが楽しい」。森本らしく楽しみながら、花岡麻帆が日本記録14m04を作って以来、日本人2人目の14m突入を目指していく。 男子三段跳は池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が16m30(+2.2)をマークして優勝。昨年は肉離れなどでバランスを崩したことで、今年の春先には右アキレス腱を痛めた。ケガに苦しんできたが、池畠らしいバネのある跳躍が戻ってきた。2位には日本選手権覇者の伊藤陸(近大高専)が16m22(+3.0)で続いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.19

前田美結子200m日本歴代6位、学生歴代2位の23秒31!九州学生記録も更新 前週4継で単独チーム日本最高

福岡大競技会が7月19日、同大学陸上競技場で行われ、女子200mでは前田美結子(福岡大)が日本歴代6位、学生歴代2位、九州学生新記録の23秒31(+1.4)をマークした。 これまでの前田の自己ベストは、日本選手権(7月6 […]

NEWS 福井ナイトゲームズに東京世界陸上代表の村竹ラシッド、鵜澤飛羽ら追加エントリー!

2025.07.19

福井ナイトゲームズに東京世界陸上代表の村竹ラシッド、鵜澤飛羽ら追加エントリー!

日本グランプリシリーズのAthlete Night Games in FUKUI2025の大会主催者は、7月18日に追加エントリー選手を発表した。 男子110mハードルには村竹ラシッド(JAL)が登録。村竹は昨年のパリ五 […]

NEWS 富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top