6月8日から11日かけて米国オレゴン州ユージンで開催される全米学生選手権の地区予選が行われ、女子3000m障害のリンズィー・ヘレナ芽衣(バージニア大)と女子ハンマー投のジョイ・マッカーサー(南カリフォルニア大)が本大会出場を決めた。
神奈川県出身のリンズィーは中学時代から長距離や駅伝で活躍。2014年の全中1500mでは東京五輪8位の田中希実(当時・小野南中)らと競り合い、6位入賞を果たしている。市立金沢高校時代にはインターハイ南関東大会1500mで2連覇を飾ったほか、全国高校選抜の2000m障害で優勝した経歴を持つ。高校卒業後は留学のために渡米し、バージニア大では陸上部に所属。クロスカントリーで活躍したほか、今年5月13日には3000m障害で10分05秒68の自己新記録をマークしていた。
全米学生選手権の地区予選は東部(インディアナ州ブルーミントン)と西部(アリゾナ州フェイエットビル)に分かれて行われ、東部地区予選に出場したリンズィーはタイムレースで行われた3組目に出場。10分02秒27と自己記録をふたたび更新して、全体の11番目のタイムで成績上位者に与えられる本戦への出場権を手にした。
また、西部地区予選の女子ハンマー投には5月に日本歴代4位の66m61を投げているマッカーサーが出場し、63m10の12位で本大会へ駒を進めている。
全米学生選手権は今年の男子が100回の記念大会。2019年には男子短距離のサニブラウン・A・ハキーム(当時・フロリダ大)が出場し、100mで9秒97(+0.8)と当時の日本記録を樹立。200mも20秒08(+0.8)と両種目で銅メダルを獲得し、4×100mリレーでも全米学生新の37秒97で優勝を飾った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.30
【世界陸上プレイバック】―15年北京―十種競技・イートンが世界新でV2 50km競歩で谷井孝行が銅メダル 荒井も4位入賞、16歳サニブラウン初出場
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.30
「東京レガシースタジアム」を10月17日~19日に開催! 100m走タイムチャレンジや中長距離スペシャルアカデミーを実施
一般財団法人東京マラソン財団と東京都は7月30日、東京レガシーハーフマラソン2025(10月19日)の開催に合わせて、「東京レガシースタジアム」を10月17日から19日の3日間、国立競技場や明治公園で実施することを発表し […]
2025.07.30
ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録
9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が発表された。男子には今年のロンドンマラソン優勝のS.サウェ(ケニア)が出場予定。ブダペスト世界選手権6位のM.メンゲシャ(エチオピア)やオレゴン世界選手権7位 […]
2025.07.30
学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ
2年に一度開催される学生の総合スポーツ世界大会、FISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日、ドイツ、ライン・ルールで開催された。 男子100mはB.ワラザ(南アフリカ)が10秒16(-0.7) […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会