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2022.04.28

【“陸女”インタビュー】Popteen専属モデル長谷川美月(みちゅ)さん「陸上部の思い出は一生の宝物!」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。

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実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者が多いらしい……。そんな「元陸部」の方々へのインタビュー企画がスタート! きつかった練習は!? 楽しかった思い出は!? 陸上を通して学んだことは!?

今回は雑誌『Popteen』専属モデルの長谷川美月さんが登場! 「みちゅ」の愛称で人気を集める長谷川さんは、モデルとして活動しながら、女優やリポーターとしても活躍中。さらに、現在は長谷川さんがアイドルグループをプロデュースするプロジェクトが進行中と、マルチな活躍を見せている。「一生モノの宝物」と振り返る陸上部時代について語ってもらいました!


中学時代は走高跳で県大会入賞経験もある長谷川美月さん

“跳ねる系女子”で中学から陸上部へ

――中学時代に陸上部だったとうかがいました。小さい頃から陸上クラブに通うなどしていたんですか?

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みちゅ もともと8歳からダンスを習っていて、ジャズダンス、ガールズダンスです。小さい頃からアイドルが好きで、見よう見まねで踊っていました。中学になって、ダンスと両立できる部活を考えた時に、陸上部ならできるかなって。個人競技でダンスがあっても迷惑をかけることが少ないと思いました。

――部活に入らないといけない中学校だったんですか。

みちゅ いえ、母に「ダンスを続けたいなら、ちゃんと部活に入って両立しなさい」と言われたんです。母は高校時代に陸上部のマネージャーをしていたようで、陸上部のことを聞くこともありましたね。

――ご家族も陸上を?

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みちゅ 両親は特にスポーツをしていたとは聞いていません。弟が2人いて、1人は陸上部、もう1人はバスケットボールをしています。

――長谷川さんの小さい頃の運動神経はいかがでしたか。

みちゅ 特別、足が速かったわけじゃないですが、走るのは好きでしたよ。あと、縄跳びとか大好きで“跳ねる系女子”でしたね!

――そんな“跳ねる系女子”だと、種目は…。

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みちゅ 走高跳をしていました! 最初は長距離をしていたんです。小学生の時のマラソン大会でも上位でした。でも、陸上部に入ったら練習もめちゃくちゃきつくて(笑)。私の中では得意だと思っていたけど、長距離専門の選手の中では「無理だな」って。

その中で自分に合う種目は何かないかなって思っていたら、顧問の先生から走高跳を勧められました。身長も163cmと少し高いほうだったので。走幅跳は知っていましたが、走高跳の存在は知らなかったです。

――中学の部活の雰囲気はいかがでしたか。

みちゅ 挨拶など礼儀は厳しかったですが、先輩たちも明るくてとても楽しかったです。同学年の女子が15人くらいと多くて、短距離で全中(全国中学校選手権)に出場した同級生もいました。普段はワイワイしていましたが、練習になるとスイッチが切り替わりましたね。先生も厳しい時は厳しい「飴と鞭」がうまくて大好きでした。愛のある指導でしたし、全然つらいと思いませんでしたよ。

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――走高跳に転向してみての感想は?

みちゅ 最初はとても怖かったです。背面跳びを覚えるのが大変でした。見えないところからバーを越えるのも怖いし、背中を打つととても痛くて…。でも、やればやるほど好きになりました。跳躍練習が一番楽しくて、打ち込めば結果につながって、それでまた練習が好きになって。その繰り返しでしたね。

2年生の時は走高跳をしているのが先輩1人、後輩1人。先輩に負けたくなくて必死で練習しました。部活が休みの日も自主練するために競技場に行って、先生も一緒に付き合ってくれましたね。

――逆に大変だった練習は覚えていますか。

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みちゅ やっぱり夏の練習がすごく嫌いでした!(笑) まぁまぁ強い世代だったからか、先生も気合が入ったようでした。特に「エンドレス」というメニューは本当にヤバいです! 100mを10本、200mを10本…インターバル(間)はジョグでつなぐ。それを聞いた瞬間、帰りたくなりましたね(笑)。「エンドレス」とか「インターバル」って、久しぶりに口にしました! 懐かしいです!!

ダンスと並行しながら中学では陸上部に。当時のことを振り返っていただきました

スランプを乗り越えて自己ベスト

――走高跳をしていて、一番気持ち良い瞬間は?

みちゅ やっぱり自己ベストを跳べた時です! 空を飛んでいる気分になれるんです。良いジャンプができる時は感覚がいつもと違って、助走から踏み切りに入っていく時に「きれいに入れているな」とわかるんです。踏み切った瞬間、「あ、跳べる!」って。この空中にふわっと浮き上がる瞬間が一番気持ち良いいんですよね。

――ケガやスランプなど、苦しんだ経験はありますか。

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みちゅ 2年生の秋くらいにバーに当てて失敗して、背中が痛すぎたことでトラウマになりました。それから全然跳べなくなってしまって…。走高跳を始めた1年生の頃の1m20という記録も失敗するくらいにスランプでした。先生からも「フォームが変わってしまった」と指摘されていましたね。

――どうやって克服されましたか。

みちゅ 3年生で絶対に結果を出したい、と思って必死でした。もうイチから見直しました。まずはボックスに乗って背面ジャンプするところから始めて、少しずつフォームを戻していって、やっとスランプを抜けました。

市大会でちゃんと跳べて、県総体では1m40を跳んで入賞することができました! 自己ベストも1m45まで伸ばせましたね。県大会は強い選手の調子が良くなかったから、たまたまかもしれませんが。でも、本番に強いタイプ! ということにしておきます!

――勉強やダンスとの両立は大変そうですね。

みちゅ 部活が終わってから帰宅して、30分後にはダンスのレッスンに向かっていました。それこそ、よくテレビで見るような車の中でお茶碗を抱えてご飯を食べるような生活。テスト前は本当に苦労しました。部活もあって、テスト勉強も課題もあって、ダンスもある。それでも、負けず嫌いで最後までやり切りたいと思っていました。

――ダンスと両立していたことで、それぞれに生きたこともありますか。

みちゅ 陸上をしていたことで体力もついたので、長時間踊っていてもバテにくかったですね。逆に、走高跳の技術をつかむのが早くて、先生から「ダンスをしているからリズム感が良くて覚えるのが早いのかな」と言われていました! 特に踏み切りまでの3歩のリズム感に合っていたと思います。

――陸上部3年間を振り返ると、どんな思い出が浮かびますか。

みちゅ 休憩中に友達と輪になって話している時間が好きでしたね。ウォーミングアップから本練習までの準備の時間に、スパイクに履き替えながら“恋バナ”したり。今でも仲良しで、地元の石川に帰ったら遊びます。部活で過ごした時間は一生の宝物といっても過言ではないですね!

陸上部時代を思い出して笑顔の長谷川さん。当時の思い出は「宝物」だという

続けられたことは一生の強みになる

――陸上は中学まで?

みちゅ はい。高校でもやらないかと言われましたが、高校3年間はダンスに打ち込みたいと自分の中で決めていました。陸上を3年間やり切ったし、受験勉強も頑張って志望校にも入れたので、母も許してくれましたね。高校3年間では、目標にしていた全国大会に出場することができました!

――その頃から芸能関係のお仕事に興味があったんですか。

みちゅ 元々は全然興味がなかったです。ずっと保育士を目指していて、保育士になるために高校も通って、大学進学も考えていました。でも、高2の春にたまたま「Popteen」のオーディション番組を見て、「楽しそうだな」「自分もやってみたいな」と思ったんです。他の人と何か違った経験をしてみたかったので、最初は興味本位で受けました。

勢いで応募した1回目は最終審査で落ちました。そこで、陸上で培った負けず嫌いな心がフツフツと湧いてきたんです(笑)。一気に燃えて、絶対にやってやるぞって。2回目のオーディションで合格をいただいて、高2からダンスを継続しつつ芸能活動を始めました。

――進学を希望されていたということで周囲からの反対は?

みちゅ 先生方もビックリするくらいに応援してくれたんです。ある先生は「勉強はいつでもできるから、美月のやりたいほうで頑張ってみたら」と言ってくださって、そういう応援に背中を押されて、1回勉強は置いておいて芸能界に集中すると決意しました。ダンスをやり切って、高校を卒業してから上京しました。今では職員室に私が載った雑誌を飾ってくれているみたいですごくうれしいです。

――モデルだけではなく、バラエティー番組や恋愛リアリティーショーにご出演されたり、『王様のブランチ』のリポーターに就任されたり、いろいろなお仕事をされていますね。

みちゅ 今はいろいろなお仕事をさせていただいて楽しいです。最近では演技にも力を入れようと思っていてレッスンにも通っています。目標は地上波のドラマにでることです。本当にいろんなことに挑戦していきたいですね。

――アイドルの「プロデュース」もしているとか!?

みちゅ そうなんです! プロデューサー。長谷川Pです! 元々、アイドルが好きで、アイドルに携わる仕事をしてみたいとずっと周囲に公言していて、「プロデュースしてみない?」とお話をいただいて即答しました。

書類選考や面接にも参加して、メンバー選考から関わっています。どういうコンセプトで、どんなグループにしていくか。衣装や曲など、全部アイデアを出して決めていく予定です。

――楽しみにしています! お仕事をしていて、「部活をやっていてよかったな」と思えることはありますか。

みちゅ まずは礼儀を学べたこと。どの世界も礼儀が第一です! あとは、陸上部だったからこそ、負けず嫌いの気持ちが強くなれました。それは今のお仕事にも少し生きているのかなと思います。謙虚さを大事にしつつ、自分を出していく。そういう面は部活で鍛えられた気がします。

――最後に陸上を頑張っている人たちにメッセージをお願いします!

みちゅ 私は練習がつらくて、何度も途中で辞めたいと思った時期もありました。ダンスと両立するのも大変でした。でも、最後まであきらめずにやり切ったからこその達成感もあります。それが自分の一生の強みになると思います。心が折れそうになることもあると思いますが力強く踏ん張ってみてほしいです! 頑張ってください!!

 

はせがわ・みつき/愛称は「みちゅ」。2002年9月16日生まれ。石川県出身。中学時代に陸上部に所属し、走高跳が専門。中3時には県総体で入賞した実績も持つ。『第3次Popteenカバーガール戦争』でメンバー入りを果たし、レギュラーモデルに昇格。『Popteen』2020年10月号から専属モデルを務める。21年には恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』(AbemaTV)に出演。今年4月からは『王様のブランチ』リポーターに就任した。「(株)ヴィンヤード主催の次世代アイドル発掘オーディション」(22年夏デビュー予定)のプロデューサーを務めている。今後アイドルのプロデュースもする予定。公式HPTwitterInstagramYouTubeTikTok

構成/向永拓史

長谷川美月さんサイン入りチェキを2名様にプレゼント!

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――中学時代に陸上部だったとうかがいました。小さい頃から陸上クラブに通うなどしていたんですか? みちゅ もともと8歳からダンスを習っていて、ジャズダンス、ガールズダンスです。小さい頃からアイドルが好きで、見よう見まねで踊っていました。中学になって、ダンスと両立できる部活を考えた時に、陸上部ならできるかなって。個人競技でダンスがあっても迷惑をかけることが少ないと思いました。 ――部活に入らないといけない中学校だったんですか。 みちゅ いえ、母に「ダンスを続けたいなら、ちゃんと部活に入って両立しなさい」と言われたんです。母は高校時代に陸上部のマネージャーをしていたようで、陸上部のことを聞くこともありましたね。 ――ご家族も陸上を? みちゅ 両親は特にスポーツをしていたとは聞いていません。弟が2人いて、1人は陸上部、もう1人はバスケットボールをしています。 ――長谷川さんの小さい頃の運動神経はいかがでしたか。 みちゅ 特別、足が速かったわけじゃないですが、走るのは好きでしたよ。あと、縄跳びとか大好きで“跳ねる系女子”でしたね! ――そんな“跳ねる系女子”だと、種目は…。 みちゅ 走高跳をしていました! 最初は長距離をしていたんです。小学生の時のマラソン大会でも上位でした。でも、陸上部に入ったら練習もめちゃくちゃきつくて(笑)。私の中では得意だと思っていたけど、長距離専門の選手の中では「無理だな」って。 その中で自分に合う種目は何かないかなって思っていたら、顧問の先生から走高跳を勧められました。身長も163cmと少し高いほうだったので。走幅跳は知っていましたが、走高跳の存在は知らなかったです。 ――中学の部活の雰囲気はいかがでしたか。 みちゅ 挨拶など礼儀は厳しかったですが、先輩たちも明るくてとても楽しかったです。同学年の女子が15人くらいと多くて、短距離で全中(全国中学校選手権)に出場した同級生もいました。普段はワイワイしていましたが、練習になるとスイッチが切り替わりましたね。先生も厳しい時は厳しい「飴と鞭」がうまくて大好きでした。愛のある指導でしたし、全然つらいと思いませんでしたよ。 ――走高跳に転向してみての感想は? みちゅ 最初はとても怖かったです。背面跳びを覚えるのが大変でした。見えないところからバーを越えるのも怖いし、背中を打つととても痛くて…。でも、やればやるほど好きになりました。跳躍練習が一番楽しくて、打ち込めば結果につながって、それでまた練習が好きになって。その繰り返しでしたね。 2年生の時は走高跳をしているのが先輩1人、後輩1人。先輩に負けたくなくて必死で練習しました。部活が休みの日も自主練するために競技場に行って、先生も一緒に付き合ってくれましたね。 ――逆に大変だった練習は覚えていますか。 みちゅ やっぱり夏の練習がすごく嫌いでした!(笑) まぁまぁ強い世代だったからか、先生も気合が入ったようでした。特に「エンドレス」というメニューは本当にヤバいです! 100mを10本、200mを10本…インターバル(間)はジョグでつなぐ。それを聞いた瞬間、帰りたくなりましたね(笑)。「エンドレス」とか「インターバル」って、久しぶりに口にしました! 懐かしいです!! ダンスと並行しながら中学では陸上部に。当時のことを振り返っていただきました

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――走高跳をしていて、一番気持ち良い瞬間は? みちゅ やっぱり自己ベストを跳べた時です! 空を飛んでいる気分になれるんです。良いジャンプができる時は感覚がいつもと違って、助走から踏み切りに入っていく時に「きれいに入れているな」とわかるんです。踏み切った瞬間、「あ、跳べる!」って。この空中にふわっと浮き上がる瞬間が一番気持ち良いいんですよね。 ――ケガやスランプなど、苦しんだ経験はありますか。 みちゅ 2年生の秋くらいにバーに当てて失敗して、背中が痛すぎたことでトラウマになりました。それから全然跳べなくなってしまって…。走高跳を始めた1年生の頃の1m20という記録も失敗するくらいにスランプでした。先生からも「フォームが変わってしまった」と指摘されていましたね。 ――どうやって克服されましたか。 みちゅ 3年生で絶対に結果を出したい、と思って必死でした。もうイチから見直しました。まずはボックスに乗って背面ジャンプするところから始めて、少しずつフォームを戻していって、やっとスランプを抜けました。 市大会でちゃんと跳べて、県総体では1m40を跳んで入賞することができました! 自己ベストも1m45まで伸ばせましたね。県大会は強い選手の調子が良くなかったから、たまたまかもしれませんが。でも、本番に強いタイプ! ということにしておきます! ――勉強やダンスとの両立は大変そうですね。 みちゅ 部活が終わってから帰宅して、30分後にはダンスのレッスンに向かっていました。それこそ、よくテレビで見るような車の中でお茶碗を抱えてご飯を食べるような生活。テスト前は本当に苦労しました。部活もあって、テスト勉強も課題もあって、ダンスもある。それでも、負けず嫌いで最後までやり切りたいと思っていました。 ――ダンスと両立していたことで、それぞれに生きたこともありますか。 みちゅ 陸上をしていたことで体力もついたので、長時間踊っていてもバテにくかったですね。逆に、走高跳の技術をつかむのが早くて、先生から「ダンスをしているからリズム感が良くて覚えるのが早いのかな」と言われていました! 特に踏み切りまでの3歩のリズム感に合っていたと思います。 ――陸上部3年間を振り返ると、どんな思い出が浮かびますか。 みちゅ 休憩中に友達と輪になって話している時間が好きでしたね。ウォーミングアップから本練習までの準備の時間に、スパイクに履き替えながら“恋バナ”したり。今でも仲良しで、地元の石川に帰ったら遊びます。部活で過ごした時間は一生の宝物といっても過言ではないですね! 陸上部時代を思い出して笑顔の長谷川さん。当時の思い出は「宝物」だという

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はせがわ・みつき/愛称は「みちゅ」。2002年9月16日生まれ。石川県出身。中学時代に陸上部に所属し、走高跳が専門。中3時には県総体で入賞した実績も持つ。『第3次Popteenカバーガール戦争』でメンバー入りを果たし、レギュラーモデルに昇格。『Popteen』2020年10月号から専属モデルを務める。21年には恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』(AbemaTV)に出演。今年4月からは『王様のブランチ』リポーターに就任した。「(株)ヴィンヤード主催の次世代アイドル発掘オーディション」(22年夏デビュー予定)のプロデューサーを務めている。今後アイドルのプロデュースもする予定。公式HPTwitterInstagramYouTubeTikTok
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