2022.01.01
◇第66回全日本実業団対抗駅伝/ニューイヤー駅伝in群馬
ニューイヤー駅伝の3区で、7人が従来の区間記録(37分39秒)を更新するハイレベルな激戦となった。
この区間で首位に立ったのは三菱重工。入社2年目、20歳の林田洋翔がトップと21秒差の5位でタスキを受けると、区間記録を22秒更新する37分17秒の快走で一気にトップへ。ニューイヤー駅伝デビュー戦で輝いた。
長崎・桜が原中時代には8分19秒14の当時中学新をマークするなど、中学ナンバーワンランナーとして注目を集めた。瓊浦高でも、1年時に国体3000mを連覇するなど活躍。2020年に高校を卒業後、地元の名門に入社して力をつけてきた。
16秒差の2位に続いたのが、旭化成の相澤晃。トップと45秒差の10位からスタートすると、東京五輪10000m代表としての実力を見せつけた。
前回はケガで出場できず、これがニューイヤーのデビュー戦だった相澤。1区でトップと4秒差の4位とまずまずの出足から、2区でやや順位を落とす展開に奮起し、最初の5kmを13分19秒で突っ込み、10㎞通過は26分51秒という驚異的なペースでカバーする。[3区は速いペースで走ることが区間賞へのポイントと思っていた。26分台に抵抗はなかった」と言う、
37分09秒の区間新で8人を抜く激走。前回大会で5連覇を阻止された雪辱を期すチームを、先頭が見える位置まで押し上げた。「昨年はチームに迷惑をかけた。2年分の走りはできたと思う。前半からいいペースで走って、後半は粘る。想定通りの走りができた。区間新はうれしい」と笑顔で振り返った。
■3区区間新樹立者
相澤 晃(旭化成) 37.09
太田智樹(トヨタ自動車) 37.16
林田洋翔(三菱重工) 37.17
田村友佑(黒崎播磨) 37.21
小林 歩(NTT西日本) 37.22
潰滝大記(富士通) 37.34
難波 天(トーエネック) 37.36

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
-
2025.07.31
-
2025.07.31
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.31
東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!
7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]
2025.07.31
100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習
7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。 ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめ […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会