◇日本選手権(6月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
東京五輪代表選考会となる第105回日本選手権の2日目。女子100mは昨年に続いて兒玉芽生(福岡大)が優勝した。だが、タイムは11秒62(-1.9)と伸びず「加速の部分でのれず、最大速度を出すところが良くなかった」と振り返る。それでも「勝ちきることができたのは良かった」と胸をなで下ろした。
一昨年は200mで初優勝、昨年は100mを制した兒玉。100mでは日本歴代3位の11秒35まで記録を短縮し、一躍女子スプリント界のエースへと成長した。今季は春先にハムストリングスを痛めながらも、5月の世界リレーで4×100mリレーの五輪代表権獲得に貢献した。
予選、準決勝ともに11秒46と一人別次元の走り。それでも「決勝に向けてアップもよくなくて、精神的にもきつかった」と兒玉。決勝は、小学生から全国タイトルを取ってきたさすがの勝負強さを見せたと言える。これで東京五輪4×100mリレー代表入りは濃厚。明日以降の200mも含め「このままでは世界で戦えない。もっと強い選手になりたい」と、力強いまなざしで世界を見据えていた。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会