
◇日本選手権(6月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
東京五輪代表選考会となる第105回日本選手権の2日目。女子やり投の日本記録保持者・北口榛花(JAL)が61m49で2年ぶりの優勝を飾った。すでに東京五輪の参加標準記録64m00を突破しており、今大会第一号の代表内定。自身初のオリンピックを決めた。
「日本のレベルも上がっていたので、もう一度参加標準記録を投げるつもりで臨みました」と北口。1回目58m48、2回目53m71と出だしは苦しいものに。だが、4回目に61m22をマークしてトップに立つと、5回目にも61m03、そして6回目に61m49と記録を伸ばして優勝を決めた。
4月にコーチのいるチェコに渡り、ヨーロッパでシーズンイン。だが、ここまで一度も60mを超えられず、「やっと投げられた」とホッとした様子だった。ここ数年は課題の助走について試行錯誤を繰り返し、今年になってからも助走10歩、クロスステップ8歩にしてスピードアップにチャレンジした。その結果、なかなか記録が出ず「このままスピードを上げていいのか」と悩んだこともあるという。だが、「やってきたことを信じる」と割り切ったのが、この日の後半3回。「代表を決めたかったので迷いなく投げられました」と、北口らしい笑顔でインタビューに応えた。
これで、幼い頃から夢見てきた舞台であるオリンピックの代表権を勝ち取った。「世界の記録も上がっているのをヨーロッパで見てきました。ここがゴールじゃなくてスタート。1ヵ月あるのでパワーアップしていきたい」。日本が世界に誇るスロワーは、満を持して世界の強豪たちを迎え撃つつもりだ。
◇日本選手権(6月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
東京五輪代表選考会となる第105回日本選手権の2日目。女子やり投の日本記録保持者・北口榛花(JAL)が61m49で2年ぶりの優勝を飾った。すでに東京五輪の参加標準記録64m00を突破しており、今大会第一号の代表内定。自身初のオリンピックを決めた。
「日本のレベルも上がっていたので、もう一度参加標準記録を投げるつもりで臨みました」と北口。1回目58m48、2回目53m71と出だしは苦しいものに。だが、4回目に61m22をマークしてトップに立つと、5回目にも61m03、そして6回目に61m49と記録を伸ばして優勝を決めた。
4月にコーチのいるチェコに渡り、ヨーロッパでシーズンイン。だが、ここまで一度も60mを超えられず、「やっと投げられた」とホッとした様子だった。ここ数年は課題の助走について試行錯誤を繰り返し、今年になってからも助走10歩、クロスステップ8歩にしてスピードアップにチャレンジした。その結果、なかなか記録が出ず「このままスピードを上げていいのか」と悩んだこともあるという。だが、「やってきたことを信じる」と割り切ったのが、この日の後半3回。「代表を決めたかったので迷いなく投げられました」と、北口らしい笑顔でインタビューに応えた。
これで、幼い頃から夢見てきた舞台であるオリンピックの代表権を勝ち取った。「世界の記録も上がっているのをヨーロッパで見てきました。ここがゴールじゃなくてスタート。1ヵ月あるのでパワーアップしていきたい」。日本が世界に誇るスロワーは、満を持して世界の強豪たちを迎え撃つつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.01
110mH古賀ジェレミーがDA認定「覚悟が強くなった」世界級の国内シニアに挑戦へ
-
2025.12.01
-
2025.12.01
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.01
サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 同プログラムは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタート。こ […]
2025.12.01
高1の松下碩斗と後藤大樹がダイヤモンドアスリートNextage新規認定「小さな目標からステップアップ」
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
110mH古賀ジェレミーがDA認定「覚悟が強くなった」世界級の国内シニアに挑戦へ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
ドルーリー朱瑛里「自分の可能性を最大限発揮できる」先輩の背中追い米国の大学進学へ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
2025.12.01
ダイヤモンドアスリート認定式 “先輩”サニブラウンが後輩へ金言「チャレンジし続ける心を忘れずに頑張ってほしい」
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025