HOME 国内、大学

2021.05.23

400mH東京五輪狙う黒川和樹と山内大夢が激突!黒川が初V「日本選手権優勝します」/関東IC
400mH東京五輪狙う黒川和樹と山内大夢が激突!黒川が初V「日本選手権優勝します」/関東IC


◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレ最終日。注目を集めた男子400mハードル決勝が行われた。5月9日の東京五輪テストイベントで、東京五輪の参加標準記録48秒90を切っている黒川和樹(法大)と山内大夢(早大)が激突。黒川が49秒76で優勝し、49秒90で山内が2位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

バックストレート側が強い追い風、ホームストレートは向かい風となるコンディション。黒川は持ち味のスピードを存分に生かして先手を取ると、残り2台でさすがに脚が合わず失速する。後半が得意な山内が差を詰めたが、最後は0.14秒差で黒川が退けた。

「まだ疲労が抜け切れていない。左足首も違和感がありました」という黒川だが、コンディションを考えれば上々の出来。「後半は向かい風でどれだけ粘れるか。あれだけ前半突っ込んだわりには(良かった)」と振り返る。日本選手権で3位以内に入れば東京五輪代表に決まる。参加標準記録を突破しているのは安部孝駿(ヤマダホールディングス)、大学の先輩でもある豊田将樹(富士通)を含めて4人。「優勝を狙えばタイムもついてきます。48秒前半は出したい。3位以内、というと下位になると思うので、優勝しか見ていません。優勝します」と、6月決戦に向けて強い決意を語った。

山内は「また黒川に負けてしまった」と悔しい表情。それでも、「アベレージは上がってきている」と言い、「1台目の入りから2、3台目までバランスが崩れないようにしたい」と課題を挙げる。日本選手権に向けては「後半は自分が一番強い。48秒台の感覚、スピード感は残っています。次は黒川に勝てるように」と山内。日本選手権で代表枠1つを手にするつもりでいる。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレ最終日。注目を集めた男子400mハードル決勝が行われた。5月9日の東京五輪テストイベントで、東京五輪の参加標準記録48秒90を切っている黒川和樹(法大)と山内大夢(早大)が激突。黒川が49秒76で優勝し、49秒90で山内が2位だった。 バックストレート側が強い追い風、ホームストレートは向かい風となるコンディション。黒川は持ち味のスピードを存分に生かして先手を取ると、残り2台でさすがに脚が合わず失速する。後半が得意な山内が差を詰めたが、最後は0.14秒差で黒川が退けた。 「まだ疲労が抜け切れていない。左足首も違和感がありました」という黒川だが、コンディションを考えれば上々の出来。「後半は向かい風でどれだけ粘れるか。あれだけ前半突っ込んだわりには(良かった)」と振り返る。日本選手権で3位以内に入れば東京五輪代表に決まる。参加標準記録を突破しているのは安部孝駿(ヤマダホールディングス)、大学の先輩でもある豊田将樹(富士通)を含めて4人。「優勝を狙えばタイムもついてきます。48秒前半は出したい。3位以内、というと下位になると思うので、優勝しか見ていません。優勝します」と、6月決戦に向けて強い決意を語った。 山内は「また黒川に負けてしまった」と悔しい表情。それでも、「アベレージは上がってきている」と言い、「1台目の入りから2、3台目までバランスが崩れないようにしたい」と課題を挙げる。日本選手権に向けては「後半は自分が一番強い。48秒台の感覚、スピード感は残っています。次は黒川に勝てるように」と山内。日本選手権で代表枠1つを手にするつもりでいる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.03

800m高2の久保凛がGP連勝!高校歴代3位の2分03秒57!「今日は100点です」/静岡国際

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われ、女子800mで久保凛(東大阪大敬愛高2)が優勝した。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年のインターハ […]

NEWS パリ五輪へ!日本選手権10000m、今日静岡で号砲 男子は塩尻、太田、相澤の三つ巴か

2024.05.03

パリ五輪へ!日本選手権10000m、今日静岡で号砲 男子は塩尻、太田、相澤の三つ巴か

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・エコパで行われる。日本GPシリーズの静岡国際の後に開催となるのは […]

NEWS 関西インカレに五輪代表・柳井綾音が10000m競歩にエントリー! 藏重みうは100m、200mの2種目登録 男子走高跳・山中駿、女子400mH山本亜美も出場

2024.05.02

関西インカレに五輪代表・柳井綾音が10000m競歩にエントリー! 藏重みうは100m、200mの2種目登録 男子走高跳・山中駿、女子400mH山本亜美も出場

関西学連は5月2日、第101回関西インカレ(T&Fの部/5月22日~25日)のエントリーを発表した。 今年の日本選手権女子20km競歩で3位に入り、パリ五輪の男女混合競歩リレーの代表にも選出された柳井綾音(立命 […]

NEWS 栗原啓吾が富士山の銘水に加入 「新たな環境で陸上を続けられる感謝を忘れず」 3月にSUBARUを退社

2024.05.02

栗原啓吾が富士山の銘水に加入 「新たな環境で陸上を続けられる感謝を忘れず」 3月にSUBARUを退社

富士山の銘水は、5月1日付で栗原啓吾が入社したことを発表した。 栗原は群馬県出身。東農大二高時代に3年連続で全国高校駅伝の4区を走るなど活躍し、中央学大では1、2、4年時に箱根駅伝に出場。2年時には1区でトップと13秒差 […]

NEWS 単独インタビュー「私は田中希実ですと自信を持って言えるようになった」プロ1年目の総括と思い描くパリでのレース

2024.05.02

単独インタビュー「私は田中希実ですと自信を持って言えるようになった」プロ1年目の総括と思い描くパリでのレース

昨年4月、田中希実は実業団チームを離れて「New Balance」所属の“プロランナー”としてのキャリアをスタートさせた。 プロとして駆け抜けた1年。ブダペスト世界選手権では5000m8位入賞し、ダイヤモンドリーグ(DL […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top