◇第102回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km)
第102回箱根駅伝が行われ、青学大が3年連続9度目の総合優勝を成し遂げた。3年ぶりV奪還を目指した駒大は10時間44分50秒で6位。至近では20年に8位になって以降、6年ぶりにトップ3から陥落した。
苦しい駅伝だった。主将の山川拓馬(4年)がぎっくり腰で、エースの佐藤圭汰(同)も万全とはいかず往路に起用できない。1区の小山翔也(3年)、2区の桑田駿介(2年)、3区の帰山侑大がしのいで3区終了時点で3位だったが、4、5区は力を発揮できずに往路は7位で折り返した。
それでも、復路は意地を見せる。6区の伊藤蒼唯(4年)が56分50秒で区間2位と奮起して前を追いかけ、次期エース候補の1人・谷中晴(2年)は7区区間9位も、8区では山川は区間4位の激走。9区の菅谷希弥(2年)は苦しいレースも、10区に入った佐藤は1時間7分31秒の区間新・区間賞で1つ順位を上げて6位フィニッシュした。
主将の山川は「全日本を優勝して、チーム一丸になって取り組んでいたのですけど、合宿に入ってから、谷中と圭汰と自分が同時に故障してしまい、負担をかけてしまいました」と明かす。
佐藤も「自分は往路を走らないといけない。10区の時点でいろんな人に迷惑をかけていたと思う」と悔しがり、「最後くらいは区間賞を取って、少しでもいい雰囲気で負われるようにしたいと思っていました」と意地の走りを振り返り、「流れが悪くなっても最後まであきらめなければ、というのは証明できたと思う。来年はリベンジするぞという気持ちを持って頑張ってほしい」と後輩へタスキを渡した。
藤田敦史監督は「悔しいより、優勝させてあげることができなかったという申し訳ない気持ちでいっぱいです」とうつむく。レースを振り返り、「駅伝は流れを切ってしまうと勝負になりません。流れを作って切って」の繰り返しになったことを敗因に挙げた。
青学大に対して「アクシデントがあっても、ああやってゲームチェンジする黒田(朝日)君が出てくるのが本当に強いチーム。そういうチームを作りたい」と刺激を受け、今回の結果を「こういう苦しい状況でも桑田がしっかり走ってくれるなど、しのぐ走りができたのはチームにとって収穫。悔しい思いをしている4年生を下級生たちが見たと思う」と、再浮上へのきっかけにするつもりでいる。
※文中に誤りがありましたので訂正しました
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