HOME 駅伝、箱根駅伝

2025.12.18

NEWS
30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」
30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

30年ぶりの箱根駅伝総合Vを目指す中大

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。

藤原正和駅伝監督は「新チームになってから総合優勝という目標を定めてやってきました。残り半月は地に足をつけて当たり前のことを当たり前に過ごしていきたいと思っています」と充実感を示した。

今季は自ら立候補した吉居駿恭(4年)を主将に据え、「上半期は例年通りのスピード強化を行いました。夏合宿はガラッと変えて、箱根駅伝一本を見据えて徹底した走り込みを行いました」と紹介。「11月や今月に入ってからの調子の上昇曲線のカーブが非常に高いと思っています」と勝負の箱根路への手応えを示す。

広告の下にコンテンツが続きます

吉居は「チームが始まった段階で、勝ちたいとみんなの意識は固まっていました。自分たちが優勝して、そこからまた常勝軍団として築き上げられるように、しっかり練習してきました」と、今季のチームを振り返る。

前回2区を担った溜池一太(4年)は「6区以外ならどこでも行きます。今回は区間賞よりも総合優勝に貢献できる走りをしたいと思っています」。自らの走りよりもチームを勝たせる走りを標榜する。

11月の八王子ロングディスタンスで10000mの中大記録をマークした岡田開成(2年)は「前回は悔しい結果となったので、リベンジの意味を込めて7区を希望したいです」。前回3区区間賞の本間颯(3年)は「3区で59分台を出して、チームの優勝を決められるようにしたいです」と意気込んだ。

ポイントとなる山区間については、折居幸成(4年)が5区、佐藤蓮(3年)が6区を希望。折居は「この区間で最後は4年生としてしっかり役割を果たして活躍したいです」、佐藤は「最低でも57分台は出さないといけないと思っています」と言葉に力を込めていた。

指揮官は優勝争いは復路までもつれるとみており、「往路の先頭がゴールから1分以内。そこであれば十分に復路で射程圏だと思います」。10000mの上位平均が27分台を誇る選手層に自信を示している。

第102回箱根駅伝は来年1月2日に往路、3日に復路が行われる。

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 藤原正和駅伝監督は「新チームになってから総合優勝という目標を定めてやってきました。残り半月は地に足をつけて当たり前のことを当たり前に過ごしていきたいと思っています」と充実感を示した。 今季は自ら立候補した吉居駿恭(4年)を主将に据え、「上半期は例年通りのスピード強化を行いました。夏合宿はガラッと変えて、箱根駅伝一本を見据えて徹底した走り込みを行いました」と紹介。「11月や今月に入ってからの調子の上昇曲線のカーブが非常に高いと思っています」と勝負の箱根路への手応えを示す。 吉居は「チームが始まった段階で、勝ちたいとみんなの意識は固まっていました。自分たちが優勝して、そこからまた常勝軍団として築き上げられるように、しっかり練習してきました」と、今季のチームを振り返る。 前回2区を担った溜池一太(4年)は「6区以外ならどこでも行きます。今回は区間賞よりも総合優勝に貢献できる走りをしたいと思っています」。自らの走りよりもチームを勝たせる走りを標榜する。 11月の八王子ロングディスタンスで10000mの中大記録をマークした岡田開成(2年)は「前回は悔しい結果となったので、リベンジの意味を込めて7区を希望したいです」。前回3区区間賞の本間颯(3年)は「3区で59分台を出して、チームの優勝を決められるようにしたいです」と意気込んだ。 ポイントとなる山区間については、折居幸成(4年)が5区、佐藤蓮(3年)が6区を希望。折居は「この区間で最後は4年生としてしっかり役割を果たして活躍したいです」、佐藤は「最低でも57分台は出さないといけないと思っています」と言葉に力を込めていた。 指揮官は優勝争いは復路までもつれるとみており、「往路の先頭がゴールから1分以内。そこであれば十分に復路で射程圏だと思います」。10000mの上位平均が27分台を誇る選手層に自信を示している。 第102回箱根駅伝は来年1月2日に往路、3日に復路が行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top