◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)
東京世界陸上開幕前日の9月12日、女子マラソンの前々日会見が行われ、3選手が臨んだ。
初代表の24歳・小林香菜(大塚製薬)は「とても緊張していますが、ここに向けて練習をしてきました。その成果を出し切って、笑顔でフィニッシュできることを目標にしています」と初々しい表情で語った。
1月の大阪国際女子で2時間21分19秒をマークして日本人トップの2位。代表に決まった後も大阪国際女子前とほぼ同じ内容で、ケガなく取り組んできた。「30kmの変化走が一番苦しかったです」と話し、「出来はあんまり良くありませんでしたが、無事に乗り越えることができたので自信につなげていきたいと捉えています」とうなずく。
9月10日にナショナルトレーニングセンターに入り、翌日に荒川河川敷でポイント練習。しかし、普段会う機会のない短距離やフィールドの代表選手がいることから「少し緊張しています」。レースに向けても「楽しみはあまり持てなくて少し怖いというか早く終わってほしい思い」だというものの、「走るしかないと気持ちを落ち着かせています」と奮い立たせる。
暑熱についても温度や湿度を高くした「ヒートルーム」を活用し、トレッドミルで走るなど対策。コースについても「坂がありますが、そこだけ頑張ればいけると感じています」と問題ない様子だ。
早大ランニングサークル出身。コースには学生時代の思い出が残る場所もある。「サークルで走っていた以外でも普通に買い物していたところもあるので、やっぱり不思議な気持ちですね」。数年後に代表ユニフォームを着て走ることになり、「試走した時もすごく感慨深い思いになりながら走っていました」と笑う。
自ら直談判して飛び込んだ実業団で、24歳にしてつかんだ“世界”の舞台だ。「正直、具体的な目標はあまり上げられませんが、世界陸上という舞台を通して、自分自身が成長して、次につなげられるようなレースにしたいです」。2日後のレースも今後への糧にしていく。
女子マラソンは大会2日目に実施。暑さ対策のため当初より30分前倒しの7時30分にスタートする。
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