2025.07.22
◇ワールドユニバーシティゲームズ(7/21~27、ドイツ/ライン・ルール)1日目
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技1日目が行われ、トラック最初の決勝種目となった女子10000mで名城大のルーキー・細見芽生が32分01秒91で4位に入った。
最初の1000mを3分11秒あたり、3000mを9分40秒で通過するなか、集団の前方をキープしていた細見。16分01秒で通過した5000m時点で7人となった先頭集団の中で、大東大3年のサラ・ワンジル(ケニア)とともに堂々とした走りを見せる。
そこから、序盤からレースを引っ張るK.ルカン(スロベニア)がペースを上げて1人、また1人と集団の人数が絞られると、6800mで4人だった先頭集団から細見はA.ベルゾサ・マルティン(スペイン)とともに後退。そこからの3位争いで粘りを見せたが、銅メダルに1秒18差の4位でフィニッシュした。
8000m過ぎにワンジルを振り切ったルカンがFISU新記録となる31分25秒84で金メダルを獲得し、ワンジルが学生歴代6位の自己ベスト(31分46秒17)を更新する31分41秒80で銀メダルを手にした。
細見は広島・銀河学院高出身で、昨年のインターハイでは日本人2番手の6位。全国高校駅伝では1区5位の好走で、チームの初入賞となる8位を牽引した。名城大入学後もさらに力をつけ、4月の日本学生個人選手権10000mで2位、6月の日本インカレでも2位んい入っている。
このほかの日本勢は予選に臨み、男子100mでは栁田大輝(東洋大)が10秒39(-0.7)で1着通過。大学の1学年後輩である大石凌功も10秒40(-1.3)で1着を占め、そろって2日目の準決勝に進んだ。
男子400mHでは髙橋遼将(法大4)と渕上翔太(早大2)、400mは平川慧(東洋大2)がともに1着で、女子100mでは奥野由萌(甲南大)が2着で、2日目の準決勝に進出している。
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