2025.06.14
アメリカンフットボールの米プロリーグ・NFLで活躍するタイリーク・ヒル(米国)が、6月13日に米・ロサンゼルスで行われた競技会「ラスト・チャンス・スプリント・シリーズ」の男子100mで10秒15(+1.2)をマークしてこの組の1着に入った。
ヒルは1994年3月生まれの31歳。高校までは陸上短距離が専門で、2012年の世界ジュニア選手権(スペイン・バルセロナ)では200mで銅メダル(20秒54/-0.4)で銅メダルを獲得している。また、4×100mリレーでは米国の1走を務め、金メダルに貢献。この時銅メダルを獲得したのが、日本で、大瀨戸一馬、橋元晃志、ケンブリッジ飛鳥、金森和貴とバトンをつないだ。当時のヒルのベストは100mが10秒19、200mは20秒14。
その後、ヒルはカンザス州のカレッジ(2年制)に入学し、100mでは5.0mの追い風参考ながら9秒98を出したという。同時にアメフトにも取り組み、オクラホマ州立大に編入するとアメフトに本格転向。しかし、14年12月に家庭内暴力の疑いで逮捕され、退学し、西アラバナ大へ編入した。
16年のNFLドラフトでカンザスシティ・チーフスに指名され、ポジションはワイドレシーバーやリターナーとして活躍。19年シーズンはスーパーボウル優勝に貢献している。その俊足ぶりから「チーター」とニックネームがつけられた。
NFL選手が選ぶトップ100の7位にランクイン。23年にマイアミ・ドルフィンズに移籍すると、トップ100の1位にランクインした。24年シーズンがチームの成績が振るわず、一度はチームからの退団を表明していたが、その後撤回した。
一方で先述の家庭内暴力で有罪判決を受けたり、NFL選手となってからも児童虐待で警察から捜査を受けるなど、プライベートではトラブルも多いという。
タイリーク・ヒルのレースをチェック!
Tyreek Hill runs a decent 10.15s to win his 100m at the Last Chance Sprint Series!
— Track & Field Gazette (@TrackGazette) June 13, 2025
His first official 100m since 2014 and a new Personal Best (PB) for him.
🎥 athlete.x || IG pic.twitter.com/Yy9K4BxBfO
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.30
日本陸連、暑熱下の大会「危険な状況回避して」来年の全中、インターハイは予定変更できず
-
2025.10.30
-
2025.10.29
-
2025.10.29
-
2025.10.29
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.30
来年の日本選手権1万mは12月開催 会場は東京・世田谷区総合運動場 翌27年は北京世界陸上
日本陸連は10月30日、来年(2026年)の第110回日本選手権10000mを12月5日、東京・世田谷区立総合運動場陸上競技場で開催すると発表した。同競技場では初めて。 これまで日本選手権10000mはヤンマースタジアム […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望