HOME 国内、世界陸上

2025.06.05

東京世界陸上へあと100日!小池百合子都知事、織田裕二さん、室伏広治氏が大会アピール
東京世界陸上へあと100日!小池百合子都知事、織田裕二さん、室伏広治氏が大会アピール

東京2025世界陸上 100 Days To Go!に出席した織田裕二さん、小池百合子都知事、室伏広治氏

東京世界陸上開幕まで100日前となった6月5日、「東京2025世界陸上 100 Days To Go!」が開催された。

冒頭に大会スペシャルアンバサダーの織田裕二さんと、スポーツ庁の室伏広治長官によるトークセッションが行われた。

織田さんが「100日前って聞くと選手でもないのにドキドキしてきちゃいますね」と話すと、室伏長官は「昨年のパリ五輪でもたくさんの選手が活躍しました。その勢いもあって大いに盛り上がるのでは。100日を切ると本当に指折り数えられるので、ワクワクします」と続ける。

広告の下にコンテンツが続きます

室伏長官が現役時代、TBSの大会キャスターを務めていた織田さんは何度もインタビューをしている間柄。がっちりと握手を交わし、「2011年のテグ大会以来でしたか?」と織田さん。室伏長官が男子ハンマー投で史上最年長金メダルに輝いた大会を挙げると、室伏長官も「メダルを取ってすごく喜んでいただいたことを覚えています」と返す。織田さんは「日本選手が陸上で活躍するのはとてつもなく難しいと感じていた。それを変えてくれた最初の選手が室伏さんだった」。世界陸上では金、銀、銅のメダルをすべて持ち、2004年アテネ五輪も制した室伏長官の偉業を、改めて称える。

34年ぶりの東京開催へ、織田さんは「ヨーロッパだったら深夜の放送になるところ、日本のみなさんにとってはいい時間帯に見られるのは贅沢なこと」と語り、「国立競技場に行けば生で見られるわけですから、一度は生で見てほしい」。

室伏長官は34年前の1991年東京世界陸上の開会式で、数名の若手アスリートとともに世界陸連(当時・国際陸連)の旗を手に入場。6月1日に亡くなった長嶋茂雄氏が、大会のキャスターとして「ヘイ、カール!」と男子100mで当時世界新記録を樹立したカール・ルイス(米国)を呼びかけた有名な場面の「その後ろにいたんです」と思い出話を披露した。なお、織田さんは「当時、(ドラマの)『カンチ』をやっていました」と語り、会場を盛り上げた。

広告の下にコンテンツが続きます

9月の本番に対して期待するところを聞かれ、織田さんは「選手のプレーにはいいかもしれないけど、暑すぎるのは困る。今年は涼しくてよかったね、という天気にならないかな」と暑さへの懸念を示し、選手や観客を慮る。室伏長官は「スポーツの原点は陸上。どれだけ速く走れるか、遠くへ投げられるか。だからこそ面白いと思うので、この素晴らしさが伝わる大会になってほしい」と話した。

トークセッションの後に登壇した小池百合子・東京都知事は「世界中のアスリートたちの素晴らしい戦いを繰り広げてくださることを楽しみにしています。国立競技場が満杯になって、国民、都民のスポーツに対する思いが高まることを、ワクワクして待っております」と話した。

このあと、選手に授与されるメダルおよびケースデザイン、日本代表が着用するユニファームも発表。東京2025世界陸上財団や東京都、スポンサー企業によるチケットプレゼント、観戦ツアー等が発表され、大会へのムードを一気に高めた。

東京世界陸上は9月13日~21日までの9日間、東京・国立競技場で開催される。

東京世界陸上開幕まで100日前となった6月5日、「東京2025世界陸上 100 Days To Go!」が開催された。 冒頭に大会スペシャルアンバサダーの織田裕二さんと、スポーツ庁の室伏広治長官によるトークセッションが行われた。 織田さんが「100日前って聞くと選手でもないのにドキドキしてきちゃいますね」と話すと、室伏長官は「昨年のパリ五輪でもたくさんの選手が活躍しました。その勢いもあって大いに盛り上がるのでは。100日を切ると本当に指折り数えられるので、ワクワクします」と続ける。 室伏長官が現役時代、TBSの大会キャスターを務めていた織田さんは何度もインタビューをしている間柄。がっちりと握手を交わし、「2011年のテグ大会以来でしたか?」と織田さん。室伏長官が男子ハンマー投で史上最年長金メダルに輝いた大会を挙げると、室伏長官も「メダルを取ってすごく喜んでいただいたことを覚えています」と返す。織田さんは「日本選手が陸上で活躍するのはとてつもなく難しいと感じていた。それを変えてくれた最初の選手が室伏さんだった」。世界陸上では金、銀、銅のメダルをすべて持ち、2004年アテネ五輪も制した室伏長官の偉業を、改めて称える。 34年ぶりの東京開催へ、織田さんは「ヨーロッパだったら深夜の放送になるところ、日本のみなさんにとってはいい時間帯に見られるのは贅沢なこと」と語り、「国立競技場に行けば生で見られるわけですから、一度は生で見てほしい」。 室伏長官は34年前の1991年東京世界陸上の開会式で、数名の若手アスリートとともに世界陸連(当時・国際陸連)の旗を手に入場。6月1日に亡くなった長嶋茂雄氏が、大会のキャスターとして「ヘイ、カール!」と男子100mで当時世界新記録を樹立したカール・ルイス(米国)を呼びかけた有名な場面の「その後ろにいたんです」と思い出話を披露した。なお、織田さんは「当時、(ドラマの)『カンチ』をやっていました」と語り、会場を盛り上げた。 9月の本番に対して期待するところを聞かれ、織田さんは「選手のプレーにはいいかもしれないけど、暑すぎるのは困る。今年は涼しくてよかったね、という天気にならないかな」と暑さへの懸念を示し、選手や観客を慮る。室伏長官は「スポーツの原点は陸上。どれだけ速く走れるか、遠くへ投げられるか。だからこそ面白いと思うので、この素晴らしさが伝わる大会になってほしい」と話した。 トークセッションの後に登壇した小池百合子・東京都知事は「世界中のアスリートたちの素晴らしい戦いを繰り広げてくださることを楽しみにしています。国立競技場が満杯になって、国民、都民のスポーツに対する思いが高まることを、ワクワクして待っております」と話した。 このあと、選手に授与されるメダルおよびケースデザイン、日本代表が着用するユニファームも発表。東京2025世界陸上財団や東京都、スポンサー企業によるチケットプレゼント、観戦ツアー等が発表され、大会へのムードを一気に高めた。 東京世界陸上は9月13日~21日までの9日間、東京・国立競技場で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.25

市船橋が男女V 男子は八千代松陰との2時間4分47秒の同タイム決着! 女子は3年連続22回目の都大路/千葉県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた千葉県高校駅伝が10月25日、県スポーツセンター東総運動場折り返しコースで行われ、男子(7区間42.195km)、女子(5区間21.0975km)ともに市船橋が優勝した。男子は2時間4分47秒 […]

NEWS 仙台育英が11年連続の男女V! 男子は2時間1分45秒の大会新 女子は下級生主体で34回目の都大路へ/宮城県高校駅伝

2025.10.25

仙台育英が11年連続の男女V! 男子は2時間1分45秒の大会新 女子は下級生主体で34回目の都大路へ/宮城県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた宮城県高校駅伝が10月25日、栗原市ハーフマラソンコースで行われ、仙台育英が11年連続の男女Vを果たした。男子(7区間42.195km)は2時間1分45秒の大会新記録で11年連続34回目の制覇 […]

NEWS ハーフマラソン競歩出場の吉川絢斗「収穫あるレースに」 髙橋和生はアジア大会へ「加わりたい」/高畠競歩

2025.10.25

ハーフマラソン競歩出場の吉川絢斗「収穫あるレースに」 髙橋和生はアジア大会へ「加わりたい」/高畠競歩

◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠) 来年の名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会を翌日に控えた10月25日、マラソン競歩に出場する勝木隼人(自衛隊体育学校)と髙橋和生(ADワ […]

NEWS 東京世界陸上35km競歩銅の勝木隼人 マラソン競歩に挑戦「サブスリーを一つの目標に」/高畠競歩

2025.10.25

東京世界陸上35km競歩銅の勝木隼人 マラソン競歩に挑戦「サブスリーを一つの目標に」/高畠競歩

◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠) 来年の名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会を翌日に控えた10月25日、マラソン競歩に出場する勝木隼人(自衛隊体育学校)と髙橋和生(ADワ […]

NEWS 前回2位の大東大・外園監督「11回目のシルバーはもういらない」 名城大は「過去最強」/全日本大学女子駅伝

2025.10.25

前回2位の大東大・外園監督「11回目のシルバーはもういらない」 名城大は「過去最強」/全日本大学女子駅伝

◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝を翌日に控えた10月25日、開会式と前日会見が行われた。 会見に参加したのは、前回1~8位 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top