2025.04.13
◇吉岡隆徳記念出雲陸上(4月12日、13日/島根・浜山公園陸上競技場)2日目
男子200mのA決勝ではパリ五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)が21秒59(-1.8)で優勝を飾った。
強風のためスケジュールが大きく変更となったが、ベテランが余裕の走りを見せた。7レーンに入った飯塚はスタートからじっくり飛び出すと、コーナーの出口では先頭争い。強い向かい風に他のランナーがもがき苦しむなか、力強いフォームで抜け出し、トップでフィニッシュに入った。
「レースの内容はまずまず。風を感じながら走りましたが、元気よくゴールできました。前傾姿勢から60m付近で身体を上げたら向かい風で失速したけど、勝てて良かったです」と振り返った飯塚。日本陸上界にとって大切な東京世界選手権イヤーの開幕戦とも言える出雲陸上での勝利に手応えをつかんだ。
「世界陸上に向けて短距離メンバーが仕上げていく段階で、ここからみんながベストの状態で戦えるのを楽しみにしている。自分も上げていかないといけないので、楽しみにしながら準備していきたい」と今後に向けて語った。
鈴木碧斗(東洋大)が21秒71で2位と続き、壹岐元太(京産大)が21秒79で3位。鵜澤飛羽(JAL)、水久保漱至(宮崎スポーツ協会)は棄権した。また、B決勝では好岡郁弥(四国学院クラブ)がA決勝を上回る21秒39(-0.2)で1着に入った。
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