HOME 駅伝

2025.04.01

SUBARUに充実新戦力が加入!新入社員は石田洸介、小暮栄輝、10000m歴代10位・小林歩、3000m障害ブダペスト代表・砂田晟弥が移籍
SUBARUに充実新戦力が加入!新入社員は石田洸介、小暮栄輝、10000m歴代10位・小林歩、3000m障害ブダペスト代表・砂田晟弥が移籍

25年度よりSUBARUに加入する小暮栄輝、石田洸介、小林歩、砂田晟弥

SUBARU陸上競技部は4月1日、新加入選手を発表した。新入社員は東洋大卒の石田洸介、創価大卒の小暮栄輝、移籍は小林歩と砂田晟弥、パラ選手のガイドランナーとして堀越翔人、マネージャーとして畠山実弓さんが加入する。

石田は福岡・浅川中から1500m(3分49秒72)、3000m(8分17秒84)で中学記録(いずれも当時)を樹立するなど世代トップランナーとして活躍。群馬・東農大二高では5000mの当時高校記録(13分34秒74)を打ち立てた。

東洋大進学後は1年時に出雲駅伝5区区間賞など存在感を見せたが、その後はケガなどに悩まされた時期が続く。だが、4年時に関東インカレ1部6位など復調を遂げ、新たなステージでさらなる躍進を期す。

広告の下にコンテンツが続きます

小暮は群馬・樹徳高ではチームのエースといて駅伝などで活躍し、創価大進学後に急成長。3年時には日本インカレ10000m日本人2番手(9位)などの実績を残すと、4年時には箱根駅伝こそ出走を果たせなかったが、出雲駅伝6区6位、全日本大学駅伝1区3位で、いずれもチームの4位に貢献している。

小林は大阪府出身で、関大北陽高時代には個人でインターハイ出場はなかったが、3年時の大阪府高校駅伝で4区区間賞を獲得して全国高校駅伝に出場。駒大では3年目から頭角を現すと、出雲駅伝で4区区間新(区間3位)、全日本大駅伝で2区区間新(区間5位)、箱根駅伝で7区区間5位と安定した走りを見せる。4年時には全日本大学駅伝と箱根駅伝の2冠達成に貢献した。

21年からNTT西日本へ進み、23年12月の日本選手権10000mでは27分28秒13(現・日本歴代10位)をマークして5位に食い込み、昨年6月の日本選手権5000mでも13分22秒17のベストで8位に入った。24年1月の全日本実業団対抗駅伝では3区区間賞でチームの7位入賞を牽引。プライベートでは1月下旬に女子マラソンの加世田梨花(ダイハツ)との結婚を発表し、3月末付でNTT西日本を退社していた。

砂田は兵庫県出身で、中3時に400mで全中優勝。姫路商高では400mハードルに挑戦したがインターハイには届かなかった。高卒でプレス工業に入部し、長距離に転向。同学年の三浦龍司(SUBARU)と同じ3000m障害にも挑戦すると、昨年は日本選手権で2位。7月のアジア選手権で銅メダルを獲得し、ブダペスト世界選手権にも出場した。秋にはアジア大会でも銅メダルを獲得している。プレス工業は昨年12月に退社していた。

また、堀越は主にパリ・パラリンピック1500m、5000m代表の唐澤剣也のガイドランナーを務めるという。

SUBARU陸上競技部は4月1日、新加入選手を発表した。新入社員は東洋大卒の石田洸介、創価大卒の小暮栄輝、移籍は小林歩と砂田晟弥、パラ選手のガイドランナーとして堀越翔人、マネージャーとして畠山実弓さんが加入する。 石田は福岡・浅川中から1500m(3分49秒72)、3000m(8分17秒84)で中学記録(いずれも当時)を樹立するなど世代トップランナーとして活躍。群馬・東農大二高では5000mの当時高校記録(13分34秒74)を打ち立てた。 東洋大進学後は1年時に出雲駅伝5区区間賞など存在感を見せたが、その後はケガなどに悩まされた時期が続く。だが、4年時に関東インカレ1部6位など復調を遂げ、新たなステージでさらなる躍進を期す。 小暮は群馬・樹徳高ではチームのエースといて駅伝などで活躍し、創価大進学後に急成長。3年時には日本インカレ10000m日本人2番手(9位)などの実績を残すと、4年時には箱根駅伝こそ出走を果たせなかったが、出雲駅伝6区6位、全日本大学駅伝1区3位で、いずれもチームの4位に貢献している。 小林は大阪府出身で、関大北陽高時代には個人でインターハイ出場はなかったが、3年時の大阪府高校駅伝で4区区間賞を獲得して全国高校駅伝に出場。駒大では3年目から頭角を現すと、出雲駅伝で4区区間新(区間3位)、全日本大駅伝で2区区間新(区間5位)、箱根駅伝で7区区間5位と安定した走りを見せる。4年時には全日本大学駅伝と箱根駅伝の2冠達成に貢献した。 21年からNTT西日本へ進み、23年12月の日本選手権10000mでは27分28秒13(現・日本歴代10位)をマークして5位に食い込み、昨年6月の日本選手権5000mでも13分22秒17のベストで8位に入った。24年1月の全日本実業団対抗駅伝では3区区間賞でチームの7位入賞を牽引。プライベートでは1月下旬に女子マラソンの加世田梨花(ダイハツ)との結婚を発表し、3月末付でNTT西日本を退社していた。 砂田は兵庫県出身で、中3時に400mで全中優勝。姫路商高では400mハードルに挑戦したがインターハイには届かなかった。高卒でプレス工業に入部し、長距離に転向。同学年の三浦龍司(SUBARU)と同じ3000m障害にも挑戦すると、昨年は日本選手権で2位。7月のアジア選手権で銅メダルを獲得し、ブダペスト世界選手権にも出場した。秋にはアジア大会でも銅メダルを獲得している。プレス工業は昨年12月に退社していた。 また、堀越は主にパリ・パラリンピック1500m、5000m代表の唐澤剣也のガイドランナーを務めるという。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

NEWS 明大競走部2026年度合格者発表 インターハイ5000m競歩3位・井上隼太朗や1500m5位・小林環ら

2025.12.16

明大競走部2026年度合格者発表 インターハイ5000m競歩3位・井上隼太朗や1500m5位・小林環ら

明大競走部は12月16日、スポーツ特別入学試験合格者の男子15名を発表した。 インターハイ5000m競歩で3位に入った井上隼太朗(東京高3)、1500m5位の小林環(静岡東高3)、三段跳6位の宮崎悠真(十日町高3新潟)、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top