◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が初のトップ通過を果たした。2位・専大と8位・東京国際大が2大会ぶりに本戦に返り咲き、11位の東農大は1秒差の次点で涙を飲み、上位候補だった東海大が14位に沈む波乱もあった。
以下、レース後の予選通過10校の指揮官のコメントを紹介する。
1位 立教大 髙林祐介駅伝監督
「本戦の切符を取れたのが一番。初めてですしホッとしました。トップ通過についてはよく頑張ってくれた。シード権を目指すと学生たちが言っていて、そのためには予選会で上位で戦わないといけないと言っていたので、ようやくスタートラインに立てました。自分にとっても、選手にとっても結果が出て納得感はあります」
2位 専大 長谷川淳監督
「前回は落ちていて、また長い期間を空けると戻ってくるのが大変になるので、今年に懸ける思いは強かったです。ただ、去年は大敗したので、戦前は選手たちのメンタルが心配でした。今回は全体がスローだったので、うまく流れに乗れて走ることができました。手応えを持っていた後半はもとから上げていく作戦でした」
3位 山梨学大 大崎悟史駅伝監督
「みんなが頑張ったと思います。終盤良く踏ん張ってくれましたし、チームの2番目に1年生が入ってくれました。ホッとしましたね。選手たちが本当に頑張ってくれていて、その子たちを伸ばそうという一心でやっています。本戦はどう戦うかは白紙で、今日のところだけ喜んで、明日からまた頑張りたいです」
4位 日体大 玉城良二駅伝監督
「4位通過は良かったと思っています。もう少し通過はギリギリになると終盤は見ていました。集団走が割とばらけてしまい、後半崩れるのが例年よりも早かった。暑さにやられているのかと心配していました。チームの8、9番目を走っていた石川龍芽(4年)が17km過ぎで転倒しながらも、急に回復したかのようにラストスパートをしてくれました」
5位 中央学大 川崎勇二監督
「(吉田礼志は)留学生と行くと言っていたのですが、自分の判断で引いたので、結果的に良かったと思います。全体的にうちのペースが遅かったので、少し心配でした。ここ数年は後半にどんどん落ちていくパターンだったので、今年は15km以降を頑張るように指示をしていました。そのとおりやってくれて、後半である程度カバーができました」
6位 中大 藤原正和駅伝監督
「10位までに入れば全然OKだと話していました。選手は満足していないと思いますが、厳しい条件の中で走り抜いてくれただけで十分です。本来走らなければいけなかった選手が戻ってくると、戦力に厚みが出るので、全日本大学駅伝は3位以内、箱根本戦は総合3位以内、あるいは総合優勝への布石を打てるような戦いを残りの期間でやっていきたいです」
7位 日大 新雅弘駅伝監督
「ホッとしました。9~12番という感じで思っていたので、よく7番に入ってくれました。全員が総合力で頑張ってくれました。暑さに関してはもう我慢比べ。去年と比べたら力は弱いですが、選手が箱根に出たい気持ちが強かったです。本戦に向けては普段通りに練習して、シード争いをしたいと思っています」
8位 東京国際大 中村勇太ヘッドコーチ
「(リチャード・エティーリは)暑さは苦手にしていませんが、限界まで追い込むようなことはやってきていません。今年は痛みをこらえつつも、最後まで必死に走ってくれました。予選会をしっかり突破することに全力を注いできました。厳しい条件でしたが、学生たちの底力をしっかりと見れたので、本戦でもシード権を獲得したいと思います」
9位 神奈川大 中野剛駅伝監督
「よくもちこたえてくれました。みんな頑張ってくれたのですが、酒井健成(3年)が一番の殊勲で、ペースをコントロールしてくれました。チーム内10番でゴールした中野蒼心(3年)も3回吐いて大ピンチでしたが、結果が出たときは感想も何もない感じでした。良く耐えたなとしかありません」
10位 順大 長門俊介駅伝監督
「正直、ホッとしています。スタートから思うようにいかないレース展開で、走ってほしい主力も前半から乗れず、後ろの方も苦しんでいる感じでモヤモヤしたレースになりました。ただ、選手たちにはとにかく1秒が大事だということを言い続けてきました。その結果、最後はみんなが頑張ってくれました」
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