HOME 国内、世界陸上

2024.10.05

東京世界陸上アンバサダー就任 北口榛花「全身全霊で競技する陸上のお祭り」サニブラウン、橋岡、田中も想い
東京世界陸上アンバサダー就任 北口榛花「全身全霊で競技する陸上のお祭り」サニブラウン、橋岡、田中も想い

世界陸上のアンバサダーに就任した織田裕二さんと北口榛花ら

来年9月に行われる東京世界選手権のアスリートアンバサダーに、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、田中希実(New Balance)、橋岡優輝(富士通)、寺田明日香(ジャパンクリエイト)が就任。10月5日に国立競技場で就任会見に臨んだ(※寺田は欠席)。

東京大会スペシャルアンバサダーに就任した俳優の織田裕二さんとともに登壇した4人。女子やり投でブダペスト大会、そして今夏のパリ五輪で金メダルに輝いている北口は「日本国内はもちろん、海外の陸上ファンも国立競技場に足を運んでほしい」と話す。

広告の下にコンテンツが続きます

田中も「パリ五輪は予選から満員のスタジアムだったのが印象的でした」と大観衆に期待を寄せる。橋岡も「ヨーロッパは一体感がすごい」と言い、サニブラウンは「日本の方は静かに観戦するので、おとなしくしていられないような試合にしたい」と盛り上げる構えだ。

これまで世界選手権や五輪をなど世界大会を経験してきた4人にとって“世界陸上”とはどんな大会か。

田中は「子供の頃は最初にオリンピックという言葉が浮かぶと思いますが、私は高校の時に薄々世界を意思し始めたとき、あまのじゃくだったので世界陸上のほうが出てみたいと思いました」と言い、自身にとって「温かみがあって本当のスペシャリストが集まる魅力的な大会」であり「2年に一度のスパンで自分の成長を感じられる特別な大会。ともに歩んでくれる大会」だと言う。

北口は「陸上が好きな選手が陸上が好きなファンの前で全身全霊で競技する、陸上のお祭りのような大会。自分にとっては真剣勝負。他の国の選手もメダルが懸かっているので、自分もしっかりしなきゃという気持ちになれる大会の一つ」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます

橋岡は「オリンピックの中の陸上も花形ですが、世界陸上は陸上だけの祭典で最高の舞台。人生を捧げてきたものを表現する特別な大会です」と強い思いを持つ。

2015年北京大会で初出場し、これまで5大会連続で代表入りしているサニブラウンは「自分が一番『生きている』と感じられる生きている心地がする舞台。いつ振り返っても鳥肌が立つ」と特別な場所だと捉えている。

会見の前には4人でバトンをつなぐ『ドリームリレー』も披露。橋岡、田中、北口、サニブラウンとバトンをつなぐ豪華リレーで、北口は「(雨に)濡れたくないと想っていましたが、走ったら楽しかったです。ケガをしなくて良かった」と笑った。

日本陸上界が世界に誇るタレントが一堂に会し、スタンドは大興奮。「会場に足を運んでください」と呼びかけていた。

東京世界選手権は2025年9月13日から21日までの9日間、国立競技場をメイン会場に行われる。

来年9月に行われる東京世界選手権のアスリートアンバサダーに、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、田中希実(New Balance)、橋岡優輝(富士通)、寺田明日香(ジャパンクリエイト)が就任。10月5日に国立競技場で就任会見に臨んだ(※寺田は欠席)。 東京大会スペシャルアンバサダーに就任した俳優の織田裕二さんとともに登壇した4人。女子やり投でブダペスト大会、そして今夏のパリ五輪で金メダルに輝いている北口は「日本国内はもちろん、海外の陸上ファンも国立競技場に足を運んでほしい」と話す。 田中も「パリ五輪は予選から満員のスタジアムだったのが印象的でした」と大観衆に期待を寄せる。橋岡も「ヨーロッパは一体感がすごい」と言い、サニブラウンは「日本の方は静かに観戦するので、おとなしくしていられないような試合にしたい」と盛り上げる構えだ。 これまで世界選手権や五輪をなど世界大会を経験してきた4人にとって“世界陸上”とはどんな大会か。 田中は「子供の頃は最初にオリンピックという言葉が浮かぶと思いますが、私は高校の時に薄々世界を意思し始めたとき、あまのじゃくだったので世界陸上のほうが出てみたいと思いました」と言い、自身にとって「温かみがあって本当のスペシャリストが集まる魅力的な大会」であり「2年に一度のスパンで自分の成長を感じられる特別な大会。ともに歩んでくれる大会」だと言う。 北口は「陸上が好きな選手が陸上が好きなファンの前で全身全霊で競技する、陸上のお祭りのような大会。自分にとっては真剣勝負。他の国の選手もメダルが懸かっているので、自分もしっかりしなきゃという気持ちになれる大会の一つ」と語った。 橋岡は「オリンピックの中の陸上も花形ですが、世界陸上は陸上だけの祭典で最高の舞台。人生を捧げてきたものを表現する特別な大会です」と強い思いを持つ。 2015年北京大会で初出場し、これまで5大会連続で代表入りしているサニブラウンは「自分が一番『生きている』と感じられる生きている心地がする舞台。いつ振り返っても鳥肌が立つ」と特別な場所だと捉えている。 会見の前には4人でバトンをつなぐ『ドリームリレー』も披露。橋岡、田中、北口、サニブラウンとバトンをつなぐ豪華リレーで、北口は「(雨に)濡れたくないと想っていましたが、走ったら楽しかったです。ケガをしなくて良かった」と笑った。 日本陸上界が世界に誇るタレントが一堂に会し、スタンドは大興奮。「会場に足を運んでください」と呼びかけていた。 東京世界選手権は2025年9月13日から21日までの9日間、国立競技場をメイン会場に行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

NEWS SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。 […]

NEWS 名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

2025.12.30

名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]

NEWS 2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top