◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)4日目
日本インカレの4日目が行われ、男子学校対抗は82点を獲得した順大が4年連続32回目の総合優勝を飾った。
主将としてチームを引っ張った田中隆太郎は「先輩方からこの連覇を引き継いで“負けなしの世代”と呼ばれるように、と臨みました。取りこぼしもほとんどなく、むしろ予想以上の得点。全員で戦ったという証です」と胸を張った。
『龍飛鳳舞(りゅうびほうぶ)』をスローガンに掲げ、「3連覇の勢いを止めず、龍や鳳凰のように上昇していく」4日間とするべく、今大会を迎えた。
その口火を切ったのが、田中自身。2日目の走幅跳を7m77(+0.2)で優勝し、「チームに流れを作れたと思います」。
それをつなげたのが、各ブロックの主力選手たち。110mハードルの阿部竜希(3年)が13秒40(-2.1)で快勝すると、3000m障害では村尾雄己(3年)が8分34秒83で2連覇を達成した。
110mハードル泉谷駿介(現・住友電工)、村竹ラシッド(現・JAL)が積み重ねた連勝を「5」に伸ばし、3000m障害は塩尻和也(現・富士通)、三浦龍司(現・SUBARU)をはじめとした偉大な先輩たちの系譜をしっかりと継承する。
最終日の走高跳では原口颯太(2年)が自己ベストを4cm更新する2m27で制覇。「勝つべきところで勝ってくれた」(田中)と4種目を制して多種目優勝も達成した。さらに、トラック、フィールドともに総合2位と、「ランキング外からの入賞もありました」(田中)はチーム一丸を強調した。
先輩たちが築き上げた伝統と、強い先輩たちの背中を見てきた田中は、主将の重責に「部全体を背負うプレッシャーはありました」とその心境を吐露する。
だが、5月の関東インカレ1部でも35年ぶりの2連覇を達成し、「あそこがキーになりました」。チーム作りへの手応えをつかみ、「『勝って兜の緒を締める』というか、気合ややる気が入るきっかけになりました」と田中はうなずく。
「常勝軍団」の称号は「頼りがいのある後輩たち」(田中)に託された。今大会から創設された『優勝に最も貢献した選手』に送られるSMBC賞を受賞した阿部をはじめ「全員が戦える力を持っています。だから、楽しんで戦ってくれればいいですね」と語った主将は、チームメイトたちが作る歓喜の輪へと駆け出していった。
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