2024.08.22
日本陸連は来年5月に韓国・クミで開かれるアジア選手権の日本代表選考要項を発表している。
同大会は世界陸連(WA)の格付けで「GL」にランクされ、ダイヤモンドリーグに次ぐ高い順位ポイントが得られる。そのため、世界大会の出場資格の一つであるワールドランキングのポイント獲得のために重要な一戦。日本陸連の編成方針でも「東京2025世界選手権の参加資格取得および同大会での日本選手団の活躍を左右する重要な大会」と位置づけられ、同年の東京世界選手権で「メダル・入賞が期待される競技者、および本大会でメダル獲得が期待できる競技者を、戦略的に派遣する」としている。
エントリー人数は最大で1種目2名。10000m、5000m、3000m障害、混成競技は選考競技会を設定。その他の種目については選考競技会を設定しないとしている。10000mは来春に金栗記念と併催予定の第109回日本選手権10000m、5000mと3000m障害は金栗記念(日程は未定)が選考レースとなる。混成競技(男子十種競技、女子七種競技)は10月26、27日の中京大土曜競技会が選考対象となった。
その他の種目については、東京世界選手権の参加標準記録有効期間開始となった8月1日から来年3月31日までに同大会の参加標準記録を突破した選手の中から、25年4月第1週のワールドランキング(1ヵ国3名カウント)において、上位3つのパフォーマンスポイントの合計の大会競技者が最優先とされる。また、同ランキングにおいて、東京世界選手権のターゲットナンバー(出場枠)の120%に入る競技者も選考対象となる。5000m、10000m、3000m障害は東京世界選手権のターゲットナンバー120%に入るなかから、選考競技会優勝者が優先して選考される。
混成競技についてはターゲットナンバーの150%に入る競技者でワールドランキングの上位の競技者を優先。また、選考競技会で男子十種競技が7800点、女子七種競技が5900点を超えた選手も対象となる。リレー種目については「リレーの特性を考慮する」とした。また、男女の20km競歩については2月16日の第108回日本選手権を選考競技会とい、6位以内の中から「本大会で活躍が期待されると評価された競技者」としている。
アジア選手権は2年に一度開催される地区選手権。来年5月27日から31日までの日程で、韓国・クミで行われる。
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