2024.06.24
◇全米五輪選考会(6月21~30日/米国オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド)3日目
全米五輪選考会の3日目が行われ、男子100mはノア・ライルズが自己タイの9秒83(+0.4)で制し、この種目で初の五輪出場権を手にした。
前日の予選(9秒92/+0.4)、この日の準決勝(9秒80/+3.0)といずれも全体トップタイムで通過したライルズ。準決勝で突破者全員が9秒台をマークするというハイレベルの争いの中でも、決勝は盤石のスプリントを見せつけた。200mが本職ながら9秒87の自己新をマークしたケネス・ベドナレク、9秒88で3位だった22年オレゴン世界選手権100m王者のフレッド・カーリーらを抑え、2年連続の全米最速王者に君臨した。
昨年のブダペスト世界陸上では100m、200m、4×100mリレーの3冠、200mでは3連覇を達成し、世界のスプリントを牽引する存在に。だが、初挑戦だった21年の東京五輪は200mで3位にとどまっている。
8月のパリ五輪では、再び「3冠」に挑むことを公言。その最大の難所と言える100mで堂々たるレースでクリアし、目指す場所への階段を1つ上った。次は28日(日本時間29日)から始まる得意の200m。結果とともに世界歴代3位、全米記録でもある19秒31の自己ベストの更新なるか、そしてウサイン・ボルトの持つ世界記録19秒19にどこまで近づくか。世界の注目を集めそうだ。
【動画】世界一激しいトライアルレース 全米五輪選考会男子100mをチェック!
NEVER A DOUBT!
— NBC Sports (@NBCSports) June 24, 2024
Noah Lyes is headed to the #ParisOlympics in the 100m. #TrackFieldTrials24 pic.twitter.com/cmRKnL2A6e
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025