HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.02.12

【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~早大~菖蒲敦司「5位以内に届かなくて悔しい」石塚陽士「リベンジします」
【第100回箱根駅伝】出場全230人の証言~早大~菖蒲敦司「5位以内に届かなくて悔しい」石塚陽士「リベンジします」

2024年箱根駅伝2区の山口智規から3区の辻文哉への中継

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!

【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み

広告の下にコンテンツが続きます

●早大
総合7位(往路5位、復路10位)  10時間56分40秒
監督:花田勝彦

1区 間瀬田純平(2年) 区間12位
(1)上位争いに絡めず、流れを作れず、悔しい結果になりました。六郷橋がきつかったので、そこまでに余裕をもつことがポイントです。
(2)1月1日に朝早く起きて神社にお参りに行ったこと。
(3)「慌てずに前との差を詰めていこう」。第2集団から溢れてしまい、焦ってしまいそうになった時に声をかけてもらい、粘ることができました。
(4)来年は目立てるように頑張ります。

2区 山口智規(2年) 区間4位
(1)自分の走りには正直、自身も驚いています。チームは粘りのレースになりましたが、しっかりとシードが取れて良かったです。2区の攻略法は、権太坂の下りをうまく走ることです。
(2)ずっと緊張していました。
(3)「ワセダッワセダッ」ラスト300mの本当にしんどいところでリズムに乗せてくれました。
(4)来年度は学生トップ、日本トップとしっかり勝負できるように頑張ります。

3区 辻文哉(4年) 区間7位
(1)個人・チームともに出せる力は出せた駅伝でした。遊行寺の下りは周りのリズムに合わせました。
(2)花田さんに3区での目標を初めて聞かれた時に「62分40秒は切りたい」と答えていました(実際は62分39秒)。
(3「(ラスト3kmで)強気で行っていいよ」仕掛ける勇気をもらえたから。
(4)優勝してね~。

広告の下にコンテンツが続きます

4区 石塚陽士(3年) 区間13位
(1)何もすることができず、ただただ耐えるだけのレースになってしまいました。さまざまな面でチームメイトに本当に救われたと思います。小田原に入ってからの緩やかな上り坂がきついので、酒匂橋からの下り坂でリラックスした走りにしておくことがポイントです。
(2)実は1週間前に軽い捻挫をしていたこと。
(3)ラスト3km地点ほどで校歌を歌ってきたこと。まったく予想していなく、衝撃でした。
(4)リベンジします。

5区 工藤慎作(1年) 区間6位
(1)出雲・全日本の反省から余裕を持って上っていたので、まだタイムを短縮できそうです。早稲田の山問題は解決できました。上りに入った4km以降ずっときつく、攻略法はまだありません。
(2)里崎智也さんとX(旧Twitter)で相互フォローになったこと。
(3)「皆が工藤の走りに感動してるよ!」出雲・全日本とチームの足を引っ張っていましたが、しっかり走れているという実感が湧いたから。
(4)来年度は山の名探偵がさらに進化します。

6区 栁本匡哉(4年) 区間20位
(1)個人としては情けない走りになってしまい、チームのみんなに助けられました。シードを残せたのは良かったです。6区は上りから下りに入る時の切り替えが大切。
(2)一斉スタートのチームが多くて焦りました。
(3)言われたことはうろ覚えですが、グッとくるものがありました。
(4)来年は優勝期待しています!!

7区 諸冨湧(3年) 区間14位
(1)個人では今の自分ができるベストな走りができました。チームとしては、直前に主力のアクシデントがあった中で、シード権をしっかりと獲得できたので良かったです。9km~16kmまでのアップダウン、序盤で突っ込み過ぎないように意識しました。
(2)前日の19時に出走が決まったこと。
(3)「競技生活最後の3分だよ!(ラスト1km地点)」ラストのきついところで踏ん張れたから。
(4)総合優勝目指して頑張れ。

8区 伊福陽太(3年) 区間5位
(1)チームの結果としてはやはり満足できるものではありません。個人としても区間5位で最低限まとめることはでき、復路の流れを戻すことはできたものの力不足は否めないです。やはり遊行寺の坂以降がきつく、後半にどれだけ足を残せるかがカギだと思います。
(2)最後にタスキを落としてしまったこと。
(3)同期で駅伝主務の相川からの掛け声。彼もまた最初は選手でしたが、途中から裏方で頑張ってくれており、後ろにいたのが心強かったです。
(4)来年こそ強い早稲田を見せることができるように頑張りたいと思います。

9区 菖蒲敦司(4年) 区間11位
(1)5位以内を狙っていましたが、それに届かなくて悔しいです。しかし、直前の体調不良がありながらも何とかシード権を取れたのは良かったです。8kmからの下りでいかにスピードに乗れるかがポイント。15km過ぎてからは気持ちで粘る。
(2)親指の爪が全部はげました。
(3)沿道の声援が大き過ぎて聞こえなかったです。
(4)来年俺を解説者席に座らせてくれ!

10区 菅野雄太(3年) 区間5位
(1)個人としては今後につながるレースになりました。チームとしては万全ではない中ではうまくまとまられたと思いますが、今大会を教訓としてさらに上位を目指したいと思います。中盤、新八ツ山橋前のやや長い上りは、少し前から上りにかけて余力をもっていき、下り始めてから切り替えて、再度良いリズムに乗れるといいと思います。
(2)大手町で待ってもらう側なのにもかかわらず、チームメイトには「大手町で待ってます!」と声をかけてからレースに向かいました。誰もツッコんでくれなかったです。
(3)「ここからは第3楽章、Allegroで行こう」→きつくなり始めた頃に付近で言われ、クスッときて口角が上がったことで少し余裕を取り戻せました。
(4)来年度は最終学年となるので、4年間で身につけたスキルや得た教訓をフル活用して、集大成として勝ちにこだわります。

記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます! 【アンケート項目】 (1)大会を終えての感想、コースの攻略法など (2)今だから話せる裏話 (3)監督車からの声掛けで心の残ったもの (4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み ●早大 総合7位(往路5位、復路10位)  10時間56分40秒 監督:花田勝彦 1区 間瀬田純平(2年) 区間12位 (1)上位争いに絡めず、流れを作れず、悔しい結果になりました。六郷橋がきつかったので、そこまでに余裕をもつことがポイントです。 (2)1月1日に朝早く起きて神社にお参りに行ったこと。 (3)「慌てずに前との差を詰めていこう」。第2集団から溢れてしまい、焦ってしまいそうになった時に声をかけてもらい、粘ることができました。 (4)来年は目立てるように頑張ります。 2区 山口智規(2年) 区間4位 (1)自分の走りには正直、自身も驚いています。チームは粘りのレースになりましたが、しっかりとシードが取れて良かったです。2区の攻略法は、権太坂の下りをうまく走ることです。 (2)ずっと緊張していました。 (3)「ワセダッワセダッ」ラスト300mの本当にしんどいところでリズムに乗せてくれました。 (4)来年度は学生トップ、日本トップとしっかり勝負できるように頑張ります。 3区 辻文哉(4年) 区間7位 (1)個人・チームともに出せる力は出せた駅伝でした。遊行寺の下りは周りのリズムに合わせました。 (2)花田さんに3区での目標を初めて聞かれた時に「62分40秒は切りたい」と答えていました(実際は62分39秒)。 (3「(ラスト3kmで)強気で行っていいよ」仕掛ける勇気をもらえたから。 (4)優勝してね~。 4区 石塚陽士(3年) 区間13位 (1)何もすることができず、ただただ耐えるだけのレースになってしまいました。さまざまな面でチームメイトに本当に救われたと思います。小田原に入ってからの緩やかな上り坂がきついので、酒匂橋からの下り坂でリラックスした走りにしておくことがポイントです。 (2)実は1週間前に軽い捻挫をしていたこと。 (3)ラスト3km地点ほどで校歌を歌ってきたこと。まったく予想していなく、衝撃でした。 (4)リベンジします。 5区 工藤慎作(1年) 区間6位 (1)出雲・全日本の反省から余裕を持って上っていたので、まだタイムを短縮できそうです。早稲田の山問題は解決できました。上りに入った4km以降ずっときつく、攻略法はまだありません。 (2)里崎智也さんとX(旧Twitter)で相互フォローになったこと。 (3)「皆が工藤の走りに感動してるよ!」出雲・全日本とチームの足を引っ張っていましたが、しっかり走れているという実感が湧いたから。 (4)来年度は山の名探偵がさらに進化します。 6区 栁本匡哉(4年) 区間20位 (1)個人としては情けない走りになってしまい、チームのみんなに助けられました。シードを残せたのは良かったです。6区は上りから下りに入る時の切り替えが大切。 (2)一斉スタートのチームが多くて焦りました。 (3)言われたことはうろ覚えですが、グッとくるものがありました。 (4)来年は優勝期待しています!! 7区 諸冨湧(3年) 区間14位 (1)個人では今の自分ができるベストな走りができました。チームとしては、直前に主力のアクシデントがあった中で、シード権をしっかりと獲得できたので良かったです。9km~16kmまでのアップダウン、序盤で突っ込み過ぎないように意識しました。 (2)前日の19時に出走が決まったこと。 (3)「競技生活最後の3分だよ!(ラスト1km地点)」ラストのきついところで踏ん張れたから。 (4)総合優勝目指して頑張れ。 8区 伊福陽太(3年) 区間5位 (1)チームの結果としてはやはり満足できるものではありません。個人としても区間5位で最低限まとめることはでき、復路の流れを戻すことはできたものの力不足は否めないです。やはり遊行寺の坂以降がきつく、後半にどれだけ足を残せるかがカギだと思います。 (2)最後にタスキを落としてしまったこと。 (3)同期で駅伝主務の相川からの掛け声。彼もまた最初は選手でしたが、途中から裏方で頑張ってくれており、後ろにいたのが心強かったです。 (4)来年こそ強い早稲田を見せることができるように頑張りたいと思います。 9区 菖蒲敦司(4年) 区間11位 (1)5位以内を狙っていましたが、それに届かなくて悔しいです。しかし、直前の体調不良がありながらも何とかシード権を取れたのは良かったです。8kmからの下りでいかにスピードに乗れるかがポイント。15km過ぎてからは気持ちで粘る。 (2)親指の爪が全部はげました。 (3)沿道の声援が大き過ぎて聞こえなかったです。 (4)来年俺を解説者席に座らせてくれ! 10区 菅野雄太(3年) 区間5位 (1)個人としては今後につながるレースになりました。チームとしては万全ではない中ではうまくまとまられたと思いますが、今大会を教訓としてさらに上位を目指したいと思います。中盤、新八ツ山橋前のやや長い上りは、少し前から上りにかけて余力をもっていき、下り始めてから切り替えて、再度良いリズムに乗れるといいと思います。 (2)大手町で待ってもらう側なのにもかかわらず、チームメイトには「大手町で待ってます!」と声をかけてからレースに向かいました。誰もツッコんでくれなかったです。 (3)「ここからは第3楽章、Allegroで行こう」→きつくなり始めた頃に付近で言われ、クスッときて口角が上がったことで少し余裕を取り戻せました。 (4)来年度は最終学年となるので、4年間で身につけたスキルや得た教訓をフル活用して、集大成として勝ちにこだわります。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価

愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]

NEWS 砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道

2025.06.16

砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道

広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]

NEWS 古賀ジェレミーが110mH13秒45の高校新記録! 「もう少し上げられる自信がついた」/IH南関東

2025.06.16

古賀ジェレミーが110mH13秒45の高校新記録! 「もう少し上げられる自信がついた」/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル決勝で古賀ジ […]

NEWS 100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

2025.06.16

100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]

NEWS 110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

2025.06.16

110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル決勝で古賀ジ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top