HOME 世界陸上、海外

2023.08.25

女子400mHフェムケ・ボルがついに金メダル獲得!「リレーの失敗もみんなが励ましてくれた」/世界陸上
女子400mHフェムケ・ボルがついに金メダル獲得!「リレーの失敗もみんなが励ましてくれた」/世界陸上

400mHのボル(23年世界選手権)

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)6日目

ブダペスト世界陸上6日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子400mハードルではフェムケ・ボル(オランダ)がパフォーマンス世界歴代8位の51秒70で優勝。2位に1秒以上の大差をつける圧勝で、悲願の金メダルを手にした。

この種目の東京五輪、オレゴン世界選手権金メダリストで世界記録保持者のシドニー・マクラフリン・レブロン(米国)が400mに移行したうえに、ケガで世界選手権出場を回避するなか、ボルは7月に世界歴代2位となる51秒45をマークし、優勝候補の筆頭に立っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

今季は2月に室内の400mで49秒26の室内世界記録を樹立するなど、スピードを磨いていたボル。今大会初日での男女混合4×400mリレーでもオランダの4走を務めトップを快走していたが、フィニッシュ手前わずか5mのところで転倒し、途中棄権となっていた。

「私がバトンを持ったとき、多くの人が簡単に金メダルが取れると思ったと思うけど、取れなかった。だから、私は強くなる必要があると思ったし、自分のレースを実行する必要があった」と並々ならぬ決意で400mハードルに臨んでいた。

レースでは「これまでで一番の入りだった」というほどの飛び出しを見せ、後半の200mもスピードの減速を最小限に抑える。他のライバルが残りの直線で苦しい表情を見せる一方、ボルだけは笑顔でのフィニッシュを迎えた。

「リレーでの失敗はなかなか忘れることはできなかったが、チームメイトがはげましてくれた。やり遂げる強さを感じたし、ここブダペストでのレースを本当に楽しんでいます」を笑って応えた新女王。

まだ23歳だが、これで21年の東京五輪銅メダル、22年世界選手権銀メダルに続き、個人で3つ目のメダルを獲得。次は来年のパリ五輪で再びの頂点を目指す。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)6日目 ブダペスト世界陸上6日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子400mハードルではフェムケ・ボル(オランダ)がパフォーマンス世界歴代8位の51秒70で優勝。2位に1秒以上の大差をつける圧勝で、悲願の金メダルを手にした。 この種目の東京五輪、オレゴン世界選手権金メダリストで世界記録保持者のシドニー・マクラフリン・レブロン(米国)が400mに移行したうえに、ケガで世界選手権出場を回避するなか、ボルは7月に世界歴代2位となる51秒45をマークし、優勝候補の筆頭に立っていた。 今季は2月に室内の400mで49秒26の室内世界記録を樹立するなど、スピードを磨いていたボル。今大会初日での男女混合4×400mリレーでもオランダの4走を務めトップを快走していたが、フィニッシュ手前わずか5mのところで転倒し、途中棄権となっていた。 「私がバトンを持ったとき、多くの人が簡単に金メダルが取れると思ったと思うけど、取れなかった。だから、私は強くなる必要があると思ったし、自分のレースを実行する必要があった」と並々ならぬ決意で400mハードルに臨んでいた。 レースでは「これまでで一番の入りだった」というほどの飛び出しを見せ、後半の200mもスピードの減速を最小限に抑える。他のライバルが残りの直線で苦しい表情を見せる一方、ボルだけは笑顔でのフィニッシュを迎えた。 「リレーでの失敗はなかなか忘れることはできなかったが、チームメイトがはげましてくれた。やり遂げる強さを感じたし、ここブダペストでのレースを本当に楽しんでいます」を笑って応えた新女王。 まだ23歳だが、これで21年の東京五輪銅メダル、22年世界選手権銀メダルに続き、個人で3つ目のメダルを獲得。次は来年のパリ五輪で再びの頂点を目指す。

【動画】2位に1秒差をつける圧勝!新女王に輝いた女子400mHボルの走りをチェック!

【動画】インタビューアーに茶目っ気たっぷりに金メダルを見せびらかしたボル

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.02

國學院大は3区・野中恒亨ら3人変更! 駒大、青学大、創価大など有力校も入れ替え 最終エントリー発表/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【テキスト速報】第57回全日本大学駅伝

2025.11.02

【テキスト速報】第57回全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) ※タイム、距離地点は速報値 1区名古屋市熱田区~名古屋市港区(9.5km)

NEWS 【大会結果】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日)

2025.11.02

【大会結果】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日)

【大会成績】第57回全日本大学駅伝(2025年11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) ●区間賞 1区(9.5km) 2区(11.1km) 3区(11.9km) 4区(11.8km) 5区(12 […]

NEWS 九州学院2時間5分09秒の大会新で3連覇  女子は千原台が主導権握り2年連続V/熊本県高校駅伝

2025.11.02

九州学院2時間5分09秒の大会新で3連覇 女子は千原台が主導権握り2年連続V/熊本県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた熊本県高校駅伝が11月1日、熊本市のえがお健康スタジアム付設高体連駅伝コースで行われ、男子(7区間42.195km)は九州学院が大会記録を16年ぶりに1秒更新する2時間5分09秒で3年連続39 […]

NEWS 智辯カレッジが男女ともに圧巻のレース いずれもオール区間賞で9連覇/奈良県高校駅伝

2025.11.02

智辯カレッジが男女ともに圧巻のレース いずれもオール区間賞で9連覇/奈良県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた奈良県高校駅伝が11月1日、橿原市の県立橿原公苑陸上競技場外周コースで行われ、智辯カレッジが男女そろってオール区間賞で制した。タイムは男子(7区間42.195Km)が2時間6分37秒、女子(5 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top