2023.06.01
パリ五輪マラソン代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の参加資格獲得期限が5月31日に締め切りを迎え、出場権の獲得者が確定した。
MGCは東京五輪の代表選考会として発足した選考方式で、今回が2回目。上位2名がパリ五輪代表に内定する。今大会の参加資格は2021年11月以降のジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズの対象大会で出場記録・順位をクリアした選手に加え、海外などを含めた対象レースにおける「ワイルドカード」でも出場権を獲得できる条件が設定されていた。
前回のMGCでは15人が出場権を獲得した女子は、男子同様に2倍近い29人が出場の権利を手にした。
東京五輪に出場した一山麻緒(資生堂)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、前田穂南(天満屋)は、そろって2大会連続でMGC出場へ。昨年のオレゴン世界選手権9位の松田瑞生(ダイハツ)は22年の大阪国際女子マラソンで条件をクリアしている。
東京五輪では10000mで出場した安藤友香(ワコール)は、岩出玲亜(デンソー)とともに2大会連続のMGC出場を目指す。
このほか、昨年の海外マラソンで好走した細田あい(エディオン)と加世田梨花(ダイハツ)や、2月の大阪マラソンで日本人トップとなった渡邉桃子(天満屋)は初の挑戦となる。
また、今年1月のヒューストンマラソンで日本歴代2位の2時間19分24秒をマークした新谷仁美(積水化学)も出場資格を持つが、9月のベルリマラソンへの出場を明言しており、MGCを見送る意向を示している。
MGCは10月15日に国立競技場発着とするコースで行われ、女子は午前8時10分にスタートする。
女子のMGC出場権獲得者をチェック!
名前 | 出場回数 | 所属 |
松田瑞生 | 2回目 | ダイハツ |
上杉真穂 | 初出場 | スターツ |
松下菜摘 | 初出場 | 天満屋 |
谷本観月 | 2回目* | 天満屋 |
阿部有香里 | 初出場 | 京セラ |
佐藤早也伽 | 初出場 | 積水化学 |
一山麻緒 | 2回目 | 資生堂 |
新谷仁美 | 初出場 | 積水化学 |
森田香織 | 初出場 | パナソニック |
安藤友香 | 2回目 | ワコール |
細田あい | 初出場 | エディオン |
鈴木優花 | 初出場 | 第一生命グループ |
福良郁美 | 初出場 | 大塚製薬 |
太田琴菜 | 初出場 | 日本郵政グループ |
竹本香奈子 | 初出場 | ダイハツ |
岩出玲亜 | 2回目 | デンソー |
川内理江 | 初出場 | 大塚製薬 |
和久夢来 | 初出場 | ユニバーサルエンターテインメント |
山口遥 | 初出場 | AC・KITA |
加世田梨花 | 初出場 | ダイハツ |
鈴木亜由子 | 2回目 | 日本郵政グループ |
大西ひかり | 初出場 | 日本郵政グループ |
吉川侑美 | 初出場 | ユニクロ |
前田彩里 | 2回目 | ダイハツ |
池田千晴 | 初出場 | 日立 |
大東優奈 | 初出場 | 天満屋 |
渡邉桃子 | 初出場 | 天満屋 |
市田美咲 | 初出場 | エディオン |
前田穂南 | 2回目 | 天満屋 |
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.27
20㎞競歩・吉川絢斗が日本勢「メダル第1号」!1時間20分45秒で銀「いい経験になりました」/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)1日目 2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、オープニング種目となった男子20km競歩で吉川絢斗(サンベルクス)が2位を占め、日本勢のメダル第1号となる銀メダルに輝いた。 […]
2025.05.27
鈴木芽吹 初代表10000m殊勲の2位も「情けなかった」世界陸上への道険しく/アジア選手権
◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)1日目 2年に一度開かれるアジア選手権の1日目に行われた男子10000mはガルビア・シン(インド)が28分38秒63で金メダルを獲得し、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が銀メダ […]
2025.05.27
前田さくらが200mで24秒14の県新記録 松尾凜歩は両リレー含む3冠 山田巧は200m&4×100mRで2冠/IH鳥取県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 鳥取県大会は5月24日~26日の3日間、鳥取市のヤマタスポーツパーク競技場で行われた。 女子200m […]
2025.05.27
大垣尊良が砲丸投高校歴代5位の18m08 北海道栄4継40秒68 大森悠斗が走幅跳7m33/IH北海道各支部大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。北海道では、6月の北海道地区大会の予選となる10支部(函館・小樽・室蘭・札幌・空知・旭川・名寄・十勝・ […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析