◇第71回兵庫リレーカーニバル(4月22日~23日/兵庫・神戸総合)
4月上旬に11年ぶり日本新の4m41に成功した諸田実咲(アットホーム)ら日本トップボウルターが数多く出場したグランプリ女子棒高跳は、4m03の屋外自己新を跳んだ柳川美空(前橋育英高3群馬)がシニア勢を抑える殊勲の優勝を飾った。
最初の高さとなった3m63、3m83をともに1回でクリア。3m93は向かい風の影響などもあり2回目となったが、屋外ベストを2cm上回る4m03も一発で越えた。シニア勢が次々とバーを落とすなか、「3月に室内で4m10を跳んで以降、練習でも安定して4m以上を跳べていました。助走が安定してきたことが大きいです」と話すように、安定した跳躍が光った。
自己新となる4m13は惜しくもクリアならず。 「日本学生個人選手権で学生の方々がベストを更新されていたので、私も跳んでおきたかった」と悔しがる。だが、「(4m13から使った)13.7フィート・150ポンドのポールがようやく使えるようになってきました。今日も(踏み切りで)あとひと入りできればクリアできた」と手応えをつかんだ様子だ。
南橘中時代には3m90の中学最高記録を作り、高1初の4mジャンパーにもなるなど、世代をリードしてきた選手。高校ラストイヤーに向けては、「昨年はインターハイ前に左脚の甲を疲労骨折して納得のいくシーズンではありませんでした。最終学年の今年は、お世話になっているコーチに恩返しするためにも高校記録(4m16)を更新して、インターハイで優勝することが一番の目標です」と力強く話した。
シニア勢は、日本記録保持者・諸田は最初の高さに選んだ4m03が跳べずに記録なしで、4m23からスタートした竜田夏苗(ニッパツ)も3回失敗。大会記録(4m33)を持つ那須眞由(KAGOTANI)も3m93ながら2位に入ったのが最高だった。
文/花木 雫
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
