2023.04.22
◇第71回兵庫リレーカーニバル(4月22日~23日/兵庫・神戸総合)
グランプリ女子10000mは、8800m手前で日本人3人の集団から抜け出した21歳の兼友良夏(京セラ)が32分30秒56の自己新で日本人トップの3位と力走した。
金栗記念の5000mで15分39秒91の自己新をマークしていた兼友。冬季に取り組んできたという基礎体力強化の成果を発揮した。「できれば32分30秒の日本選手権の標準を切っておきたかった」と話すように序盤から積極的なレースを展開。「後半うまく切り替えられた」と、最後は実業団の外国人勢に迫り3位でフィニッシュした。
広島・市沼田高出身。高校時代は全国大会の経験はなかったが、京セラに入社後、着実に力をつけてきた。身長141cmと小柄だが、その身体を存分に使って、全日本実業団対抗女子駅伝や都道府県対抗駅伝では1区を務めている。
僅かに目標には届かなったものの、「春先から5000m、10000mともにベストを更新できるなど幸先の良いスタートが切れた。次の延岡(ゴールデンゲームズinのべおか/5月4日)では5000mでさらにベストを更新して日本選手権出場を確実にしたい」と笑顔で話した。
文/花木 雫
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025