2023.04.09
女子棒高跳の前日本記録保持者で、12年ロンドン五輪代表の我孫子智美さんが自身のSNSを更新し、現役時代から所属してきた公益財団法人滋賀レイクスターズを3月末で退職したことと、4月1日よりエール株式会社所属として「安田式アスリート研究員」として活動をスタートさせたことを報告した。
我孫子さんは滋賀県出身の35歳。光泉中時代に走高跳の選手で、光泉高から棒高跳を始めた。高校時代は当時歴代2位となる4m00をクリア。同志社大に進学すると、日本インカレ4連覇。3年時には日本選手権初優勝を飾った。
大学卒業後、しばらくはアルバイトをしながら競技を続けてきたが、10年7月から滋賀レイクスターズに「拾ってもらった」。11年アジア大会で銅メダルを獲得すると、12年の日本選手権で4m40の日本記録を作って3連覇。同年のロンドン五輪にも出場し、4m25を跳んでいる。この日本記録は今年4月に諸田実咲(アットホーム)が破るまで11年間残った。その後はケガなどに苦しみ、2021年3月に現役を引退。スタッフとして活動していた。
4月から携わる「安田式体育遊び」とは、安田祐治氏が考案した幼少期の発育プログラムで、現役時代から縁があり、プログラムや考え方に共感していたという。今後も陸上教室や講演会などの活動は継続していく。
我孫子さんは日本記録を更新されたことについて「うれしかった」「まだまだ跳べそう。みんな頑張って」とエールを送っている。
SNSで「安田式アスリート研究員」として活動していくことを発表!
この投稿をInstagramで見る
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会