HOME 国内

2023.03.30

中距離・筑波大院の薄田健太郎DeNA加入!800m日本ランクトップ、TWOLAPS拠点に活動
中距離・筑波大院の薄田健太郎DeNA加入!800m日本ランクトップ、TWOLAPS拠点に活動

薄田健太郎

DeNAアスレティックスエリートは、4月1日付で男子中距離の薄田健太郎(筑波大院)から加入することを発表した。

薄田は神奈川県出身で、神奈川・希望ヶ丘高から筑波大、同大学院と進学した。高3時にインターハイ800mで8位入賞、国体7位入賞と活躍。筑波大時代も日本インカレ入賞など安定した力を見せ、2020年には日本選手権で5位に入った。

大学院でさらに成長し、昨年は日本歴代5位、学生歴代5位となる1分46秒17をマークして日本ランキングトップ。日本選手権でも2位と躍進した。2月のアジア室内選手権でも決勝に残って6位入賞している。また、1000mでは2分18秒69の日本新記録を持つ。当初は学生で競技を終えることも視野に入れていたが結果が出たことで競技継続を決意した。

薄田は同社を通じ、「自分自身の競技を突き詰める中で中距離走の魅力を伝えることはもちろんのこと、ランニングを通して人々の活動が豊かになるような手助けをする中で、皆様に応援されるようなアスリートを目指していきたいです。今後はオリンピック・世界選手権での決勝進出と日本記録更新が目標」と意気込みをコメントしている。薄田は800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表・コーチを務めるTWOLAPS TCを練習拠点とする見込み。

DeNAには同じく男子中距離の館澤亨次が所属している。

次ページ DeNA所属が決定!薄田健太郎のコメント全文

広告の下にコンテンツが続きます
DeNAアスレティックスエリートは、4月1日付で男子中距離の薄田健太郎(筑波大院)から加入することを発表した。 薄田は神奈川県出身で、神奈川・希望ヶ丘高から筑波大、同大学院と進学した。高3時にインターハイ800mで8位入賞、国体7位入賞と活躍。筑波大時代も日本インカレ入賞など安定した力を見せ、2020年には日本選手権で5位に入った。 大学院でさらに成長し、昨年は日本歴代5位、学生歴代5位となる1分46秒17をマークして日本ランキングトップ。日本選手権でも2位と躍進した。2月のアジア室内選手権でも決勝に残って6位入賞している。また、1000mでは2分18秒69の日本新記録を持つ。当初は学生で競技を終えることも視野に入れていたが結果が出たことで競技継続を決意した。 薄田は同社を通じ、「自分自身の競技を突き詰める中で中距離走の魅力を伝えることはもちろんのこと、ランニングを通して人々の活動が豊かになるような手助けをする中で、皆様に応援されるようなアスリートを目指していきたいです。今後はオリンピック・世界選手権での決勝進出と日本記録更新が目標」と意気込みをコメントしている。薄田は800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表・コーチを務めるTWOLAPS TCを練習拠点とする見込み。 DeNAには同じく男子中距離の館澤亨次が所属している。 次ページ DeNA所属が決定!薄田健太郎のコメント全文

DeNA所属が決定!薄田健太郎のコメント全文

私の地元である横浜をはじめとして、神奈川県全域で幅広くスポーツ事業を展開しているDeNAに加入できることを非常に嬉しく思います。 陸上競技の中距離走は日本ではあまり馴染みのない競技ですが、ヨーロッパなどではたくさんの方々から愛されている国民的な競技です。私の大好きな中距離走を日本でも愛される競技にできるように精一杯頑張っていきたいです。そのために、自分自身の競技を突き詰める中で中距離走の魅力を伝えることはもちろんのこと、ランニングを通して人々の活動が豊かになるような手助けをする中で、皆様に応援されるようなアスリートを目指していきたいです。 今後はオリンピック・世界選手権での決勝進出と日本記録更新を目標に据えつつ、「日本人は中距離走で世界と戦えない」というイメージを、自分の走りで払拭したいと思います。 また、DeNAでは競技のみならず、スポーツビジネスにも携わらせていただきます。その中で、陸上競技がビジネスとして成り立つようなシステムを作ることが大きな目標です。DeNAでは野球をはじめとして、ランニング以外のスポーツビジネスで大きな成果をあげています。それらの知見やリソースを最大限に活かしながら、陸上競技をエンターテインメントとして魅力あるスポーツにする挑戦をしていきたいです。

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.19

インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感

広島インターハイ(7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島=広島広域公園陸上競技場)を目指し、各地で都府県大会が行われている。 ここまで関東8都県と岐阜が終了し、今週以降はさらに大会が集中する。この1週間の […]

NEWS 【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

2025.05.19

【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

5月17日に三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢・陸上競技場で行われた第2回南勢記録会の中学男子110mハードルで、中学2年生の木村立樹(桜浜中)が中2歴代5位となる14秒29(+1.8)をマークした。 木村は昨年9 […]

NEWS 【選手名鑑】大坂谷 明里

2025.05.19

【選手名鑑】大坂谷 明里

大坂谷 明里 OSAKAYA AKARI SNS: 愛媛競技力本部 2002年4月10日 小野中(兵庫)→社高(兵庫)→園田学園女大 棒高跳:4.20(25年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト】 棒高跳 […]

NEWS ユニクロ・大島健太コーチが5月末で退任 プリンセス駅伝1位通過にも貢献

2025.05.19

ユニクロ・大島健太コーチが5月末で退任 プリンセス駅伝1位通過にも貢献

5月19日、ユニクロは大島健太コーチが5月末をもって退任、退職することを発表した。 大島氏は45歳。現役時代は高知国体5000mで優勝したほか、04年には世界クロスカントリー選手権に日本代表として出場。マラソン、駅伝でも […]

NEWS 【選手名鑑】竹内 真弥

2025.05.19

【選手名鑑】竹内 真弥

竹内 真弥 TAKEUCHI MAYA SNS: ミズノ 1998年10月9日 長瀬中(大阪)→摂津高(大阪)→日女体大 走幅跳:6.49(24年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト】 走幅跳 12年(中 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析